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このファンタジーな世界で…  作者: 黒猫
序章
2/28

神様と性転換

「これを見るのだ。」

この言葉が、あの神様の第一声だった。

これとは、身長よりも大きな鏡だ。そして、俺は鏡を見た。

「誰だ、コイツ!?」

そこに映ったのは、俺と同じ背丈の猫耳の生えた、青髪の、かわいい少女だった。

俺は、コイツが俺ではないことを確認するために、体を動かした。なんせ、これは鏡だからな。自分以外が映るはずが無いからだ。

大きく腕を振ったり、ジャンプしてみたりしたが、鏡に映った少女は俺と全く同じ動きをしていた。

「…」

「それはお前だ。」

「はあ?」

「だから、それはお前だと言っているだろうが!」

「はあぁぁぁぁ!?」

俺は、神様にそう言われ、驚きのあまり叫んでしまった。

「はあ!?おかしいよね?ねぇ、おかしいよね?死んだと思ったら、神様が俺の目の前にいて、鏡に映ったこの少女が俺って!ドユコト?」

「ったく…お前はうるさい奴だな。まず、落ち着けよ…」

何言ってんだ?このジジイは…

「誰がジジイだ、誰が!」

「まさかの、考えてることは、全てお見通しパターンですか!?」

「八ァ…今さら何を言っているんだか、ワシは、神様だぞ?そんくらい分かるわ!」

「そ、そうですか…」

えぇ~

「お前が、どうしてこうなったのかを説明する。」

「まず、お前はトラックに引かれて死んだな?」

「はい。そうですが…」

「では、お前は何の為に、道路に飛び出した?」

「足を怪我した野良猫を助けるためですが?」

今さら何だと言おうとした時に、さらに神様は話し出した。

「しかし、助けられず、一緒に死んでしまった。そして、そこから出た魂二つが合体し、一つの魂になった。」

モウワケワカランワァ

「そして、出来た魂に肉体を復活させ、生まれたのが、今のお前だ。」

「じゃあ、性別が変わったのは!?」

「それば、猫がメスだったからに決まっているだろう。」

…ソレダケ?

「そういうことだ。」

「ふざけんなーーーー!」

こうして、俺の新たな人生が始まった。


いやぁ、ここからですよ!本当のストーリーは!

次回は、ついに異世界に!?

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