最初は絵本でもいいよね?
ちょっと今までの奴らを、改正?してみました!
「剥けましたよ、レイお嬢様。」
「ありがとー。」
あれからボクは、足を手当てしてもらってから昼食を食べ終わり、今は食後のデザートとして、パメラさんにカボブレンを剥いてもらった所だ。
「お味は如何ですか?」
「おいしーよ!」ニコ
「…それは良かったです♪」
「ぱめらしゃんも、たべる?」
「いえ、私は色々と、お腹いっぱいですので、お気になさらないで下さい。」
「うん?」
パメラさんの言葉が、どういう事か不思議に思ったが、言われた通り?に特に気にする事も無く、ボクは咀嚼を続ける。
しかし、字が読めないとは困ったなぁ、パメラさんに教えて貰うって手も、あるんだけど………。
ん~、だが3歳しかならない幼児がいきなり「字を教えてほしい」なんて言うのは、なんかおかしい気がするしな…。
どうしよう?
「レイお嬢様、私は仕事のため、少しだけ居りませんが、よろしいでしょうか?」
「あ、うん。」
「何か御用がありましたら、お呼びになって下さい、す・ぐ・に・駆け付けますので。」
…なんかパメラさんが、だんだん過保護になってきているような気がする。
ボクが怪我しているからかな…?
その内寝むるときに子守歌を歌うって言って来そuーーーあ!そうだ!
「ぱめらしゃん。」
「はい!何で御座いましょう!?」
「あとで、ほんを、よんでほしーな。」
「…」
「ぱめらしゃん?」
駄目だったんだろうか?
「!」
「だめだった?」
「いえ!大丈夫です!お任せ下さい!」
一瞬、なにか考え事をしているみたいだったけど、一体どうしたんだろう?一応この世界にも、児童用の本ぐらいは有ると思ったんだけど、やっぱり可笑しかったのかな?
…でも一度言った事は取り消せないし、気にしたら負けという事にしよう。
さてと、パメラさんが、どんな本を持ってきてくれるかは解らないし、本を読んでもらう形になったけれど、文字の意味には触れられるようになった。
これで多少は、字が理解出来るようになるだろうよ。
「レイお嬢様。」
「?」
「すぐ終わらせて来ます。」
「う、うん。」
なんだかハードボイルド的な雰囲気を漂わせ、残像を発動しつつ部屋を出て行くパメラさん。
本当にどうしたんだろう?
…
…
……
「お待たせ致しました、レイお嬢様。」
早っ、部屋を出て行ってから、あんまり時間が過ぎていないぞ?
パメラさんは部屋に入ってから、ベット近くのテーブルに、持って来てくれた本を並べてくれる。
表紙を見ると、どの本もシンプルで単純な構図ながらも、可愛らしい絵が並んでいるのを見ると、やっぱりこの世界にも児童用の本があるんだなと理解できる。
…しかし結構、沢山持ってきてくれたなぁ。
「それでは、どれがよろしいですか?」
「うーん、これが、いーかな?」
そう言って、テーブルに並べられた20数冊の中から1冊を選ぶ。
それは全体的に青っぽい表紙で、沢山のアサリ貝みたいなやつの中に、1匹だけシャコ貝みたいなやつが書かれている本だ。
パメラさんが、その本を手に取りベットに腰を掛ける。
「それでは読まさせていただきますね。」
「うん!」
テンションが上がってしまうのは、仕方がないよね?
などと、自分の子供っぽさに言い訳していると、パメラさんは本のページをボクに良く見える用にしてから、読み始めてくれた。
しかも、パメラさんは本を読み始めると同時に、ボクが少しでも早く字に馴れるように、と言う意味を込めてか、読んでいる箇所の文字列を指でなぞってくれている。
字を早く読めるようになりたいボクとしては、かなりありがたい。
さすがは、みんな(ボクが特に)大好きパメラさんだね。
…
……
………
5冊目を読み終えたあたりで、急に読むのを止めるパメラさん、ボクは不思議に思いパメラさんを見上げると。
「レイお嬢様、大変申し訳ありませんが夕食の準備がありますので、続きは、また今度という事でよろしいでしょうか?」
とのこと
「うん、またよんでね、…やくそくだよ?」
「勿論でございます。」
夕食の準備のため部屋を出て行くパメラさんを、ボクはベットの上で見送る。
しかし、もうそんな時間なのか、時間が経つのが早いね、まぁ一度、自分で読み返したかったから、丁度よかったかもしれない。
けれども、この世界の文法も独特とは言え、あまり複雑じゃなかったから助かったよ。
しかも前世の知識と、3歳児の柔らかすぎる脳をフル活用しているためか、ボクは、かなりの速度で字を覚えていっていると思う。
この調子なら、あと2~3夜〈2~3日〉で大体の文字は解るようになるだろうね、フヒヒヒヒ!
なのでボクは復習のため、先程パメラさんが読んでくれた本を読み返すことにした。
あ、そう言えば今日の夕食は何なのかな?
聞けば良かった…。
今更ですが、屋敷は普通の学校の1階分ぐらいですよ。




