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AI小説 《最強ドラゴンだけど、この世界の闇が深すぎて詰んでる》  作者: Draculaura
《第一章:目覚めの竜、王都に立つ》
1/6

【第1話】転生したら洞窟でドラゴンだったんだが?

【前書き】


どうも初めまして、作者のDraculauraです

この作品は「異世界×最強ドラゴン×人間に化けて陰謀暴く系」です。

第1話は転生→初めての敵対発見→運命の出会いの序章になります。

テンポはゆっくり始めて、のちに戦闘・都市伝説系が増えてきます!

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【第1話】転生したら洞窟でドラゴンだったんだが?


──重い。


体が石みたいに重い。


というか、そもそも俺は死んだはずだ。


大学を卒業してからブラックな会社で働き詰め、ある日突然倒れ、そのまま二度と目を覚まさなかった……はず。


でも、今、意識がある。そして、やたらと視界が赤い。


目の前に広がっているのは、どう見ても現代日本ではない。


洞窟……?


いや、それよりも――


「……グゥゥ……?」


喉の奥から響いたのは、自分のものとは思えないような低く重たいうなり声だった。


体を動かそうとして、俺は自分の「手」が巨大な爪付きの前脚になっていることに気づいた。


「……これ、まさか……俺、ドラゴン……?」


鏡なんてないが、洞窟の壁に反射した影は、翼を持ち、長い尾を這わせた巨獣のそれだった。



しばらくの間、混乱していた俺だったが、徐々に記憶がはっきりしてきた。


どうやら“ドラゴン”として異世界に転生したらしい。

しかもこの洞窟、妙に居心地がいい。いや、「懐かしい」とすら感じる。

まるで何百年、何千年もここで眠っていたような、そんな錯覚。


いや、錯覚じゃないのかもしれない。


俺の中に、微かに**「アスヴェル=ノクティア」という名**が浮かんできた。


それは、俺が人間だった時代には聞いたこともない言葉なのに、なぜか……しっくりくる。


「クリス」が死に、「アスヴェル」として生まれ変わった。


けれど、人間としての理性と記憶はしっかり残っている。


つまり俺は――**“人の心を持った最強ドラゴン”**というわけだ。



とはいえ、最初にやることは決まっている。


この体で暴れまわる気はない。とりあえず、人間の姿を取れる能力があるか確認しよう。


《人間化:可能。制限:魔力安定まで1時間。》


脳内に直接響くように、そんな“情報”が流れ込んでくる。


よし。できるっぽいな。


俺は洞窟を出て、外の世界を目指した。



――しかし。


地上に出て、森を抜け、王都に近づいたとき。

そこには奇妙な空気が流れていた。


街は整っていて、にぎわっている。

けれど、どこか不自然だ。あまりにも静かすぎる。


そして……街の中心にある白くて巨大な建物。

“教会”のような建物から、妙に嫌な魔力のようなものが漂っていた。


(宗教か……?)


俺は知らない。この世界の常識も、文化も、信仰も。

でも、それでも直感的にわかった。


あれは、何かがおかしい。


──そんなときだった。


「そこの君!旅人か?」


鋭くも澄んだ女性の声が背後から飛んできた。


振り返ると、白銀の鎧をまとった女性騎士が馬を降り、こちらをじっと見ていた。


「この辺りは最近、失踪事件が多発している。注意したほうがいい」


その目は真剣だった。俺を疑っているわけではない、けれど何かを測るように見ている。


(この人……騎士?)


初対面の相手――だが、どこか“味方”の匂いがした。


俺の新しい人生が、今始まろうとしている。

【あとがき】


ここまで読んでくださってありがとうございます!

「最強ドラゴン転生×都市伝説×陰謀論」というニッチジャンルを詰め込んだ第1話、いかがでしたか?


第2話では、人間の姿を手に入れた主人公クリス(アスヴェル)が、王国の教団の秘密に少しずつ近づいていきます。

次回も更新お楽しみに!


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