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2:狂った日常 裏
雪が降ったその日、私の視界は真っ赤に染まった。公園でのデートの帰り道に彼は後ろを向きながら歩いていると突如工事中のビルから鉄骨が落ちて来て彼に突き刺した。彼の胸を突き破ったその鉄骨は真っ赤に染まり私も周囲も真っ赤に染まった。私は腰を抜かして倒れ込む。そんな時、私はある少女に話しかけられた。それは全身青白い色をしたワタシであった。ワタシは淡々と話し出した。話を纏めるとこの時間では何故か私、もしくは彼が死んでしまう。それは運命として決まっているらしい。だけれども彼女はその未来を望まなく2人とも生きる未来を望んでいる。だから彼女の力を借りて生きる未来に行って欲しい。大体こんな感じだ。意味は私にも分からない。彼女曰く説明するのに適切な言葉が見つからないからとの事。どっちにしても私が頑張れば最良の未来があるらしい。私は彼女の差し出した手を握った。こうしてこの長い長い私達の生き残りをかけた1日が始まったのである