異世界転移したので動画投稿したいと思います!
初投稿です
僕の名前は那珂 誠也。 絶賛高校三年生の十八歳なのだが、身長も低くて童顔なのでよく年齢より下に見られることが多い。なんとか大人っぽく振る舞おうとしても子どもが背伸びしているだけだと言われることもある。
最近は動画サイトなどで動画を見ることにハマっている。ゲーム実況から商品紹介など色々な動画を見ている。
「こんな楽なことでお金が貰えるなら僕もやってみるか」と考えて試しに動画を撮ってみたこともある。
――間違いに気付かされた。ゲーム実況をすればゲームに集中してしまっていて喋っている時間が少なすぎるし商品紹介もありきたりなコメントしかできない。そして一人で動画撮っていると恥ずかしくなってくる。
すみません。動画舐めてました。
僕は思った。この人達は命懸けで動画を作っているのだと。日々動画の為のネタを探し、努力している。僕なんかが簡単にお金を稼げるわけが無い。
今日もバイトを終え、そんなことを考えながら家の玄関を開けた。
その日僕は異世界に転移した。
「いやいやいやいや、待って待ってそうじゃないだろ。なんでこんなことになったんだ?」
まさか自分の家の玄関が異世界への入り口になっていたなんてな。
「セーヤさん。どうかしたんですか? お困りなら私が力になりますよ! あと朝ご飯ができました!」
異世界に来てから三日目の朝。ベッドに座り込み頭を抱えている僕の目の前には女の子が立っている。身長は150センチ位だろうか。
白く長い髪の毛。猫耳。決してコスプレをさせている訳ではない。正真正銘の猫耳だ。
流石異世界。猫耳とか分かってんな!街もファンタジーな感じがするし森とかにはモンスターとかいるんだろうな……。
彼女の名前はアリサ。耳が猫耳なこと以外はどこからどう見ても超可愛い女の子だ。
今はアリサの家にお邪魔になっている。今までアリサ以外の人をこの家で見たことはない。どうやら一人暮らしのようだ。
「セーヤさん? 聞いてますかー?」
アリサは転移した僕を救ってくれた命の恩人だ。小説やアニメみたいなチートな能力は何も持っていないし、所持品は転移する前にポケットに入っていた財布とスマホだけ。
しかも転移した先がなんと温泉の女湯だったのだ。そう!家に入ったと思っていたらお湯に浸かっていたのだ!しかも周りにはナイスボデーのお姉さんが沢山!獣耳の娘もいる!
お父さん、お母さん。今まで僕を育ててくれてありがとう。僕は今この世で一番幸せな人間だよ。でも周りの目がとても痛いんだ。悲鳴まで聞こえるよ。いきなり知らない男が女湯に浸かってたらビックリするよな。知ってる人でもビックリするよな。
お父さん、お母さん。さようなら。僕は天国に行くよ。隣の獣耳女の子なんて牙を出して唸りながら僕を睨んでいるよ。あっ、ダメ。桶を投げないで――
そんな死の淵をいた僕を助けてくれたのがアリサだ。どうやってあの場から僕を救ってくれたのか検討がつかない。気絶から覚醒した僕はアリサの太ももの上に寝ていた。
「あ、あの! 大丈夫ですか? 私アリサって言います! あなたの事が好きです! 結婚してください!」
――ん?裸の猫耳女の子に膝枕されながら告白されてる?間違いない。天国だ。
「セーヤさん! セーヤさん! もう先に食べちゃいますからね!」
「あ、ごめんごめん! アリサに会ったときの事を思い出していてさ」
「にゃあ!? や、やめてください……恥ずかしいです……」
やばいやばい。色んなことがありすぎて考え込んでいたみたい。というかやっぱり恥ずかしかったみたいだな。
そりゃあ他にも人がいる前で全裸で告白だもんな。それに即答でオーケーした僕は何も間違ってはいないと思う。むしろそこで考え込むような奴は男じゃないね!
ちなみに俺がオーケーすると黄色い声が飛びまくっていた。……さっきまでの空気はどこいったんだよ。
アリサは僕に一目惚れだったらしい。僕もアリサに一目惚れだ。
二日目は可愛いアリサに夢中で何も考えられ無かったので今に至る。
「今日のセーヤさんずっと考え事してますね? ご飯、不味かったです?」
「い、いや! アリサのご飯はすっごく美味しいよ! そうじゃなくて、なんで僕はここに来たんだろうって考えていたら夢中になっちゃって」
考えていたのはほとんど女湯での出来事だったのだがこれは内緒だ。
「あ、そうですよね……セーヤさんは別の世界から来た人でしたよね。 その、やっぱり元の世界に帰りたいですか?」
そんな不安そうな顔をしないでほしい。僕の答えはもう決まっている。
「僕はアリサと一緒にいたいんだ。もし帰るならアリサも一緒に……って思うけどアリサには生きづらい世界だと思う。だから僕は元の世界には帰りたくない」
「セーヤさん! あーもう! セーヤさんは可愛すぎです! 外に出したら他の女に取られてしまいそうです!このまま監禁してもいいでしょうか?」
ア、アリサ?流石にそれは黒い部分を出しすぎじゃないかな?嫌いじゃないけど。
「とりあえず僕は色んな所を見て回ってみたいな! こっちの世界のことはまだまだ知らないことばかりだしさ! 」
黒いアリサも嫌いじゃ無いけど流石に監禁はされたくない!なんとかして話を変えないと……!
「セーヤさんはずっとワタシノモノ――え? あ、はい! デートですか……いいですね! 私もセーヤさんにはこの世界のこと沢山知ってもらいたいです! セーヤさんとデートしたいです!」
一瞬危機を感じたけどなんとかなったみたいだ。よかった。本当によかった。それにしてもアリサの笑顔が可愛い。眩しすぎるよ。
「ここなんてどうですか? 木々に囲まれた湖の近くにキャンプする場所があるんです! 湖はとても綺麗ですしこの時期は外も丁度いい気温で結構人気みたいですよ! そ、その、カップルとかに!」
そう言ってアリサはスマホの画面を僕に見せてきた。なるほど。確かに綺麗な湖だ。ん?なんか違和感が……気のせいかな?
「それともこういうのがいいですか? この動画を見てください。 騎士達の演武を見ながら食事が楽しめるみたいです! カップルなら少しお得になるみたいですね! カップルなら!」
演武を見ながら食事……楽しいのかな? まぁ元いた世界と異世界では感覚が違うのも当然か。あっちの世界でも似たような事がないとは言いきれないかもしれないしさ。それにしてもさっきからカップルを強調してくるな……ってそうじゃない!
「ス、スマホ持ってるんだ?」
そう。ここは異世界だ。異世界にもスマホってあるんだな。アリサのスマホについている猫のカバーがまた可愛らしい。
「にゃ? セーヤさんは持ってないんですか?」
そうだ。僕のスマホはどこにあるんだ? ポケットに入っていれば気づくはずだしどこかに落としたか……もしかしてあの温泉に――ポケットに入ってた。
「い、いや。 僕も持っているよ。 アリサとの暮らしが幸せすぎて忘れていたよ」
いやほんとに忘れていた。元の世界では恋愛とは程遠い生活を送っていたし女の子に免疫が無くてもしょうがない。改めて今が幸せなことを実感したよ。
この世界ファンタジー感がすごいのに電波が……いやもうこの際だ。気にするのはやめておこう。――元の世界のサイトとか動画も見れるんだ!?ちょっと試しに見てみよう。
「セーヤさん何見てるんですか? ブフゥ! な、何ですかこの人! アハハハ! ヒィー! ……クッ……アハハハハ!」
アリサが僕のスマホを覗き込んだと思ったらいきなり吹き出した。商品紹介の動画なのだが投稿者は無感情で無言な上にずっと真顔のまま商品を紹介しているのが地味に面白い。商品紹介と言っていいのだろうか?
アリサにはツボだったようだ。お腹まで抱えて転がり回っている。僕の中のアリサのイメージが少し変わった。こんなに笑うんだな。
「し、失礼しました。はしたない所をお見せしてしまって……」
赤面しながら謝ってくるが肩と猫耳が若干震えている。思い出しているのだろうか。
「い、いや! 全然だよ! 面白いことで笑うのは普通だろ? 気にしないで笑っていいんだよ。 ほら、もう一回見る?」
もう一回先ほどの動画を見せるとまた笑った。幸せだ。でもなんだろ。この笑顔を作ったのは僕じゃない。この無感情な動画投稿者だ。なんだか腹が立ってきた。……ブフッ。 危ない危ない。笑ったら負けだ。僕もアリサを笑わせてみたい。アリサだけじゃない。色々な人を楽しませたい。
「はぁはぁ……セーヤさん? どうかしましたか? 笑いかけたと思ったらいきなり真顔に……プッ」
笑い疲れたのか肩で息をしているアリサが話しかけてきた。せっかく落ち着いたのに僕が真顔になった事で思い出し笑いをしているようだ。
「ねぇ、アリサ。 僕も動画を投稿する。そして僕の動画を沢山の人に見てもらって楽しんでもらうんだ! 動画を見終わったら次の動画も楽しみで待ちきれないって思ってもらえるような動画を作りたい!」
「セーヤさん……はい! セーヤさんがやると言うなら私も応援します! 協力もします! 頑張りましょうね!」
僕が決意を口に出すとアリサは応えてくれる。期待されてるなら、頑張らなくちゃな。
都合が良いのかここは異世界だ。ネタに困ることは少ないだろう。問題は視聴者にどうやってこの世界のことを伝えるかだ。異世界って言ってしまっていいのだろうか。そもそも信じる人はいるのだろうか。そもそもこっちから動画の投稿は出来るのだろうか。不安になってきた。
「セーヤさんセーヤさん! 動画を撮るなら森に行ってみませんか? さっき見せたキャンプ場ほどでは無いですが綺麗な湖もあるんです! デートも出来て一石二鳥ですよ!」
森か……モンスターとか出ないのかな。いやむしろモンスターが出たとして最初の動画にそれだけのインパクトがあれば大勢の人に見てもらえるのでは!
「よし! じゃあその森に行ってみよう! なんか準備するものとかは……」
チラッとアリサを見る。
「あ、私お弁当持っていきます! エヘヘ、頑張って作りますね! 少し待っていてください!」
凄い速さでキッチンに消えていった。手作り弁当か。楽しみだな。モンスターとかは出るのか聞きたかっだけど知らない方が自然なリアクションが取れそうだ。
弁当も作り終え森の入り口の前に到着する。見通しはいいし道もある。安全そうだな。……なんかちょっと残念。
「アリサー!カメラの用意はいいかー?」
「はーい!大丈夫ですよー!」
よし。じゃあまずは挨拶だな。名前はセーヤでいいか。一応色々と考えてはいたのだがイマイチだったからな。アリサにかっこ悪い所は見せられないしビシッと決めないとな。それに自分が楽しまなきゃ見てる人が楽しめるわけがない!
「どうも皆さん初めまして! セーヤです! 実は今僕、異世界に来ているんですよー!!」
信じてもらえなくたっていい。ただのそういう設定だと思われてもいい。その上で楽しませてやる。
「異世界の素晴らしさを皆に伝えたいと思ってこの動画を撮っています! 僕もこの世界に来たばかりなので素晴らしさとかはよく分からないんですけどね! どうですかこの美しい木々! 空気も美味しくてとても清々しい気持ちになれます!」
異世界の素晴らしさ。そんなもの来たばかりの僕には分からない。気の利いたコメントも出来ない。
だけどアリサは笑顔で言ったんだ。この世界を沢山知ってもらいたいと。きっと素晴らしいことが沢山あると思う。
視聴者と一緒に知って行けばいいだろう。共有は大事だ。
画面越しにもこの世界の美しさは伝わったのではないかと思う。まだ木と青空しか映ってはいないが、それだけでも充分なくらいに綺麗なところだ。スマホはあっても車とかはないから排気ガスで空気が汚れていたりはしないんだな。大袈裟かと思われるかもしれないが本当に空気が美味しい。
「今日はこの森の先にある湖に行ってみたいと思います! 一人でハイキング? 違います。 異世界に来て何故一人でハイキングしないといけないんですか! そう! 僕にはこの異世界で出会った頼もしい仲間がいるんです!」
アリサからスマホを受け取り、その可憐な猫耳少女にカメラを向ける。
「アリサです! セーヤさんの妻です! よろしくお願いします!」
とにかく可愛い。妻とか言ってしまってよかったのだろうか。なんか恨まれそうな気もする。その前にまだ結婚はしてないよね? オーケーはしたけどまだ結婚はしてないよね? 異論はないけど。
アリサにスマホを返し再度僕にカメラを向けてもらう。
「え、えーと、はい!嫁です! どうですか? 猫耳少女ですよ? コスプレとかじゃないですからね! 本物の猫耳少女です! 異世界ですからね!」
アリサはキョトンとしている。元の世界には本物の猫耳少女はいないんだよ。と心の中で呟く。
「それでは早速森の中に入って行きましょう!異世界の森ってモンスターとか出てきそうなイメージがあるんですけど実際はどうなんでしょうか?」
「出ますよ」
「え?」
「出ます」
……出るんだ。やばい実際に出ると聞くと汗が出てきた。はっ、この気持ちをどうやって伝えれば!
「え、あの、マジすか」
やべぇぇ!何もコメント浮かばねぇぇ!やばいどうしよ怖いよなんでアリサそんなに平然としてるの?あれでも顔を下に向けながら肩と猫耳がプルプル震えている……やっぱり怖いのかな。こういうのは僕が格好いいところを見せないと!
「まぁ、よよよ余裕ッスよ。 さっきはちょっと動揺しちゃったけど? まぁ、余裕ッス。」
あー……もう死にたぁい。動画どころじゃない!アリサがずっとプルプルしている。
「クッ……もうダメです……プッ! アハ、アハハハハ! セーヤさん大丈夫ですよ! この森に出るのはスライムだけですから! 産まれたばかりの赤ちゃんでもない限り襲われても死ぬことはないです! ニャハハハ!」
「……」
無言になるしかなかった。最初に言ってくれよ!怖すぎて自然なリアクションどころじゃなかったよ!
「はい!ということで森の中はずっと木しか映ってなかったのでカットします! 湖に到着でーす!」
「ほんとは怖すぎて湖に着くまでずっと泣いていたのが恥ずかしいんですよね! 可愛いです!」
「ちょ!? 言わないでよ!……ゴホン。 えーこの湖を見てください! とても綺麗で水が透き通ってますよ!こんなの初めて見ました……凄い綺麗ですん!」
ドボン!!
後ろから何か押されて僕は湖に落ちた。アリサの笑い声が聞こえる。犯人はあの猫耳少女だと言うのか!?湖があまり深くなくて助かった。湖から顔を出して僕が落ちる前にいた場所を見てみると1匹のスライムがポンポン跳ねていた。
アイツか。倒そう。
そう思って僕はスライムに走り出した!また湖に落とされた。スライムが飽きて帰るまでこのやり取りは続いた。
僕はびしょ濡れになりながら一部始終を撮っていたアリサに近づく。
「アリサぁ……気付いてたなら教えてよ!」
「こちらの方が動画的には美味しいでしょ?」
アリサ。いつからそんな娘に……嬉しいような悲しいような。
「と、とにかくスライムは追っ払ったしご飯でも食べますか!」
アリサは笑っていた。
ここで一旦撮影を中止する。今のうちに着ていたものを乾かしながら昼食にする。言うまでもないがアリサの手作り弁当は美味しかった。
動画の撮影だけじゃなくデートも楽しんだ。アリサは始終笑顔でいてくれたし、僕ももちろん楽しかった。本当はこの笑顔だけは独り占めしたい。だか彼女と一緒に動画撮っていくのも悪くないだろう。元の世界の人間だって可愛いものは好きなのだ。共有は大事だ。
撮影を再開しようと思った時には夕方になっていた。その夕焼けはとても綺麗だった。アリサにスマホを持ってもらい撮影を頼む。僕も画面に映り込む。
「昼食も食べて服を乾かしていたらこんな時間になってしまいました! でもこの景色……とても綺麗だとは思いませんか? 異世界に来なければ決して見ることが出来なかった。でもこうやって動画にすれば色々な人この景色を楽しめる。 僕、これからも動画投稿します! 色々なことを皆さんと一緒に楽しみます! 動画に関しても異世界に関してもまだまだ初心者ですが一生懸命頑張りながらも楽しんでいけたらなと思っています! 」
「そうですね……私もセーヤさんと一緒に動画を撮っていてとても楽しかったです。 これからも一緒に仲良く頑張っていきましょうね」
そう言ってアリサは僕の頬にキスをした。
「フフッ。照れてるセーヤさん可愛いです」
「うっ、これは夕日のせいで……そう!夕日のせいだ!」
このままだとアリサとの甘い時間が始まりそうだし早目に動画を終わらせないとな。
「この動画を見てくれた人はコメントや評価などよろしくお願いします!」
「よろしくお願いしますね!」
「それでは次の動画お会いしましょう!アリサとセーヤでした!」
ふぅ、なんとか撮り終えたな。正直上手く出来たとは思えない。だがありのままを伝えられたのかなとは思う。少しでも楽しんでくれる人がいるといいな。アリサに助けられた部分もあったけどなんとかやっていけそうだ。
――さぁ、これからも面白い動画を撮れるようにアリサと頑張るぞ!
今回、誠也が投稿した動画は数日と待たずに世界中に拡散されることになる。再生数は伸び、評価もかなりの量が付き、コメント欄にも沢山の感想などが寄せられる。
もちろんあれだけリア充をぶちかましていたのだから妬みや嫉妬などもあった。だがしかしイタズラで低評価などを付けるものはいなかった。彼が本心から楽しんでいることが分かったのだろう。
コメント欄にも動画に対する率直な感想から「ここをもっとこうすればよくなる」といったアドバイスまでしてくれる人もいる。
彼はあの動画だけで他の大手動画投稿者に並ぶことになる。それは彼が異世界という夢の世界に転移し夢の様な少女との出会いがあったから……それも大きな理由の一つだと思うがそれだけが全てではない。もちろんネタとしてはこれ以上ない環境だろう。
与えられたチャンスを活かすも殺すも自分次第だということだ。彼が最初に投稿した動画を撮影した時の気持ちを忘れなければ必ず大勢の人を楽しめることが出来るはずだ。
「何となく」ではなく「楽しませたい」と思うことが大事なのだ。笑顔は伝播する。動画でも同じだと思う。楽しそうに動画を撮れば、楽しそうに見てくれる人はきっといる。
まだ彼の異世界動画投稿生活は始まったばかりだ。
いかがでしたでしょうか。誤字脱字ありましたら申し訳ありません。報告いただけたら修正していこうと思います。
もっと細かく書きたかったのですがそれ以上に早く書き上げたくて作者自身満足できる作品とは言えません。
近いうちに連載版も出したいと思っていますのでこれから応援よろしくお願いします!
感想や評価、ブクマなどしていただけると嬉しいです!