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旅は道連れ

作者: 西川 新

あまりにくだらなくて 笑ってしまうような

そんな話がしたいんだ 君と話がしたいんだ


当たり前のように過ぎる 無意味な日々に

意味を与えてくれたのは 君だったんだよ


僕が目覚める世界に 君がいてくれてよかった

君の目に映る世界に いま僕がいれてよかった


だめなんだよ 他の誰かでは

僕に君がいて 君に僕がいる


そこで初めて 価値が生まれる


挫けそうな朝 僕が君に何度救われたか

嫌になった夜 君を何度思い浮かべたか


明けないような夜は いつだって

心の中の君に向けて 歩いていた


君は ポラリス


喧嘩することはあれど

いつも仲直りできるよ


君を 泣かせたこともあった

君に 泣かされたこともある


そんな 気にしないこと

これが 長続きのひけつ


地球が回り続けるように 海が満ち干きするように

僕らは上手く出来ている こうして今も生きている


なんとなく ぼんやりとして

価値の氾濫 気付かぬままに


君が生きているだけでなんて 陳腐な言葉

そんなんじゃまだ足りないね 僕らの話は


僕の世界の価値観は いま君がいること

僕の世界の価値観は いま君といること


そんな 話がしたかった

ずっと 話がしたかった


あまりに重くて くだらない


世界平和とか 人類共存とか

そう大それた 話じゃなくて


ただ君と僕の せまい範囲の小さな話

僕から君への しょうもない自分語り


僕は 話がしたいんだ

君と 話がしたいんだ


僕と君の これまでと

僕の君の これからを

言葉にしてみたら 伝えられること

言葉にしてみても 伝わらないこと


言葉にしなくても 伝えられること

言葉にしなくちゃ 伝わらないこと

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