第18話 エピローグ
あれから、調査団は順調にダンジョンをクリアしているそうだ。
僕も家具を作って、毎日楽しく暮らしている。
その間に、戦いに使えそうな他の家具も作った。
クマのぬいぐるみゴーレムなんかがそのうちの自信作だ。
これを使えば、少人数でも軍隊のように戦える。
ほかにもバフオルガンなんてものもある。
これを使えば、味方のステータスを底上げすることができるんだ。
◇
あの後、調査団から連絡があった。
どうやら調査が難航しているらしい。
思ったよりも敵が強かったようだ。
それに、ブキラ派の兵士たちがブキラの武器を使って、統率を乱したりなんかもしたようだ。
僕はみんなのピンチに、空飛ぶじゅうたんで駆け付けた。
そして攻撃力9999のシャンデリアを投げつけて、ボスを倒したりした。
それによって、ダンジョンはクリアできた。
ダンジョンコアを壊して、モンスターの発生を食い止めることに成功したんだ!
どうやらあのモンスターが出てきていたのは、ダンジョンコアの暴走によるものだったようだ。
ダンジョンコアを壊すと、なんと魔石が出てきた。
僕はそれをタンスにしまっておいた。
するとなんと、タンスにはさまざまな効果が付与されていた。
◇
そのあと、僕に嫉妬したブキラは、おかしくなって家具屋に火をつけた。
僕はそれを湯舟を作って一瞬で消化したんだけどね……。
ブキラはそういった悪事のせいで本当に取返しのつかない罰を受けた。
彼はもう戻ってこられないだろう。
ほかにも、いろんなことがあった。
僕はアイリアさんと結ばれた。
家具もどんどんできることが増えていったんだ。
異世界の本を取り寄せることのできる本棚。
それから、異世界の本を参考にして、新しい家具をどんどん作っていった。
異世界家具カタログに載っているものなら、なんでも作れた。
パソコンとかいう謎のアイテムまで作った。
異世界の家具はどれも高性能で、本当に革命的だった。
そうやって僕はどんどん、この世界の家具に革命を起こしていったんだけど……。
僕は今も幸せに暮らしている。
でも、この世界にはまだまだ多くの争いがある。
僕はできれば、その争いを全部なくしたい。
武器をこの世から消し去りたいんだ。
武器のなくてもいい世の中を作るために、僕は家具を作り続ける。
僕たちの戦いは、まだ始まったばかりだ――。
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