やっと1日の終わりでもいいよね?
ようやく1日の終わりです。
「う…、うーん、んん~、ふぇ?」
意識が覚醒し、ゆっくりと目を開けると、そこには見知った天井があった。
そう、何故かは全くわからないのだが、ボクは元の世界…。
つまりは、千宮寺 蓮牙の頃の世界に居たのだった…。
なんてことは、もちろんいっさいなく、ボクは自分の部屋〈もちろんレイ ヴォルヘイムである今の世界〉のベッドで、何故か横になっていた。
うそついてごめんね。
「んぅ~?なんで、べっどに…?」
たしかお風呂に入っていたはずなのに?
と、考えながら起き上がろうとしたが、ズシリとした倦怠感とフラフラする気分で、ボクはお風呂でのぼせた事を思い出した。
「かなり、やばかったかりゃな…。」
なにが?とは聞かないで下さい…。
やばい思い出しただけでドキドキ!
あ…、そう言えば、お風呂で倒れたという事はボクは今、裸なのでは?
フラフラする目線を自分の体に向けると、そこには、寝る時にいつも着ている、袖が肘ぐらいの長さのシャツと、今日はその上から、ワンピースにモコモコしたフリルっぽいやつが付いているパジャマ?〈肌触りが良く、モコモコして気持ちいいのでお気に入りの1つ〉を、きちんと着ていたので一安心。
それからボクはワンピースを捲り上げて、そこに手を入れる。
…一応言っておくけど、別にイヤらしい事をしようとはしてないよ?
うん、ホントホント。
お尻の感じからして、もしかして?という考えが、手に伝わって来る感触で確信に変わる。
このパンツは、ボクがあまり好きじゃないカボチャパンツじゃないか!という確信に(もしかして、おもらし?と思った奴、…後で覚えておけよ)。
このカボチャパンツは、ゴワゴワしていて履き心地が良く無い上に、朝起きると汗で蒸れていて気持ちが悪く、それこそ漏らしたような感覚になるのだ。
寒い冬b-、じゃなかった、静寂の月だったね、うん。
寒い静寂の月なら、ゴワゴワするだけで暖かいから良んだけどなぁ。
パンツを履かずに寝ようかな?とも考えたが、ボクはそんな恥ずかしい事は無理!なので我慢する…。
…て、いつも思うけど、なんで普段着は露出度が高くピッチピチなのに対して、寝間着は露出度が低く、ゆったりとしてるんだろ?
「てゆうか、このふくを、ふだんぎに、したいな…。」
今度パメラさんに、お願いしてみようかな?
…高確率で駄目って言われそうな気がするけどね。
気を取り直して?窓を見ると、すでに金色の太陽がもう少しで沈みきる所だったため、もう薄暗くなってしまっていた。
「これじゃ、ほんは、よめないや。」
などと独り言を呟きながら、ぼーっと部屋を眺める。
いつもの自分の部屋なんだけど、薄暗いせいなのか気味がわるく感じるし、なんだか寂しいな…。
そんな考えが、今の体調と相まったのかボクは、じわじわと泣きそうになって、それで更に不安になってしまうという悪循環。
「ふぇ。」
自分の口から出てくる声と、目から溢れてくる涙を、なんとか押さえ込もうと努力してみるが、この考えに至った事自体が遅すぎたらしい。
「ふぇぇえええええん!」
ボクは大声で泣いてしまったのだ…。
すると、ボクの泣き声に気付いてくれたのだろう、パメラさんが勢いよく部屋に入って来てくれた。
“バターン!”
「レイお嬢様!?如何なさいましたか!?」
「ぱ、ばめら、じゃ、ふぇぇ。」
パメラさんの姿を見たボクは安堵する。
だが、今は孤独感や恐怖感などで感情が、ごちゃ混ぜになってしまっていて、自分ですら制御出来ずにいるのに、そこに安心感なんてブレンドされたものだから、そりゃあもう大変だ!
「びぃえええええ!」
そんなボクを見て、パメラさんはボクが何故泣いているのかを理解したのか、ゆっくり近づきボクをギュッと優しく抱きしめてくれる。
「大丈夫ですよレイお嬢様、パメラが側にいますから。」
「ふぇええ…。」
そうしてボクは、パメラさんの暖かさに包まれながら眠りについた…。
短くてすいません!
次回はレイお嬢様と、パメラさんが修羅場に?




