表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
絶鷹(ぜつよう)  作者: 靴下 歯痛乃介
3/12

俺は自分の部屋に入り、テレビゲームをすることにした。俺はテレビゲームが大好きで、中でもゾンビ系が好きだ。程よくグロテスクで、殴ったり蹴ったり、銃で撃ったりできるため、爽快なのだ。

゛ピロリン♪゛

ボーッとゲームをしていると、スマホから通知音が鳴った。友達からのトークメッセージだ。

「明日、部活何時から?」

「9:00からだったと思う」

俺は、高校の剣道部に所属していて力は弱いのだが、何とか続けられている。

俺はその問いに返信したあと、スマホを床に置き、ゲームを再開した。それから何時間も夢中になり、時計を見たら深夜の1:15を指していた。睡魔も襲ってきたため、寝るのには丁度いい時間だった。

翌朝、目覚ましで起きた後いつものように1階のリビングへと降りる。テーブルを見ると朝食のトーストとミルクティーが用意されていた。そしていつものようにトーストの袋を開けた。

すると、目の前にあるテレビの画面には、曇り空を飛び交う無数の鷹が映し出されていた。俺はニュースに変な親近感が湧き、ニュースの内容を必死に聞き取っていた。すると、やはり例の噂に関係した事だった。

゛今日未明、宮崎県○○市の10号線沿いで、53歳無職と思われる男性が、何者かに襲われ倒れていたところを近くの住民が発見し通報しましたが、負傷した男性は搬送先の病院で間もなく死亡が確認されました。現場には、野生動物の羽根が複数落ちており、警察は『動物の鷹によるものではないか』と捜査を進めています。これに対し専門家は『鷹が群れで飛行するのは、我々の知識では聞いたことがない』と事件の重大さを認識させるコメントをしました。えぇ、続いては… ゛

俺はその時、初めて鷹の行動の不気味さを思い知った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ