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200文字小説

七夕【200文字小説】

作者: 白波

 今日は、七月七日。

 織姫と彦星が出会う年に一度の日だ。


 そんな日に私はお兄ちゃんとけんかした。


 家を飛び出して、夢中で走り続けて……


 気づけば右も左もわからない知らない町だった。

 今考えれば、隣町ぐらいだったのだろうが、遠くに行った気がして不安だった。


「ゆう。帰るぞ」


 子供のころ、七夕の記憶。

 あの日、河川敷で泣いていた私の手を力強く引いた兄ちゃんは、確かに彦星に見えた。


 お兄ちゃんと手をつないで帰った七夕の夜。



 今日は七夕。

 皆様は、どのような願いを短冊に託しましたか?

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― 新着の感想 ―
[一言] なんでこう、毎度の如く涙で視界が潤み歪むのか。 貴方の短編はやはり神作といっても過言じゃないですよ。 すごすぎです。 また、次回を楽しみにしています。 ウルウル・・・・・・。
2013/07/07 22:38 退会済み
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