表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このファンタジーな世界で…  作者: 黒猫
異世界不慣れ期
4/28

初めての戦い。そして遭難。

「はぁ、はぁ、はぁ…」

(だいぶ歩いたよな、これ。)

あれから、数時間歩いたのだが全く街が見えない。だいいち、ここがどこなのかもわからない。

「疲れた…。なんで街が見えないんだ?確か、東のはず…。」

(ん?東…?東ってどっちだ?)

「…!

ヤベー、そもそも東ってどっちかわかんねー!」

俺はおじいさんの家を出て、ずっと自分が東に向かっていると思っていたようだ。確認もせずにだ。

しかも、辺りはうっそうとした森の中。もうどこから来たのかもわからない。

ここにいるとしても、もう空は紅く染まっている。

「どうするか…。」

もうどうしようも無いので、袋から寝袋を取り出して…

(いや、まだ早いか…。)

俺は、少しの希望を胸に、また歩き出した。

まぁ、その後も街らしきものは無く、辺りはもう夜。

「暗くて視界がない、か…。もう今日は諦めて寝るか!」

俺は、袋から寝袋を出して就寝した。



その夜

“ガサガサ…”

(…ん?何の音だ?)

「ガルルル…」

「…はっ!」

俺が起きた時、目の前には、鋭い牙を生やした白いオオカミのような動物に囲まれていた。

「ガルルル…」「グルルル…」

「やっ、ヤバい!」

俺はとっさに袋の中から、魔法陣が描かれた石を取り出して、それをオオカミに向ける。

「グルルル…」「ガルルルル…」「グルルル…」「グガァァァ!」

オオカミが俺に襲ってくる。

(見た感じ、三体か!)

「いけーーー!」

俺は石に力を込める。

“キイィィィン”

眩しく光ったその石から、光線がオオカミに発射される。

「ぎゃぅん!」

一匹のオオカミに当たった。

そのまま、連射する。

「グギャアァァ!」「ギャン!」

「た、倒した!」

オオカミの死体は、魔法で開けた穴から鮮血が出ていた。

「うわぁ…。気持ち悪い。てか臭い!コイツ!」

オオカミは凄い臭かった。生ゴミみたいだった。

(少し…いや、かなり離れて寝るか。)

俺は、袋を持って死体から離れてから就寝した。













街はいつになることやら…

え?前回に街と言ってた?

ソンナノワタシシラナイデスネー

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ