☆第2KQ 準備!
イベントが近くなりクロス学園は慌ただしくなってきた。
そんな中KQの4人はそんなのにお構いなく自由奔放とやっていた。
「見て!衣装完成したよ!みんな試着してね!」嬉しそうな顔をして衣装を持って妃美が生徒会室に入ってきた。
「俺も、演出設定は完璧だよ!姫華は?」姫華を見て質問した透矢。
「私もばっちり!」
今からウキウキしている3人に対して玲央は…
「浮かれてばっかいないで早くこれ完成させろよ!」大変そうに玲央が言った。
「あれぇ?言ってなかったっけ!!私ら3人もう完成してるよ!今更焦ってるのは多分玲央ぐらいだよ!」顔を見合わせながら妃美は言った。
「うそっ!早くね!?」
「普通でしょっ!ねぇ」
「うん!」2人は声をあわせていった。
「本番は一週間後何だからそれまでに完成させてよ!じゃ、明日衣装合わせやろうね!先に帰るね!」
「俺も帰るは、明日の準備しなきゃいけないし!」そう言って姫華と透矢は帰った。
「この薄情者!妃美は手伝ってくれるよな?」
「何言ってんの。私も帰るに決まってんじゃん!じゃあね!!」妃美は生徒会室から出て行った。
「結局俺1人かよ!さっさと作って帰るか。」文句を言いながらも作業を進めた玲央。
生徒会室には時計の秒針の音だけが鳴り響いている。
─次の日
「おはよっ!って一番乗りだから誰もいないや!」一番乗りは妃美だった。
「おはよう妃美!相変わらず早いね!」そう言って入って来たのは透矢だ。
「おはよう妃美・透矢!」姫華が衣装合わせようの道具を重たそうに持ってきた。
「あれ?玲央は?まだ来てないの?早く衣装合わせしたいのに…。」
「みんなわりぃ!そしておはよう!衣装合わせ始めようぜ!」走ってきたのか息をきらしながら生徒会室に入って来た。
「今回の衣装もすげぇな!さすが妃美だぜ!」透矢は妃美を見ながら言った。
「妃美の作る衣装って着心地が良いんだよね!」髪を結びながら姫華は言った。
「ほんとすげぇよ!いつもご苦労!」玲央の言った言葉は偉そうだけど感謝の気持ちがこもっていた。
「みんなありがとう!みんなが褒めてくれるから私は頑張れるの!私こそありがとう!」
「衣装もメイクも髪型も全て合わせよし!!イベント頑張るぞ!!」
「おぅ!」玲央の一声でKQが1つになった。