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家族紹介でもいいよね?

罵詈雑言が有りましたなら、ください!

「…はどんな…言えば…。」



「大丈……なた、レイちゃんな……てるわ。」



ボクたちが、朝食のためリビングに入ろうとしたところ、父と母が何やら困った風な話をしているのが、扉越しに聞こえてきた。


ふむ、今日が特別な日って事が関係ありそうだね。


と、そこでパメラさんが扉を叩く。


“コンコン”



「はぁい。」



「パメラで御座います、レイお嬢様のお着替えが、お済みになられましたので。」



「ム、入るがよい。」



いつもは、こんな堅苦しい、やり取りは無いのだが〈扉の向こうで大事な話をしているだろうな?〉と言う場合は、このような体を取るようだ。



「失礼致します。」



「おはよーごさいましゅ、おとーしゃま、おかーしゃま、おにーしゃま。」



「ム、お早うレイ。」



「おはよぉレイちゃん。」



「…オハヨー、レイ。」



朝の挨拶を行うと、家族全員から、それが返ってくる。

父、母、兄の順番にだ。


ちなみに、みんなの容姿なのだが。




父、【ガイン・ラヴル・ヴォルヘイム】は、2m程の身長で、岩石のようにガッチリとした肉体と、鉛のような色の肌をしている。

そして顔立ちは、肉体に負けず劣らず(いか)ついうえに、赤黒い短髪と、もみあげで繋がっている顎髭が、その厳つさを際立たせる激辛のスパイスとなっている状態だ。


この、あまりにも柔らかさが感じられない風貌(ふうぼう)と、耳から5cm程上に生えている30cmを軽く超える牛の様な角、それと共に血のように真っ赤でギロリと、つり上がった眼光が相まって、もう、どこぞの魔王にしか見えない。


そのためか初対面の人?は、恐怖で視線を向ける事すら出来ない(実は温和な性格なのに)らしい。




母、【リディア・ヴォルヘイム】は、軽いウェーブが、かかった藍色の髪をしており、普段は背中まで下ろしている、それは、今は綺麗に纏められてある。


170を超えるスレンダーな長身と、真っ白い〈絵の具の白色〉肌、黄緑色の瞳、等の一つ一つの配置の無駄のなさが、まるで大理石で出来た彫像のように見える。


顔立ちは、女教師のようにキリッとしていて綺麗なのだが、耳の後ろから生えた、若草色のゴツゴツした太い角が、前方に向かいカーブしながら頬まで伸びているため、それが時折「邪魔だなぁ」と思う。

ちなみに母も普段は温和だが、怒らせるとオークが可愛らしく見えるレベルらしい……。




兄、【ルアズ・ヴォルヘイム】はというと、まだ10歳〈年齢は歳で良いらしい〉だからかは分からないが、親指ぐらいしかない角が、父と母の間ぐらいの位置から生えている。

そしてそれは、濃い赤紫の髪と同じ色をしており、かなり薄い薄紫の肌と目に(紫尽くしだな)妙に合っている。


ちなみに、まだまだイタズラ盛りのヤンチャな行動が、母似のキリッとした顔立ちを半分以上台無しにしているのはここだけの話で…。




さてさて皆さん、ながらくお待たせしました、トリをつとめるは、みんな(ボクが特に)大好き!パメラさん!

え?待ってない?

そんな事は無いはずです!

…照れ隠しですか?

それなら分かります。


パメラさんは、小麦色の肌〈別に日焼けじゃない〉と朱色の髪をしていて、鉛筆ぐらいの太さの青白い角が耳の下から頭頂部まで伸び、右左が交差した所はお互いが器用にクリクリと巻き合ってある〈カチューシャ的な感じ?〉のが特徴的だ。

更に青白い瞳が、吸い込まれるような錯覚を覚える。


身長は170ぐらい有り、背中からは畳んだ状態でも1mは、ある羽が生えている。

あと、その御体について、母よりグラマラスと言っておこう!

長身なのだが、童顔なため実際よりも低く見えてしまうのは、ボクだけじゃ無いはず!


ちなみに、ここで羽が生えているのはボクとパメラさんだけで、父、母、兄は羽の変わりに悪魔的な尻尾が生えている。





みんなの容姿については、これぐらいにしてと。

とにかくお腹が減った!



「レイお嬢様、失礼致します。」



「ありがとー。」



今のボクは椅子に届かないので、パメラさんが椅子を引いて、そこに座らせてくれる。

と同時に、両親が何か言いたそーな視線を、此方に向けている。


…一体何なのかな?



「それでは朝食の準備に取り掛かりますが、よろしいでしょうか?」



「ム、頼む。」



「かしこまりました。」



今日が特別な日のためか、みんなお洒落をして口数が少ないなぁ。

あ、そういえば今日は何の日なんだろうか?

聞いてみるかね!



「おとーしゃま。」



「ム、な、何だい、レイ。」



「?、…きょーは、なにが、ありゅんでしゅか?」



「ム、む~ん。」



「あなた私がぁ。」



「ム、いやいい、俺が話す。」



「?」



かなり言いにくいことなのか、父は珍しく動揺したみたいだが、母の一言で腹を括ったらしい。

見た目通り、男らしいね!



「ム、この前、ルアズが10歳になっただろう?」



「うん。」?



「ム、そこでレイには言って無かったのだが、実はルアズは2括り後に学術院に通い始め出すのだ。」



「がくじゅついん?」



「色んなぁ、お勉強をする所よぉ。」



なんだ、学校か。



「ム、そこでだな、今日から学術院の説明会があり、暫くの間、学術院に滞在せねばならんのだ。

だからその為、俺とリディア、そしてルアズは、この屋敷には居ないのだ…。」



「ボクは、おりゅしゅばん?」



「ッ!!…ああ…レイを連れて行くわけにはいかんのだ………。」



「どのくりゃい、いないの?」



「………10夜から2括り程だな。」



「わかった。」



「ム、やはり嫌か……、って良いのか!?。」



「いーよー。」



「ム、そうか…、パメラは居るから、何かあったらパメラに言いなさい。」



「うん。」



なるほど10日以上の間、近くに居られない為に、朝からこんな空気だったのか(こんな直前になるまで言えなかった程、言いにくい事でも無いような……?)。

ん?………と言うことは…、ボクの周りにはパメラさんと、グラリエルスさん(もう1人の使用人さん…、使用人ぽく無いがね!)しか居ないと言うことになる。

…だったら、あの策を実行するチャンスが有るかもしれないな、フヒヒヒヒ…。

ハッ!正気に戻らねば、ふぅ危ない危ない。



「パメラがいるから、レイはダイジョーブだよ!ちちうえ!」



「ム…、そうだな…、留守の間、頼んだぞパメラ。」



「お任せ下さい旦那様。」



「ム。」



「それと、朝食の準備が整いました。」



「ム、では頂こうか。」



色々と考えている間に、母と話していた兄が、こっちの話に、まじっていたようだ。

兄は、まだまだ甘えたい盛りなのか、両親がボクを常に気に掛けている事が気に入らないらしく、ボクに対してボクを突き放すような態度を取る事が多い。


おいおい兄貴だろうが…。


と、たまに思わないでもないが、精神的にこちらが上なので気にしてない。


そんな事より今は、ご飯の方が優先だ!


ボクは大好物の《プポルのスープ》に舌鼓を打ちながら食べ始める。

が、体が小さいために、あまり沢山食べれないのが少し不満…。


ちなみに兄、ルアズは、プポルのスープが出たとき「これ嫌い」と言っていたが、おそらくボクの事を嫌いだからだろうね〈坊主憎けりゃ袈裟まで憎い〉と言うやつだろうね。

両親に叱られ拗ねる兄はほっといて、今後の事を考えるとしようかな!

グラリエルスさんは、まだだいぶ先に出て来ます?

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