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3,新しい会話

前回と同じく教室での会話なので早めに投稿しました。

 翌週の放課後まで話すことはなかった。だが、この日を境に僕達の関係は少しずつ変わっていった。






 夕焼けの橙赤色である日差しが薄暗い教室をほんのり明るく照らし僕をよりセンシティブにさせた。



「今日も委員会か何かか?」


 毎週のように言っていた言葉が通例だったため、他の言葉が思い当たらず自然と発していた。だが、彼女がその質問に答えた瞬間、僕は思い返すべきだったと後悔した。


「本を読んでる」


 そう、彼女は教室のカーテンの傍らで読書をしていた。




 そして、彼女が答えたと同時に僕の頭の中で新たな疑問が浮かんだ。それは一体どんな本を読んでいるのかという陳腐なものだ。僕はそのまま聞いた。すると、


「SF」


 僕は青春小説や少し切ない恋物語を読んでいる姿ばかり想像していたが、SFのようにアクティブなストーリーが彼女の静かな性格に結び付かなかったのだ。

だが、僕にはそんな事実はさほど驚かなかった。同じ話題を語り合える友人が増えた喜びでそんなことはどうでもよかったのだ。




「僕もSF読んでるよ」


「他にどんなの読んでるの?」


「ミステリー、物語とか……他にも読んでる……」


と彼女も読書が趣味らしく共通の趣味話は進んでいった。話している最中から段々と彼女から自然と笑みが溢れるのも嫌じゃなかった。



 その日から僕だけしか知らないただ一人の友人が出来た。











これからもよろしくお願いします。

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