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第六話:「果て口」

懺悔します、以前、私は冗談で………冗談であとがきにせつに評価が欲しいとかいてしまいましたっ!そのせいで、次の日ぐらいに一気に数人の方から評価をいただいてしまったのです!それ以降、なんだか気まずくなってしまい………え?ここは懺悔する場所じゃない?すみません、ついつい心の片隅に引っかかっている過去のお話が………え〜ばつが悪いですね。

第六話:

「果て口」

 中に入ると、そこは空き家………じゃなくて空き部屋だった……見た目だけは。

「妙だな、この部屋」

「ああ、妙だ」

 二人してその部屋の感想を言い合う。

別に俺たちは建築関係の勉学をつんではいないのだが、誰だって一発で妙だと思うに違いない………なぜなら、この部屋が部屋である必要なもの、そう、扉がなかった。もしもここで殺人が起これば基本的に密室殺人に即つながり、警察関係者、そして第一発見者は基本的にこの窓からはしごで入らなければならない。

「ここの扉、いちおう開くけど隣には続いてねぇな」

 そこは壁をクローゼットとしたようなところで、あけては見るが、奥に鏡があって俺らの姿を映しているだけだった。

 と、そのとき……佐原の顔を外からの光が照らした。

「!?」

「ああ、そういやはしごをそのままにしてたな……まずった、黒河、お前はこのクローゼットの中に隠れてろよ。そんで、おれが急いで警察をまくから急いでここを出ろ!この程度の高さなら頭からおちなけりゃ、怪我すらしねぇ!じゃ、また後でな!」

 そういってやつは俺の返事も聞かずに窓から飛び降りて走っていった。あいつ、一体全体何者だ?こんなところって二階だぞ、ここ。

 まぁ、あいつが何者であるかは置いておくとして、警官がどこかに行ったのを見計らって俺もどうにかしないといけない。

 いわれたとおりクローゼットに隠れてはいたが、これ以上クローゼットに隠れるより外に逃げたほうがいいだろうと考え、はしごから素直に降りようと窓から下を覗き込む。

「!?」

 そこには誰かがはしごを上っている最中のようで、どうやらそれは佐原ではないようだ。あわてて俺はクローゼットの中に入ってそこでなにか不思議な感じに気がつく。

「?」

 先ほどの場所は固かったが、今回足を乗せたところは足元がなんだかベニヤ板のような薄い、一枚の板の上に立っているような感じがするのだ。不思議に思ってその場で飛び上がってみる……もちろん、二回目を行おうとすると上ってきた相手にばれてしまうということで一度だけ。


ばりっ!


「えっ!う、うあぁぁぁぁっ……」

 見事に床は抜け、俺は間抜けにも抜けた床の下に向かって落ちていったのであった。落ちていく、そのときに……俺は心の中で漆に助けを求めた。


―――――――

「あはははっ!これ、おもしろいな〜輝、早く帰ってこないかな〜」

 漆はテレビのお笑いを眺めながら親友の帰りを待っていたのだった。

「ん?なんだか今輝に呼ばれた気がしたんだけど……」

 助けを求めている輝の姿が脳裏に映る。

「……待ってて!輝!」

 トイレに一度立ち寄り、トイレットペーパーをその手に握る。

「今、きっと公衆トイレかどこかで私の助けを待っているんだよね!」

 決意を新たに、彼女はガス栓を閉め、玄関の扉を閉めてお隣さんのおじさんに家の中で何か物音がしたら警察に連絡してくださいとつげてから輝を探しに旅立ったのであった。

―――――――

 目の前がまばゆい光に包まれて、俺の意識は浮上する。それまで、暗闇の中で俺は一人、ただ一人だけの世界におびえ、縮こまっていた……だが、誰かがそんな俺を助けてくれたと勘違いをして俺は意識を取り戻す。

「……いつつ……」

 思ったよりも身体にはダメージがいってないようで、何度か足を動かして立てるようになった。そして、あたりを見渡すが、果てしなく、白が続いており、壁があるかもしれないが、見た目どおりあたり一面真っ白だ。その白はまばゆい光を放っているだけ。

「……」

 この白に洗剤業界が目をつけたらほうってはおかないだろうとなんとなく、思ってしまう。

『あなたも狂いに来たの?』

「誰だ?」

『わたしはわたし、狂った白』

 気がつけば、五メートルほど先に白いワンピースを着た青白い肌をしていて白く、長い髪を持つ少女が立っていた……

 いや、立っていた、はおかしい発言かもしれない。なぜなら、その少女のワンピースのしたから伸びるそれは足ではなく、一本の太く、白い物になっており、その先には


 龍が存在していたからだ。


「……これは……」

 まるで蛇のようにしなやかで、紅い目の後ろには魚のようなひれみたいなものがついていて、時折赤い舌をちろちろと俺に見せる。だが、その身体の四箇所から手足が生えていてそれで龍だと理解できる。

『狂わせてあげる』

 それだけ言うと、その少女は俺を指差す。まるで、それがスイッチであるかのように少女から生えた白い龍は俺に牙をむいたのだった……

「うわぁっ!!」

 無様に転がって何とか逃げるが、相手はどうやら漆とは大違いのようで切り返しが早く、すぐさま俺の首を狩るために口をあけて突っ込んでくる。

「うおっ!!」

 急いで頭を下げる。今のは一瞬でも遅かったら俺の胴体と首、冗談抜きで吹き飛んでいたに違いない。

 すばらしいぐらいの無表情。相手が何を考えているのかさっぱり理解できない。敵意はないのだが、友好的でもない。

『狂って、狂ってわたしとお友達になりましょう?』

 気がつきゃ相手の口はまったく動いていなかった。蛇の頭が別にしゃべっているわけでもないのだが。

「狂うのは勘弁」

『なぜ?とてもすばらしい……何も恐れなくていいのに』

 悲しそうじゃない顔に対して、悲しそうな声。いまさらだが俺が昼間見たのは確かにこの子だ。間違いない。

 憂いを含めているでもなく、恨みを持っているでもない、無機質な瞳。

 これも龍なら、完全な人型にすることができるはずなのだ。

「わりぃな、ちょっと痛い目見てもらうぞ」

『……いらない、わたしの友達になら無いなら要らない、いらない、イラナイ……』

 少女の身体は無視して、蛇頭への攻撃……しかし、少女の姿は一瞬で無に帰し、次の瞬間、鋭い尻尾が俺を貫いていた。

「がかっ……」

 そんあ無様な言葉を残し、白だけしかないパレットに赤が加わる。

「げほっ!!」

『イラナイイラナイ』

 蛇は自分の尾っぽについた赤い絵の具を一なめした後、すぐさま俺に飛び掛り……俺の目の前には真っ赤な口蓋。だが、次の瞬間には真っ暗な闇が訪れた。

――――――

「死して尚、その手につかむは勝利……そうじゃな、若者よ」


「ああ、そうだ」


「じゃが、これで二度目。ポイントカードなど存在せんからな?」


「もちろんだ、俺も別に死にたくてぇ、死んだわけじゃぁない!」


「よかろう、もう一度言うが、おぬしが復活できるのは相手が龍のときのみ。それだけはくれぐれも胆に刻み込んでおけよ?」


「……わかってる」

―――――――

 目を覚まし、すぐさまバックステップを行い状況確認。目の前の龍は何かをむさぼっているように見えた。

「それ、喰っても腹の足しにすらならねぇって思うぜ?」

 驚いたかのように蛇はこちらへと視線を向ける。

『食らったはずなのに』

「あいにく、ストックがあるようでねぇ……さて、と」

 身体をごきごきとならし、どこにも問題がないことを確認する。すでに相手は攻撃に転じており、俺は何もない白い大地をただ、駆けるだけ。


 この、白い大地はまやかし。


 この、白い蛇はまやかし。


 本体はやはり、尻尾。


 蛇が牙をむいたが、それをさっさとよけて尻尾をつかみ、投げ、そして落ちてきたところにけりを食らわせる。人のけりがどれほど通用するかわからないが、とりあえずこの相手には通用したようで悶絶している間に俺は口をあけていた。

「ええっと、とりあえず人型になれや!」

 しょぼい、もっとかっこいい言い方もあるに違いないと俺は思うが、こんなことをするときは命を賭ける時だけ……。

 動きをとめてびくつき始めた龍のために、俺は上に羽織っていた上着を脱ぎ捨て、そのままその龍に投げる。


 目の前に、白いワンピースをまとった少女が眠っている。


「おわったか……」


 今、何時であるかはわからない……だが、俺ももう疲れていたためか、そのままその少女の隣で眠りに引き込まれていく……。

 目が覚めたら……この子がくるっていませんように。

 そう願いながら、俺は目を閉じた。


さて、前回の答えは『八重桐』または『山姥』です。いやぁ、すごいですよね。ちなみに雨月としては山姥のほうが似合っているのではないかなぁと思ってますが。だって、熊にもかったんですし、そりゃ人間じゃねぇから余裕だろ!?と思ってしまいますもん。ああ、ちなみに銀○の主人公の名前も金太郎が成人して名乗った名前、坂田金時から取っているものらしいですよ?さ、次の問題は………では、桃太郎で!桃太郎が女の子だったと伝わっているのは四十七都道府県、さて、一体全体どこでしょう?

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