幼女「ここからだして」
骸骨「おや、新入りかな」
幼女「ここからだして」
骸骨「どうしたんだい」
幼女「くらいわ」
骸骨「そらくらいわな」
幼女「ここはどこ?」
骸骨「墓場だよ」
幼女「これはなに?」
骸骨「それは棺おけだよ」
幼女「かたいわ」
骸骨「木でできているね」
幼女「たすけて」
骸骨「むりだよ」
幼女「おじさんはだれ?」
骸骨「おじさんはおじさんだよ」
幼女「おじさんっていうおなまえなの?」
骸骨「違うよ」
幼女「じゃあおなまえは?」
骸骨「わすれてしまったよ」
幼女「どうしてお名前をわすれてしまったの?」
骸骨「わすれてしまったよ」
幼女「じゃあわたしがつけてあげるわ」
骸骨「ほう」
2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:09:52.39 ID:iLPg7lgMO
ガンダム万歳!
15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:15:54.56 ID:3djUbcNi0
きゃべつ
幼女「きゃべつ」
骸骨「いやいや」
幼女「ガンダム万歳」
骸骨「いやいやいや」
幼女「じゃあね、じゃあね」
骸骨「おじさんでおねがいします」
幼女「おじさんもでれないの?」
骸骨「うん? うん」
幼女「こまったわ」
骸骨「どうしたんだい?」
幼女「たのしみにしてるラヂオがあるの」
骸骨「それがどうかしたのかい」
幼女「時間がまにあわないの」
骸骨「こまったね」
幼女「こまったわ」
骸骨「どんなラジオなんだい」
幼女「こどもらぢおっていうの」
骸骨「へぇー」
幼女「こどもがたくさんおはなしするの」
骸骨「それはいいなぁ、おじさんもききたいよ」
幼女「そうなの、すてきなの」
骸骨「でも君で十分かな」
幼女「わたしのこえってすてきなの?」
骸骨「すてきだなぁ」
幼女「えへへ」
骸骨「えへへへへ」
幼女「おじさんはしゃがれた声ね」
骸骨「まぁね」
幼女「どうして?」
骸骨「ずっとこうしていたからね」
幼女「わたしの声もそうなっちゃうの?」
骸骨「そんなことないよ」
幼女「ほんとう?」
骸骨「ほんとうだよ、その声で、ずっとここで囁いておくれ」
幼女「おじさんは、ずっとここにいて、さびしくないの?」
骸骨「どうかな」
幼女「ごめんね」
骸骨「どうしたんだい?」
幼女「おじさんのこと、ずっとしらなくって」
骸骨「ううん」
おとこ『ないぞ、ないぞゆびわがない』
おとこ『あのやろうめ、ゆびわをどこへやった。ころしてやる」
おとこ『ころしたんだった』
おとこ『まぁいい、これでかのじょはわたしのものだ』
おとこ『さぁ、死体は墓地にでもうめよう』
骸骨「・・・・・・」
幼女「おじさん?」
骸骨「うん?」
幼女「ここからでたら、さいしょにおじさんをたすけてあげることをするわ」
骸骨「ラヂオは?」
幼女「ラヂオはあとでいいのよ」
骸骨「ふーん」
幼女「あ、もうすぐラヂオのじかんだわ」
骸骨「わかるのかい」
幼女「おなかが鳴ったの。おなかが鳴るとね、ラヂオばんぐみのじかんなのよ」
骸骨「へぇー」
幼女「ざんねん、まにあわなかったわ」
骸骨「・・・・・・ちょっとまっていておくれ」
ラヂオ「ががーぴー、もうすぐこどもがいっぱい、こどもらぢおのじかんだよー、しゅうはすうは・・・・・・」
子供「ちぇ、電波が悪いや」
骸骨「・・・・・・」
ごきん
幼女「どうしたの?なにかすこし音がしたわ」
骸骨「たすけがきたのかも」
幼女「ままかしら?おーいおーい」
骸骨「おーいおーい」
子供「しーん」
がいこつ『きみね。きみはきらいじゃないよ。でもぬすみってよくないとおもうな』
おとこ『おまえにすかれても嬉しくもなんともない』
がいこつ『ぬすんだものをかのじょにわたしてもうれしくないとおもう」
おとこ『正論だが、おしゃべりがすぎる』
がいこつ『そうだね、そこをぼくもきをつけ』
おとこ『気をつければ死ななかったのにな』
骸骨「……そうだ、ラヂオがあったよ」
幼女「ほんとう?」
骸骨「うん。棺おけの中に入っていたんだ」
幼女「やったわ、おねがい、きかせて」
骸骨「ちょっとまっていておくれ」
骸骨「・・・・・・うん?」
幼女「どうしたの?」
骸骨「音が出ない」
幼女「ぼたんはおしたの?」
骸骨「うん」
幼女「わかったわ」
骸骨「うん?」
幼女「でんぱだわ、ここ、つちのなかだから」
幼女「・・・・・・」
骸骨「・・・・・・」
幼女「・・・・・・ごめんね」
骸骨「あやまらなくても」
幼女「ごめんなさい」
骸骨「いやいやいや」
幼女「はらのむしがおさまらないわ」
腹の虫「ぐー」
骸骨「・・・・・・」
幼女「そうだわ、ここからでたら、おじさんにのどあめをかってあげる」
骸骨「のど飴?」
幼女「そうすれば、おじさんの声もがらがらじゃなくなるわ」
骸骨「うれしいね」
幼女「ほんとう?」
骸骨「ずっとここにいてほしいくらいさ」
幼女「ここにいたら買いにいけないよ」
幼女「だからわたしが、おじさんをここからだしてあげる」
骸骨「へぇー」
幼女「おじさんはどういうがいけんなのかしら」
骸骨「きっとがっかりするよ」
幼女「だったら、おじさんだってがっかりするかもしれないわ」
骸骨「そんなことないよ、声でわかるから」
幼女「だったらわたしもこえでわかるの」
骸骨「はいはい」
幼女「じゃあくちでせつめいしてよ」
骸骨「えー」
幼女「おねがいおねがい」
骸骨「えーっと」
幼女「うん」
骸骨「……げっそりしててー」
骸骨「げ、げっそりしてて」
幼女「ふむふむ」
骸骨「げっそりしてて」
幼女「うんうん」
骸骨「げっそりしてる」
幼女「ほう」
幼女「骨みたいなのね」
骸骨「失敬な」
43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 00:52:11.94 ID:wtui8VWd0
この二人はどこにいるの?
>>43
随分前から放置されてる墓地の地中。
幼女は棺おけ、骨は素もぐり
骸骨「肌はしろい」
幼女「うん」
骸骨「髪はなくて」
幼女「へぇー」
骸骨「ほぼ全裸」
幼女「うん?」
幼女「ぜんらってなぁに?」
骸骨「およそまっぱだかといいなおそう」
幼女「いやいや」
骸骨「ここの生活が長いと、どうもね」
幼女「!?」
幼女「(わたしもまっぱになってしまうのかしら)」
骸骨「ひとによるとおもうけどね」
幼女「よかったー」
骸骨「うんうん」
幼女「そとにでれたら、おじさんにガウンをはおらせてあげるね」
骸骨「うん」
幼女「わたしはね、ちっちゃいの」
骸骨「へぇー」
幼女「ちっちゃく生まれてきて、ひとよりちょっとちっちゃいの」
骸骨「うん」
幼女「お顔もちいさいねっていわれるけど、あたまがちいさいと、勉強もできないかも」
骸骨「いやいやいや」
骸骨「顔と頭は別なの」
幼女「そうなの?」
骸骨「顔が悪くても頭が悪いとはかぎらないの」
幼女「そうなの!」
骸骨「ふふん、おじさんもその口だからね」
幼女「お顔がざんねんだったのね」
骸骨「ちっちゃかったんです」
幼女「あとまつげもながいっていわれるの」
骸骨「へぇー」
幼女「これってびょうきかな」
骸骨「美徳じゃないかな」
幼女「びとくってなぁに?」
骸骨「いいことってこと」
幼女「じゃあ、わたしのお顔はだいじょうぶなのね」
骸骨「そうだよ」
幼女「はやくおじさんにみせたいな」
骸骨「うん」
幼女「おじさんってやさしいね」
骸骨「そうかな」
幼女「わたしのはなしもずっときいてくれるもの。わたしっておしゃべり?」
骸骨「普通だよ」
幼女「ぱぱはわたしをおしゃべりっていうわ」
幼女「おしゃべり、くちさがない、うるさいっていってぶつわ」
骸骨「ぶつのかい」
幼女「ぶつわ。ぱぱはわたしがきらいなの」
骸骨「かなしいね」
幼女「かなしいわ。でもね、わたしはぱぱのこときらいじゃないわ」
骸骨「へぇ?」
幼女「こわいのよ」
骸骨「こわい?」
幼女「ぱぱはわたしがこわいの」
骸骨「どうして?」
幼女「わからないけど、わたしがおはなししようとすると、ぱぱはわたしを、こわいような、かなしいようなめでみるの」
幼女「よわいひとだわ」
骸骨「でも嫌いにはなれないんだね」
骸骨「知り合いににているひとがいたんだ」
幼女「そうなの?」
骸骨「うん。わるいやつだったけど、おじさんは好きだったな」
幼女「ぱぱにあいたいー」
骸骨「むりだよ」
幼女「おじさんはいつからここにいるの」
骸骨「ずっとまえからだね」
幼女「さびしくない?」
骸骨「さびしいね」
骸骨「でも今はさびしくないよ」
幼女「どうして?」
骸骨「秘密」
幼女「わたしはさびしくないの」
骸骨「へぇー」
幼女「おじさんがいるからね」
骸骨「・・・・・・」
がいこつ『さぁ、ゆびわをもっていこう』
がいこつ『ぬすまれるとたいへんだから、のみこんでいこう』
がいこつ『しんだってわたさないぞ、かのじょとのエンゲージリングだものな』
おとこ『ゆびわをわたしてもらおう』
がいこつ『ええー』
骸骨「……」
幼女「ひゅう」
骸骨「どうしたんだい」
幼女「ちょっといきぐるしいわ」
骸骨「へぇ」
幼女「しんぱい、しないでね」
骸骨「うん」
幼女「えいっえいっ」
骸骨「どうしたんだい?」
幼女「そろそろかえらなきゃ、ままがしんぱいするから」
骸骨「から?」
幼女「でようとしているの!えいっ!」
骸骨「ふぅーん・・・・・・」
骸骨「ままってどんなひとだったの?」
幼女「まま、まま……ままはね、つよいひとなの」
骸骨「ぱぱと逆なんだね」
幼女「そうなの。だからぱぱは、ままのことがだいすきなんだわ」
骸骨「へぇ」
幼女「ままはね、ときどき遠くをみるの」
幼女「ずっとずっととおくをみるの」
幼女「それでね、わたしがおでかけしておそくなると、もうどこにもいかないでっていうの」
幼女「なくの」
骸骨「……」
骸骨「手伝ってあげようか?」
骸骨「うーん」
幼女「どう?おじさん」
骸骨「まずい、ほんとうに開かない」
幼女「どうしたの?だいじょうぶ」
骸骨「なんでもないよ、いまだしてあげるからね」
「ままのお話聞かせてよ」
幼女「ままはね、ときどき遠くをみるの」
幼女「するとね、ぱぱがすごく不安そうになるの」
「だからわたしは、ぱぱとおしゃべりしようとするの」
「でもね」
骸骨「叩かれるんだね」
幼女「ぱぱはおまえのせいで、っていうわ。でもね、それいじょういわないの」
幼女「よわいひとだわ」
幼女「そういうとき、ぱぱはすごくつらそうなの。でもね、わたしにはなんにもできないの」
「なんにもできないの」
「わたしのほうがずっとよわいの」
幼女「ままはね、ときどき遠くをみるの」
幼女「そしてね、とんで行きそうになるの」
骸骨「それは……」
幼女「でもね、ままはどこにもいかないよっていうの」
幼女「だって、わたしのままだから。ままはつよいから」
幼女「私が邪魔なのよ」
骸骨「そんなことないよ」
幼女「ううん。ままはわたしがおもくてとべないの」
骸骨「人間って飛ぶいきものだったっけ?」
幼女「とばないからとぼうとするの」
骸骨「へぇー」
幼女「渡り鳥は春をまてないからとぶって、ままはいうわ」
「だからわたしはかえらなきゃいけないの」
がいこつ『指輪がしょうめいしてくれるよ。あれをもっていれば、みんなあたまをさげるんだ』
おんな『まつわよ』
がいこつ『まっていてくれ、おねがいだ』
おんな『まつわ』
骸骨「……おじさんにも子供がいたんだ」
幼女「えいっ、男の子?女の子?」
骸骨「よいしょ、さぁ、わからない」
幼女「じゃあおよめさんは?」
骸骨「お嫁さんは女の子だよ」
幼女「そうじゃなくて、お嫁さんはいるの?」
骸骨「うん?家宝の婚約指輪があったんだけどね」
幼女「すごい」
骸骨「渡しそびれちゃった」
幼女「ええー」
骸骨「あ、あくかも、あくか・・・・・・あっ」
幼女「どうしたの?」
骸骨「指が挟まった」
幼女「おじさん?」
骸骨「えいっ、あ、とれた(指が)」
幼女「おじさんへいき?」
骸骨「うん? うん」
幼女「あやしいなぁ、ええとこのへん」
幼女「あれ、なんか細長いものが・・・・・・」
幼女「なにこれ?」
骸骨「ええと、おじさんのだいじなものだよ」
幼女「おじさんのだいじな細長いもの?」
骸骨「いかん、なにかニュアンスがおかしい」
幼女「あてっこならとくぎなの」
骸骨「あんまり考えないで!」
骸骨「おじさんの特技といえば人間ポンプかな」
幼女「まっちぽんぷ?」
骸骨「そんな自己完結的な倒錯行為じゃないよ」
幼女「はいどろぽんぷ?」
骸骨「水圧は関係無・・・・・・あれ、あったっけ?」
骸骨「人間ポンプってのはね、金魚とかを飲み込んで、生きたまま吐き出すんだよ」
幼女「きちゃない」
骸骨「実際に見るとすごいんだよ」
幼女「ええー」
骸骨「金魚いがいももどせるよ、今ははめているけど、むかしはそれで指輪を守ったりしたんだよ」
幼女「うそだー」
骸骨「ほんとうだよ」
骸骨「おかげで今こんなところに埋まっているんだけどね」
幼女「でられないわ」
骸骨「しょうがないね」
幼女「おとなしくままがくるのをまつわ」
骸骨「それもいいね」
骸骨「できれば苦しまないようにしてあげたかったけどね」
幼女「ひゅうひゅう」
骸骨「どうしたんだい」
幼女「くるしいわ」
骸骨「へぇ」
幼女「いきが」
骸骨「だいじょうぶだよ。すぐにおわる」
幼女「こわい」
骸骨「こわい?」
幼女「とってもこわい。よるがふってくるみたい」
骸骨「それは絶望っていうんだよ」
幼女「こわい、こわいよ、おじさん」
骸骨「・・・・・・」
骸骨「ここにいてあげるから、だいじょうぶだよ」
幼女「ほんとう?」
骸骨「ほんとうだよ。もうすぐくるしくなくなるよ」
幼女「ここからでれる?」
骸骨「・・・・・・」
骸骨「(あんまりこわがると、死んでもここが嫌になって出て行ってしまうかも)」
幼女「こわいこわい」
骸骨「だいじょうぶ、もうすぐままがくるよ」
幼女「ほんとう?」
骸骨「ほんとうだよ。すぐにままもきみのところへいくよ」
幼女「まつわ。もうすこしまつわ」
骸骨「ほら、足音がきこえてきたよ」
幼女「きこえないわ」
骸骨「きみは棺おけの中だからね。でもね、ほら、もうすぐだよ」
幼女「ほんとう?」
骸骨「ほんとうだよ。もうすぐみんなくるからね」
幼女「まつわ。もうすこしまつわ」
93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/08/26(水) 02:00:34.75 ID:wtui8VWd0
えっ幼女生きてんの?
>>93
わかりにくい上に蛇足で申し訳ないけど、埋めた人がスーパーチキンだったので生き埋めにしてたの
骨「すぐにみんなむかえにくるよ」
幼女「まとう」
骸骨「ままだってかけあしでむかわせてあげるから」
幼女「まつわ」
骸骨「まっていてくれよ」
幼女「・・・・・・まつわ」
骸骨「もうちょっと、もっと」
幼女「・・・・・・まつ」
骸骨「いかないでくれよ」
幼女「・・・・・・」
がいこつ『きみと結婚したいとおもう』
おんな『ほんとう?』
がいこつ『ほんとうだよ。指輪をもってきてあげる』
おんな『うそだー、きみには、そんなお金ないでしょう?」
がいこつ『ほんとうだよ、きみはしらなくても、ぼくはけっこうぼんぼんなんだ』
おんな『あやしいなぁ』
骸骨「いかないでくれ、もっと、もうすこしまっていてくれ」
幼女「・・・・・・」
骸骨「しぬな、しぬな!救ってやる、いますぐにだ」
幼女「・・・・・・」
骸骨「まっていてくれ、おねがいだ」
男「・・・・・・」
男「・・・・・・どうしてここにきてしまったんだか」
男「罪悪感とでも」
男「いや」
男「いやそんなことはない」
男「私は憎いやつらを殺しただけだ」
男「憎かったんだ」
骸骨「やぁちょうどいい」
男「ぎゃああ、ばけもの!」
骸骨「どこの誰だか知らないけれど、すまない!」
男「は?」
骸骨「ちょっとしんでくれないか?」
男「ぎゃあああぁぁぁぁああああぁぁぁぁあああぁぁぁぁあああ!」
骸骨「悪いなぁ、困っている人がいてね」
骸骨「僕にできることは土中に引きずり込むことだけなんだ」
骸骨「こうして叫んでもらえるとたすかるよ」
骸骨「あれ、よく考えたら、叫ぶだけならしななくてもいいね」
骸骨「おーい、いきてる?」
朝日「ぴかー」
幼女「・・・・・・?」
女「娘です、確かに私の娘です!」
幼女「まま」
刑事「よかったですね、おくさん、ご主人は残念ですが・・・・・・」
女「主人は、ここに?」
刑事「はい、腕だけが覗いていたそうです。ですが、それがなければ娘さんは見つけられませんでした」
刑事「酷い事件です」
女「主人は、犯人に近づいたのでしょうか」
刑事「その可能性は有力です。奥さん、お気を確かに」
幼女「まま?」
女「・・・・・・あなただけでも、生きててくれてよかった」
幼女「おじさんは?」
女「おじさん?」
幼女「おじさん。ずっと、わたしをおうえんしてくれたの」
幼女「おじさんをたすけて」
女「おじさんってだぁれ?」
幼女「これ」
幼女「おじさんのだいじなもの」
女「指輪?」
指輪『きみと結婚したいとおもう』
女「ああ」
女「あああ」
幼女「これ、なんてかいてあるの?」
女「神様」
幼女「かみさま?」
女「この指輪はあなたのものなのよ」
幼女「わからないよ」
女「この指輪はあなたのお父さんのものなのよ」
骸骨「それにしても、今日はつかれた」
骸骨「あのこはたすかったみたいだし」
骸骨「もうこころのこりがないなぁ」
骸骨「 」
女「うけとったよ、たしかにうけとったわよ」
幼女「おとうさん?ぱぱ?」
女「いいえ、お父さんよ」
幼女「おとうさん」
女「かえりましょう・・・・・・ぐじゅ」
幼女「ままないてる?」
女「なくわ」
「それがたむけだから」
女「かえるわよ。家へ」
幼女「かえらないよ」
女「どうしたの」
幼女「かえらないよ」
幼女「やくそくしたもの」
女「かえりましょう」
幼女「おじさん」
幼女「むかえにくるよ」
骸骨「えーっと」
男「しくしく」
骸骨「どなた」
男「しらねぇよ……」
骸骨「僕はじょうぶつしたいのです。はなしてください」
男「いやだよ」
骸骨「ええー」
骸骨「新入りさん、心細いのはわかりますけどね」
男「だってお前のせいだろ……、いいよなお前は骨だけでも実態があってぇぇ」
骸骨「うらやましい?うらやましい?」
男「もう死ねよお前」
男「畜生、お前、よくも私をころしたな、人殺しめ・・・・・」
骸骨「いや、まぁ申し訳ないと思ってるよ。もうきみをころしたりなんかしないよ」
男「おそいんだよぅ」
骸骨「ともあれ、死後ここに噛り付いた僕の罪は浄化されたわけなんだよ」
「きみもここで猛省するがいい。なにしたのかしらないけれど」
「だから放してくださいお願いします」
男「おいていかないでくれー」
骸骨「うえー」
「うーん」
骸骨「じゃあ、まってるよ。きみがちゃんと元の場所にもどれるまで」
骸骨「まつよ」
骸骨「まってるよ」




