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絶鷹(ぜつよう)  作者: 靴下 歯痛乃介
10/12

音り(オトリ)

意を決した俺は、体育倉庫の扉を開けた。

その時だった…

「おい!ずっとそこに閉じこもってたのか?」

俺は急に発された声に過剰に驚いてしまった。

「そこで突っ立ってないで、こっちに来い!早く!」

呼び掛ける声の方には見知らぬ男性が立っていた。俺は、その男性と協力して生き延びるという道を悟った。呼び掛ける男性の方へ…

そう駆け寄った時

"ギィエェェェェェ"

向こうの校舎にいたはずの鷹の群れが一斉に、男性の方へと襲いかかった。

「うぁ゛ぁぁぁぁぁっ!」

俺は腰に着けていたスターターピストルを急いで取り出し、鳴らした。

"カチッ パァン!"

しかし、鷹の目は男性の血肉へと向いていた。鷹は立っていた男性の肉を食いちぎり、遂には、こめかみにクチバシを突き刺した。

「何で俺がこんな目に゛ぃぃぃ!お前が死ねばよかったんだぁ!ハハハハハァ゛」

喉をクチバシで裂かれ、男性の声は次第に金切声になっていた。

俺は決心した。あの男性が襲われているうちに、ここから脱け出すんだ。

そして俺は、外へ通じる門へと向かった。

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