あっちではモブだった僕だけど異世界ではモテモテ勇者になれちゃうかも?!
皆様、わたしのお話にお立ちより頂き、ありがとうございます。
このたび、新しいお話の投稿を始めました。
新しいお話は「高校生でひとり暮らしって意外に○○?」というタイトルで、ラブコメっぽいお話になっていく予定です。
もし、よろしければこちらも読んで頂けるとうれしいです!!
まだ投稿を始めたばかりなのですが、どうぞよろしくお願いします!!!
~異なる世界~
僕はユウト18歳、いま異世界で人間界から流れてきた一部の魂(邪魂)を狩っている。
狩っているというと、強そうな勇者を想像すると思うけど、僕は普通の男子高校生・・だった、でもなぜか狩りをするために異世界に呼ばれちゃったんだよね。
今も仲間と協力して狩る相手である邪魂を追い込んだところ。
今回の邪魂はそれほど手強くない、まぁ普通の邪魂。
「ユウト、しっかりヤツの動きを抑えてっ!!」
「うっ、うん!大丈夫ッ!! がっちりホールドしてるっ!」
「アル! そっちは任せたわよッ!!」
「うん!タミーこっちはばっちりだよ!」
「よしっ! では、縛身神術ッ!」
ピシッ (縛身神術の発動音)
僕は巫神エレーナからもらった神術を発動させて邪魂の動きを封じた。
縛身神術とは数人で邪魂を包囲して包囲の外へ出られないようにする神術のこと。
僕とタミー、アルの3人が縛身神術を通して邪魂の動きを封じている。
ギィ~ッ (邪魂の唸り声)
「変な唸り声してる、苦しそうだけど、これもお仕事なので我慢してね」
「エレーナ! 頼むっ!」
「はい、ここからは私が引き継ぎます」
巫神エレーナは僕たちが地上で邪魂の動きを抑えたところで空中から邪魂を冥府へおくる詠唱をはじめた。
「#~=)00&#&%!#7-”#&」(エレーナの詠唱 文字化不可能)
すると僕たちの作った縛身神術のバリアのようなモノにエレーナの出した結界のようなモノが重なって徐々に邪魂に迫っていき、最後は邪魂と共に小さくなって消えた。
キュィ~ン・・フッ
「ふぅ~、終わったぁ~」
「今回の邪魂は弱っちいヤツだったね」
「うん、あまり怨念や心残りが無かったのかも」
「お仕事完了! お疲れ様~」
「アル、今夜も美味しいもの食べようね、ウフ」
アルとタミーは一仕事終わるとすぐに気持ちを切り替えられるらしい、いい性格してるよなぁ・・。
「あぁ、ユウトはどうする? 私たちと一緒に夕食しない?」
「う~ん、エレーナはどうする?」
「私は、ここの支宮に報告に行ってきます」
巫神であるエレーナは邪魂を冥府へ送ったりすると、その地区の支宮と呼ばれる場所へ報告へ行くことになってる。
支宮というのは、この世界に災いをもたらす邪魂などを駆除/排除するための機関の支店みたいなところ、本部は別にあるようだけど、僕はまだ行ったことはない。
「そう・・じゃあ僕は・・」
「はい! ユウトも私たちと来るんです!!」
「えぇ~!?」
「エレーナ、それじゃ私たちは町に行ってるから、気が向いたら来てよ」
僕はアルとタミーに無理矢理に食事に連れてかれた・・
「異世界」この言葉は一部の人にはなじみ深い言葉だろう、アニメや小説・映画とかに登場するフィクションやファンタジーの中の別世界を指す言葉だ、でもまさか実際にあって自分がそこに来ることになるとは、マジに1ミリも想像してなかった!
なんで僕が異世界に来たのかってのは自分でもよくわからなかった。
僕は自分が交通事故に合ったのはうっすら覚えてる、その結果僕の肉体は人間界で昏睡状態になってしまってるらしい。
昏睡状態とは見方によっては生きてもいないし、死んでもいない、要するに中途半端な状態って言えなくもない、でもそれと異世界とはぜんぜんつながらないと思うんだけど、なんでかわからないけどそんな僕の中途半端な状態がちょうど異世界の需要にマッチしたらしい・・
ちょうどいいから僕のいるこの異世界のことを説明するね。
まず、仲間の紹介から。
僕のパーティは総勢4人、そのうち男子は僕だけ、だから自然と女子優先のパーティとなってる。
そんなメンバー紹介、まずエレーナ、巫神と呼ばれるパーティの中心的存在、巫女さんみたいな名前だけど、その力は強大でとても巫女さんなんてレベルじゃない、いろんな神術という術を持ってる、次にエルフのタミー、タミーはエルフなので耳が独特だからすぐ判る、タミーもエレーナのようにエルフ特有の術を操って邪魂退治に無くてはならない存在、そして最後はアル、アルはキャットピープルだから頭から耳がピョコンと生えてる?まぁその見た目が妙に可愛い、しかし、その身体能力は見た目とは裏腹に驚くほどの俊敏さを見せる、さすがキャットピープルって感じ。
この異世界はアルのようなキャットピープルやタミーみたいなエルフなど他種多様な種が混じってる世界、人間界のアジア系やアフリカ系・アングロサクソンなどかいるのと同じと思ってほしい、僕はまだこの世界のすべての種を把握していない、それくらい他種が住んでるってことと理解してくれると嬉しい、普通の人々は平穏に暮らしてるんだけど、僕やエレーナは違ってて、さっきのような「邪魂」と呼ばれる元人間の魂が実体化したヤツを狩っている。
その邪魂というのは人間が死んだら、普通はその魂はあの世(ここでは冥府と呼ぶらしい)へ行くらしいんだけど、ごく一部の強い怨念や執念、生への執着がある魂の場合、まれにこっちの世界に来ちゃうらしい、そんな困った魂がこっちの世界に来ると、こっちの世界でいろいろ悪さをするので、こっちの世界から追い出さなきゃならないんだけど、まぁそういった魂ったらなかなか凶悪っだりするので付いた名前が「邪魂」(じゃこん)
邪魂とはピッタリな名前だと思う、邪とは邪魔の邪でもあるし、よっぽど嫌われてるんだろうと想像できちゃう・・
そんで僕はそんな邪魂を見つけて冥府へ送る仕事をタミー、アル、そして巫神エレーナと一緒にやってるわけ。
でもって、その邪魂を見つける能力を持つのが僕みたいな中途半端な状態の人間だけで、その状態になった僕はさっそくこっちの世界に召喚されたっぽい。
まぁ僕としてはとんだとばっちりという感じっぽいんだけど、まさかゲームとかアニメとかに出てくる異世界がホントにあるなんて超びっくり!
僕は人間界ではまったく特技とかない、いたって普通の高校生でテレビのアイドルやスポーツ界で注目されてるアスリートとかを羨望の目で見てた底辺男子だったんだけど、それが一転、異世界では邪魂を見つけるのに無くてはならない存在になってる、ある意味希少価値?!
自分の価値ってどこに眠ってるかホント判らないよ、まぁ今回は異世界ってかなり癖強なシチュエーションなんだけど、人間界で底辺やってるよりマシかもって思って、エレーナやアル・タミーと一緒に頑張ってみてるって感じ^^
以上、今、僕のいる異世界についてのざっくりな説明、終わり!^^
次に続くよ!!
はじめまして、作者の和泉まやです。
読んで下さった皆様、ありがとうございます、わたしの初めてのストーリー、いかがでしたでしょうか?
エレーナ、タミー、アル、そしてちょっと頼りない感じのユウト君の異世界ストーリー、
まだ始まったばかりですし、文章も拙いですが、面白いと思ってもらえるとうれしいです!
あっ、まだ一話だけじゃ面白いかわからないですよね(笑)
はじまったばかりですけど、できるだけ頻繁に更新していこうと思ってますので、今後ともよろしくお願いします。
また、感想なども頂けると、うれしいです。
(あっ、ネガティブ感想のほうはあまり厳しくないソフトな感じでお願いします )
どうぞよろしくお願いします! ^^