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カズミ、これが着たいの!

 高橋先輩の呼びかけで機ぐるみのデザインをしてくる事になった。それにしても高橋先輩は強引な人である。俺がロボット研究会の部長をやらされているのも、高橋先輩のワンマンプレーが問題視され教官と学友会に要注意人物とみなされているからだ。その反面行動力のすごさは尊敬できる面もある。


 機ぐるみのデザインに何枚か集まったが、アニメ作品や映画作品で見たことあるアンドロイドに酷似したデザインが多かった。そのデザインが問題なく使えたらいいのであるが、そのまま使うとコスプレ衣装ですめばいいけど著作権の侵害になってしまう。


 そう思っていると女性らしいボディラインのフォルムを生かしつつ、強そうな感じがするデザインがあった。作者はなんとカズミだった。どうも自分が着たい機ぐるみのコンセプトを書いたらしかった。


 みんなが集まったところでデザインの選考が行われることになった。もちろん妹のカズミを連れてきた。カズミは俺達が通う大学の付属高校三年生なので、同じ敷地内から放課後部室としている研究練にやってきた。


 メンバーから「このかわいい子本当に早川の妹なのか」や「こんなにカワイイのに機ぐるみで包むのがもったいない」といわれたが、カズミが「顔出しNG、そのかわり長期間着用させて」と言ったのでカズミの身体を覆うというコンセプトで女性型アンドロイドの外骨格を製作することに正式に決まり。デザインはカズミの書いたデザインに唯一の女性メンバー島村尚美が現実の人間が着用できるように修正したものを使うことになった。


 このデザインにカズミは乗り気になったのはよかったが、ここで問題が起きた。「誰が機ぐるみを製作するのだ?」

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