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未だ寝室でもいいよね?

未だに寝室です。

「レイお嬢様、たいへん良く、お似合いで御座いますよ。」



「…うん、ありがとー。」



着替えと言う短い時間で、よくここまでの事を考えきれたね、と思いつつ、ボクは自分の格好を見の前にある姿見で確認する。

そこに映って居た幼女ことボクは、病的な程までの白い肌と、肩程まで伸ばした桜色の髪をしていて、その体躯は年相応に、ずんぐりむっくりだった。

ここまでは普通?の幼女だが、なにぶん今のボクは普通じゃない。

なぜなら桜色の髪が生えている頭部からは、小指の爪程しかない黒い角が申し訳なさそうに2本ちょこんと生えており。

その角と同じ黒い色をした、手のひら半分サイズしかない一対の蝙蝠のような羽が、こちらも申し訳なさそうに背中から生えていた。


そう、ボクは魔族の女の子(ゴブリンやオークじゃなくて本当に良かったぜぃ)に転生していたのだ!!!

まぁ、そんな些細?な事は置いといて、問題は今、着ている服の方なのだ!


ボクは自身が纏った、ビキニタイプのボンテージのような服を、金色の右目と銀色の左目で眺めている。


か、か、かなり恥ずかしくて泣きそうだZe!


それもそのはず、ボクは前世の時ですら、恥ずかしいと言う理由で、Tシャツで長ズボンよりも布が少ない格好は出来なかったのだ。(男らしくないって言わないで…)

なのに何この羞恥プレイ、イジメ?



「レイお嬢様、いかがなさいました?」



「え?、うーんと、いつものやつ(こちらもボンテージ風だが、スクール水着のような感じなので幾分かまし)じゃだめー?」



「今日は『特別な日だから』との事で、1綴り程前に奥様から、こちらをとの事でして。」



「………じゃーはおるものが、ほしーな。」



「それでしたら、こちらに。」



なるほど、この羞恥プレイの如き格好は母の仕業か、それならパメラさんに言っても意味がないな…。


などと考えながら、パメラさんに薄紫のレースで出来た上着を着せて貰う。


………これじゃあ羽織る意味が余り無いよね…。


因みにボクが得た知識で、この世界の年月(としつき)の流れは。

1年を1(まわ)り。

1ヶ月は1(つづ)り(時期を指す場合は綴れと言う)。

1週間が1(くく)り。

1日で1夜と言うらしい。


そして、1廻りは12綴り。

1綴りは5括り。

1括りは6夜。

と、いうふうに構成されている。


つまり1年は360日なのだ、前世と大差なかったのは良いことだ。

それにしても今日が特別な日?何かの記念日じゃあないし、誰かの誕生日ですらない、一体何なのかな?



「ぱめらしゃん。」



「はい。」



「きょーが、とくべつってのは、なんでー?」



「…旦那様か奥様の、どちらか、から何も、お聞きになられてないので?」



「なにも、きーてないよ?」



「(あの糞夫婦め…)」ボソボソ



「え?」



「いえ、何でも御座いません(怒)。」



なんか怖いよ?パメラさん。



「………今日の事に関しては、旦那様か奥様に直接お聞きになられた方がよろしいかと。」



「うん、そーする。」



特別と言っても、ここ数夜周りも、特にこれといって騒がしく無かったので、大した事ではないと思うのだが…。

まぁ、一応両親に聞いてみるとするか。


“くぅー”



「…」



「クス、それではレイお嬢様の、お腹も抗議なされている事ですし、旦那様もお待ちnー」



「ギ、ギー!! グキー!! グキー!!」



…ギロリ。



「グッ!!………。」



「旦那様もお待ちになっておりますので、そろそろリビングの方へ向かいませんか?」



「…うん。」



復活し、鳴き始めたプポルを一睨みで黙らせるとは………、正直凄い。

…ボクも、いつか出来るようになるだろうか?うーん、どうだろー。

………別にお腹がなって恥ずかしいのを誤魔化しているんじゃないんだからね?ホントだよ?


しかし、お腹が減ったのは本当なので、ボクとパメラさんは寝室を出て一緒にリビングに向かうことにした。


感想とかあったら喜びます。

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