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第十話:「降り注ぐ災難、それはまるで〜(以下略)」

タイトル名が長すぎて入りきれてないのは致し方ないということで………勘弁願います。ほぼ、毎回感想を下さる愚者様にはすごく、びっくりしています。いやぁ、世の中にはこんなすばらしい人もいるんですねぇ〜………おもえば、既に記念すべき十回目を終了してしまって以前やっていた十回記念〜とかやれずじまいでした。用意としては一応、『歴代の龍シリーズヒロイン!』をやろうかと思っていたんですが………まぁ、仕方ないですね。少しでも評価、感想などを書きたくなったらぜひともお願いしますっ!

第十話:

「降り注ぐ災難、それはまるであの漆黒の夜空を彩る流れ星かのような美しさ……そういえばさ、流れ星ってごみみたいなものなんだよね?なんでそんなごみに願い事をするようになったんだ?」


 俺のケータイに死神が降り立った。二人。

日時: 7月21日 06:46

送信者: 妹1

タイトル: お昼過ぎ

内容:今日、帰ってくるつもりだから。



日時: 7月21日 06:46

送信者: 妹2

タイトル: 12:45

内容:帰宅。


 両者とも冷たい文面だが、どっちが感情に乏しいか読んだだけでわかるってものだ。後者はまったく、無駄のない………けど、わざわざタイトルとかつけるところが面倒くさがりな俺とは違うわなぁ……。

「……はぁ」

 ひとつ、ため息。

 俺の妹、一応紹介しておこう。

双子で、歳は俺より一つ下。

名前は黒河千佳、黒河由佳。

性格は千佳が明るくて由佳が少し引っ込み思案か?だが、それはあくまで他人に対してであって、自分より下だとわかった連中には二人とも見下したような目線を送り(俺とか、俺とか、俺とか)、さらに家にいるときは見下したやつ(例:俺)をこき使う(やれ、肩をもめ、やれ、怖いから一緒にテレビを見ろとか)困った性格をした連中だ。

外面がめちゃくちゃいいから先生とかにはかなり人気があるが、俺は実際の正体を知っているので中学自体は憂鬱だったな。

いつも俺はあの二人の妹と比べられていたからな、それに、あいつらめちゃくちゃもてるんだぜ?これもまた比較対象となったな……お前、あいつらの兄貴じゃねぇんじゃないか?ううん、確かに血がつながってないことを知っちまったが……言わないほうがいいんだろうな、けど、血とかそういったものを抜きにしてあいつら性格がばれることなくもてたんだよ、いや、うらやましいわけじゃないぞ?ま、まぁ、俺が通っていた中学のほとんどの男子はあいつらにほれていて中にはちょいとお痛が過ぎるような連中もいたがもてていたのは事実だ。七割がたが告白をしたがあの二人は何を考えているのか知らんが資産家の息子からの告白を断ったり、男順位(イケ☆メンランキング)上位五位をすべて振ったのだ。アホである。

 けど、あの二人も家じゃ仮面が外れるから風呂から上がったらタオル一枚でうろうろしているのできっと青少年の夢も崩れるに違いないわな。完璧人間なんてこの世にはいないってことだ。それに、ぬれた床を拭いてやるのは誰だって〜の!いっつも、わざとらしく俺の前を歩いていくのだが、あいつら、絶対嫌がらせしてるだろ?

 朝っぱらからいろいろと文句をたれてしまったがそれでも俺の妹だ……けどさ、俺とは血のつながってない妹だよな。やっぱ、似てないから俺みたいに心優しい妹じゃないんだろうなぁ……

「輝、ごはんは?」

 漆が部屋をのぞきこんでくる、その表情はすでに覚醒を終えているためにきりっとしていた。

「あいよ、今作ってやるから」

 そんな返事を漆にすると漆の隣から久遠の顔がひょっこりと現れる。

「あれ?輝さんが朝食、作ってくれるんですか?」

「ああ、まぁな」

―――――――

 昼過ぎ、時間は12:43となり、俺はごろごろとしていた。

「ちっ、先にいかれたわ!」

「え?あ、あはは……」

「って、気がついたら久遠の子供の数二台目必要じゃない!」

「え?ああ、本当だ」

 昨日とは打って変わって漆と久遠は仲良く?遊んでいる。二人でやる人生ゲーム、楽しいか?一人は確実に大富豪にならないのか、それは?

 すでに二人には俺の妹が帰ってくることを伝えていた。そろそろ、帰ってくるだろう。

「ただいま」

「…………ただいま」

 そんな声が聞こえてきて俺は二人が帰ってきたことを知った。

「お兄ちゃん、荷物運んでよ……って、誰?」

 不躾に千佳がそんなことを言う。もちろん、人生ゲームに熱中している二人組を見て、であるが。

「ん?この二人は漆と久遠」

「ちっ、またスタートへ戻るかぁ……」

 漆はゴール手前でスタートへと戻った。これで彼女が人生のスタート地点に戻ったのは二度目であるが。すでに久遠はゴール地点まで来ている。そして、不思議なことに久遠には“1”以外でないという珍事が起きていた。ちなみに、漆は必ずといっていいほどデメリットのマスの上で駒をとめまくっている。

「………兄さん、この人たち誰?」

「あぁ?だから、漆と久遠」

 遅れて入ってきた由佳にそういう。無論、彼女が荷物を持っているわけはない。多分、俺に運ばせるためなのだろう。手間のかかる妹たちだ。

「友達?」

「まぁ、そうだな。今日から仲良くやっちくれ」

「仲良くって……」

「……どういうこと?」

「この二人、この家に住んでるから」

 一瞬、双子が珍しく目を見開いたようだったが、俺はあくびをかましていてそれどころではなかった。

「ちょ、ちょっと待ってよ。おかしくない?」

「おかしい?どこが?」

 今また、漆が借金をおったところか?おいおい、そろそろ自己破産を役所に提出したほうがいいんじゃないのか?漆。すでに所持金額はどう見ても久遠のほうが上だろう?勝つにはあと三周まわったあとに宝くじを連続して当てなきゃならんぞ?

「他人が家にいることよ!遊びに来てるってことならわかるけど泊ってるってさぁ…」

「他人じゃねぇよ。ほら、そんなことより荷物を部屋に置いてやるからさっさと部屋に行って着替えてこいよ。いつまで制服でいる気だ?」

「……」

 かなり不服そうだったが珍しく引き下がったうえにさっさと引っ込んで着替えを始めたようで、俺は玄関に置かれていた荷物を二人分もつ。

「……今回もねぇのか」

 GWの時にはお土産があったのだが、それは両親のものであって俺のではない。俺のはないのかとたずねたら『私たちが無事に帰ってきたからそれで十分じゃない?』『……』とかいいやがった。由佳は完全なシカト。

「………」

「ん?どうした由佳?」

「……えいっ!!」

「いたっ!何するんだよ!」

 俺のすねをけって末っ子、由佳はそのまま部屋にこもった…………ったく、いつから暴力をふるうような子に育ったんだ?もしかして、学校内でそんな暴力をふるうやつにいろいろとちょっかいを出されているのではないだろうか?これってDVじゃねぇのかよ?

「ったく、何がきにいらねぇんだよ?」

 考えたってよくはわからんな。年頃の娘なんてみんなあんなものか?まぁ、もとから暗かったがさっきはさらに暗く見えたな。

「久遠、お前ご両親にけりをくらわしたときとかあるか?」

「え?ありませんよ?」

 そりゃあ、よく考えてみたら久遠が暴力振るえばあの家が崩壊するわな。

「よし!あがった!」

「よかったね」

 ここで漆と久遠の人生が上がったようだが……漆は借金もちすぎ。夜逃げしたほうがいいんじゃないのか?

 久遠は所持金を漆が借金として持っているぶん、所持していた。

「プラマイゼロねぇ」

 この二人、意外と相性いいのかも知れんな。

―――――――

「「……」」

 夕食時、なんだかいつにもまして機嫌が悪そうな双子。

「輝、しょうゆとって」

「自分で取れや」

「輝さん、ポン酢は?」

「冷蔵庫の中。勝手に開けてくれ」

 自分から立ち上がった久遠に漆は視線を向ける。どうせ、久遠に頼むつもりだな。

「久遠〜、しょうゆとって」

「はい、どうぞ」

「ありがとう」

 静かでまるで嵐の前触れのような双子、それとは対照的に仲良くやってる龍二人。

「ねぇ、お兄ちゃん?」

「何だ?」

「しょうゆとって」

「自分で取れよ、面倒くさい」


がちゃんっ!!


「しょうゆぐらい、とってくれてもいいじゃない!」

 千佳がものすごく怒っていた。

俺はきょとんとする。そりゃそうだろ?しょうゆを取らなくてマジギレなんて高校生がするものじゃない。それに、千佳よ……お前、すでに自分の分の料理をすべて平らげてるぞ?それ以上何にしょうゆをかけるんだ?ああ、食後のプリンの上のソースに醤油をかけようって魂胆だな?あれ、失敗するからやめとけよ。

 そういおうとしたら漆が同じようにして立ち上がる。久遠と由佳が静かにその成り行きを見守っていた。静かに……とはいったが前者はおろおろしながら、後者は冷やかに、ではあるが。

「ええっと、千佳だっけ?」

「何よ?」

 千佳が挑むような目つきで漆を見ている。なんだか、落雷が落ちるんじゃないのかなぁって気分になってきた………訂正、さっきのは頭痛が痛いといっているのと同じだ、正しくは雷が落ちるんじゃないかって気分になってきた……みんな、きちんと日本語は使おうな?

「………」

「…………」

にらみ合いが続き、居心地が悪くて、結構上手に作ったつもりのおかずがまずい気がする。

「私だってしょうゆを輝にとってもらえなかったんだか、自分でとらなきゃいけないってわかるでしょ?」

 その程度のことも分からないのかと暗に示している漆。威圧的だ………

「何よ、あたしはおにいちゃんの妹よ?」

 妹が兄貴に何か頼みごとをして何が悪い?そういったことを言おうとしているのだろう。

「妹だからってそれがどうかした?」

「あんたにおにいちゃんの何がわかるのよ?」

「さぁ?それはわからないけど……輝を困らせようとするのなら、私、許さないから」

 真摯な瞳、真一文字に結ばれた唇………だがな、漆、お前もさっきしょうゆをとってくれといった挙句に久遠にしょうゆをとらせたぞ?

 そして、これ以上にらみ合いを続けていても勝負がつかないということを二人とも悟ったらしい………

「……おにいちゃん、この人に何か言ってよ!」

「……輝、私何か間違ってる?」

 二人がこっちを見てくる。非常に居場所を失っているような感じの上に俺がこれからすべきことは何か……白い龍に助けを求めるか、双子の妹の片割れに助けを求めるべきか………

 俺は覚悟を決めてとある言葉を口にした。

「久遠、しょうゆをとってくれ」

―――――――

「……はぁ」

「何で、怒っているんでしょうねぇ、千佳さんは?」

「さぁな、わがままだからな」

 茶碗を洗うのを久遠に手伝ってもらっているとそこへ由佳が現れた。これまであんまり立ち入った事のない領域だろうにその瞳には真剣という文字が浮かんでいたりする。

「……手伝う」

 一瞬、何を言い出したかわからなかったが(由佳はこれまで一度足りとも手伝いをしたいとはいいだそうとはしなかった………まぁ、近くで俺を見ていることは多々あったが)こいつに何かしてもらわなくても俺にはアシスタントが既にいる。

「いいよ、手伝わなくても。久遠がいるし」

「……」

「ほい、久遠」

「ええ……」

 ぶすっとした調子の由佳だったが、久遠がうけとろうとした皿を横取りし……さらにはうまくキャッチせずに落として割ってしまった。

「………」

「おっほっほい!危ないだろう?おい、由佳、怪我はしてないか?」

 怒るときは声を荒げて怒ってはだめなのだ。だから、静かに怒る、それが多分ベストだ。

「……してない」

 うそつけ、お前の右手の人差し指からあふれ出ている赤い液体はなんだ?ケチャップか?

「久遠、わりぃけど由佳、怪我しちゃったからあっちで手当てしてやってくれないか?」

「ええ、わかりました」

「それと、久遠は大丈夫だよな?」

「はい」

「そっか、それならいい………久遠、危ないから割って入ろうとするなよ。手伝おうとしてくれたのはうれしかったけどな………けど、俺の皿を割った罰として鼻の頭に洗剤つけてやるから」

 ちょんと鼻面をたたいてしっしと追いやる。

「……」

 てっきり文句を垂れていくかと思ったのだが久遠におとなしく連行されていった。ふむ、由佳と久遠は仲がよさそうだな……まぁ、おとなしいのは皿を割って罪悪感を感じているだけかもしれないが。

―――――――

 風呂に順番に入っていって、俺が最後に自作(ペットボトルをくっつけて下に穴を開けて五右衛門風呂からとったお湯)のシャワーを浴びる。なぜか?そりゃ、あれだな。俺の妹は俺の後にはいるのがいやだそうなので妹がいる間はこうするしかないのである。それに、これで何円か得するに違いない。

 風呂からあがってリビングで小競り合いをしてそうな感じの漆と、由佳を後ろから抱き締めているような久遠に撤収の呼びかけをする。

「んじゃ、そろそろ二人とも寝るか……じゃあな、お休み千佳、由佳」

「……ふんっ」

「……」

 いつもいつも、俺のあいさつには視線をくれるのだが今日は二人とも視線すらくれなかった。なんだ?まだしょうゆ事件を根に持っているのか?

 いまだににらみ合っている漆と久遠に俺の声は届いていなかったようで、改めて声をかける。

「漆、久遠、そろそろ寝るぞ」

「うん」

「はい」

 二人が俺の部屋に入っていき、覗けばベッドに寝転がっていた。さぁて、俺も寝るかと部屋に入ろうとすると待ったがかかった。

「ちょっと待った」

「何だ?」

 千佳が後ろから声をかけてきたのである。しかも、腰に手を当てて……あんたはお母さん気取りか?

「何であの二人がお兄ちゃんの部屋に入るのよ?」

「そりゃあ……一緒に寝てるからだろ?」

「ええっ!?」

 めちゃくちゃ驚いたような顔をしている千佳。気のせいか、普段は感情が欠落しているような由佳まで驚いていた。

「おいおい、何をそんなに驚いているんだよ?」

「おかしいでしょ!?」

「おかしい?何が?ああ、部屋が狭いから三人で寝るのはおかしいって言ってるのか?別に狭くないぞ。それに、きちんとベッドに二人、それに布団を敷いて寝てるから」

「違う!」

 まったく、わがままだな……こいつは。しかも、何を言おうとしているのかさっぱりわからない。

「……兄さん、おやすみ」

「え?ああ、おやすみ、由佳」

「え?ちょっと、由佳……」

 由佳が部屋に入っていき、なぜか千佳もそのまま自室へと戻っていった。仲がいいな、やっぱり双子だったら違うのだろうか?いまだに、あの二人の部屋は同じなんだし。


さて、前回の問題の答えは………魚です!様々なゲームで誤解している方々もいるでしょうがバハムートはドラゴンではありません。単なる、魚………ではありませんが、まず、ドラゴンだって思った方、残念でした。あ、魚だと思った方は是非、ご連絡下さい!マジで尊敬しますから。さてさて、今回の問題は………セーラー服ってありますね?元は男が着ていたということを知っている方も多いと思いますが、セーラー服の襟って何に使っていたかわかる方、いますか?感想などであたった場合はここで表彰させてもらいます!では、めちゃくちゃしつこいことはわかっていますが、感想のほう、よろしくお願いします。

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