登場人物・世界観紹介(30話&番外編3まで)
□ 登場人物 □
日長椿 【ヒナガ・ツバキ】
主人公。特筆するべきことのない高校生。
東京在住だったが、両親の離婚で高知県に引っ越した。
あるとき何者かに刺し殺され(未遂)、翡翠女王国でリブラたちに助けられた。魔法の教師になれと脅されている。
よく死ぬ。
紅水紅華 【コウズイベニカ】
第十三代翡翠女王の娘。
即位こそしていないものの実質は翡翠女王。王姫とよばれる。
百合白とは姉妹。
リブラ
紅華の侍医。
医療魔術の腕前は女王国では並ぶ者がおらず《医聖》と呼ばれるほど。
アリス=アネモニ
私立図書館の研究員。
猫耳美少女(32)
***女王府立魔法学園の人々***
星条百合白 【セイジョウユリシロ】
王姫・紅水紅華の姉。
彼女とは対照的に優しく穏やかな性格。
天藍アオイ 【テンランアオイ】
百合白に仕える美貌の竜鱗騎士。
竜鱗騎士団団長。
灰簾柘榴 【カイレンザクロ】
魔法学院理事
マスター・カガチ
魔法学院魔法学科教師。元、南方大将軍という肩書を持つ。
竜鱗魔術師。
ウファーリ
真紅の髪をなびかせた、普通科クラスの女子生徒。
超能力者
真珠イブキ
薄紫色の髪に、水色の瞳の少女。
竜鱗魔術師。
***女王府***
黒曜ウヤク
先代翡翠女王の代からの大宰相。
頭脳明晰なやり手で、内政から外交問題まで一手に担う。
古代、それがナイフなどの道具に使われたことから、使い道が多く役に立つという意味で、女王府の黒曜石とあだ名される。
□ 世界観 □
…翡翠女王国…
翡翠女王によって統治される王国。
十三代女王が斃れ、娘である紅水紅華が王姫として国政に携わる。
女王国は魔術の盛んな国家であったが、現在は竜鱗魔術と天律魔法の二つしか許されていない。
…翡翠宮…
女王の住まい。王宮
…天律魔法…
全ての魔法を縛る魔法。
翡翠女王、またその不在のときは直系の子のみが扱う。
万能の魔法とされているが種類がある。
紅華の天律は《閉鎖》と《解放》、百合白の天律は現在は《閉鎖》のみ。
…竜鱗魔術…
竜にまつわる戦闘系の魔術。竜の鱗を体に移植することで使用できる。
使い手のうち、王族に仕える者は竜鱗騎士とよばれる。
使い手の強さは、移植された鱗の元の持ち主(竜)と、移植された枚数によって決まる。
とくに強い竜を七天三海と呼ぶ。
〈竜鱗魔術の使い手〉
・天藍アオイ…七天のひとつ、白鱗天竜の五鱗騎士。物質を、竜鱗の硬度と同じ結晶に変化させる。
・マスター・カガチ…竜の名は不明。数少ない十鱗騎士である。
・真珠イブキ…雄黄市を壊滅させた銀麗竜の三鱗騎士。
…医療魔術…
医師・治療師ヒーラーが用いる専門魔術。
…海音…
いわゆる超能力。
あくまでも個人が持つ特殊能力であり、魔術ではないとされる。
ウファーリが持つ《海音》は、物体を触れずに動かすサイコキネシスとよばれるもの。
…女王府立魔法学院…
女王国首都、海市にある高等教育機関。
魔術の専門コースのほかに、普通教育を行う科も揃えている。
…青海文書…
日長椿が古本屋で購入した小説がそれらしい。
また、同じものが翡翠女王国にも伝わっており、その原本が紅華によって椿に与えられた。
原本は現在、黄金のリンゴの姿になって、ツバキの金の杖にくっついている。
〈青海文書の物語と登場人物〉
・師なるオルドル…食人を行う半身半鹿の化け物。偉大な魔法使いとして恐れられているが、自らが育てた勇者によって殺される。
・湖の名の魔法使いと勇者…王国を襲う竜を討伐するため、旅立つ
・アイリーン…青海文書の世界に迷い込み、湖の名の魔法使いと出会う。翡翠女王国の伝説的魔女と同性同名。
■ 五年前 ■
雄黄市が竜に襲われ、壊滅した事件のこと。




