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完成したけど
カスミに着せる前に作った機ぐるみを粘土像に着せていた。外観はそれなりの出来栄えになった。外装はメタリックの輝きを見せており、往年の変身メタルヒーローが身に纏っていたスーツのようだった。
まあ、本当は訓練を積んだスーツアクトレスが着てくれたら、本物のヒーローのような動きをしてくれるだろうけど、そんな経験などあるはずもないカスミが着るのだから、そんなことは望むべくもない。
先輩は出来栄えに満足し、きちんと包装した上で段ボールに詰めなおした。後はカスミに着てもらって微調整すれば済むと思っていた。このときには・・・
アンドロイドの機ぐるみを着るにはアンダーウェアが必要だ。できるだけ身体に密着させるため極力隙間がないように作っている。そのため余分な脂肪が付いていないカスミが着る場合にはクッションになる素材をはさまないと思われた。そのため全身タイツか競泳水着のようなものを着てもらえば大丈夫ではないかと気軽に考えていた。
ここに落とし穴があった。普通の着ぐるみのように暑いのは多少我慢してもらえば大丈夫だと思っていたが、トイレの事はどうすればいいのか? と言う事に気付いた。
「さすがに機ぐるみの中で済ませてくれとはいえないし。そんなこといったらカスミが起こるじゃないか」どうすればいいのだろうか!?




