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第3話

自分の見たら文字数少なすぎwww長めに書いてみます

 side 主人公





 ん。ここはどこ?私死んだはずなんだけど…

 まさかっ。私のゆ~の~過ぎるの~りょくに目を付けた悪の組織が

 私をよみがえらせたというのっ

















「現実逃避はやめて、ここはどこなんでしょうねぇ…」


 それにしても白い。上下左右白で埋め尽くされた部屋…

 そして辺りに散らばる星みたいなもの


「きれいだなぁ…」


 それはとても幻想的で触れてみたくなったので手を伸ばした



 否



 伸ばそうとした


「え?私手がない?

 嘘www手がないとか何事ですか」


 おかしいな

 私は健常者だったはずだけど??

 ってその前に…


「体ねえじゃん…」


 私は気づいてしまった…てかよく今まで気づかなかったな

 体がないとはなんじゃらほい

 これからどうしようかな。む?もしかして今私生首ですか?

 これはお化けやってくしかないでしょうそうでしょう


 それにしても


「死ぬの…



 気持ちよかったな」





 あの自分が消えていく感覚。意識が暗く黒く深い場所に沈んでいくような感覚

 それらからくる安心感、絶望、恐怖、人としての性なのか感じるとは思っていなかった

 生への渇望。そして、体を駆け巡った快楽


 すべてが同じだった


 10年前の飛行機事故の時と


 それはあたしが終わって


 私が始まった時だった



















 10年前、私は家族と海外へ旅行に行っていた

 それはあたし(・・・)にとって最初で最後の旅行になった


「おかーさん、あたし早く海で遊びたいっ」


 無邪気な昔のあたし


「あらあら、あんまりはしゃいじゃいけませんよ」


 やさしい母


「むぅ、お父さんには言わないのか?」


 顔の割にやさしい父


 皆笑顔笑顔

 そこに居る誰もがこんなことになるなんて

 誰もがもう戻れないって思いもしなかった


 そこにはもちろんあたしも入っていた




 ドゴン




 この音と振動の意味に

 皆が気づくのは早かった

 機長アナウンスが入る



「エンジントラブルが発生しました

 CAの指示に従ってください」


 パニックになる機内

 声を張り上げて指示を出すCA

 あたしの中で恐怖が駆け巡った


「おかーさん、おとーさん、大丈夫だよね?

 怖いよ。あたし怖い」


 今思えばあたしは母に謝りたい

 母と父だって怖かった筈だったのに


 母は自分に言い聞かせるように私に言った


「大丈夫よ。絶対大丈夫」


 そして父はこう続けた


「お前の事はお父さんが守ってやる」


 いつもなら頼もしい父の言葉もどこか頼りなく感じた



 そしてその時はきた


 迫りくる地面、爆発した乗客の恐怖心

 その中で父と母は気丈だった

 あたしは聞いた

 なぜそこまで冷静なのかと、

 どうして













 あたしに微笑みかけているのか


 父と母は言った。いつも聞いている優しい声で

 でもどこか悲しい声で

「お前は生きなさい。生きないといけない。

 なんたって俺たちの娘なんだから」


「あなたは生きなさい。生きなくてはいけない

 なんたって私たちの娘なんですから」


 意味わからないよ。

 生きろったって、もう無理じゃないか

 あたしがそういうと母は


「うふふ、強く生きなさい」



 その言葉があたし(・・・)とって最後に聞いた言葉だった






 (・・)は暗い所に居た

 何かよくわからないけど心地よい

 なぜか父と母がいる


「ここは天国?

 ごめんね。あたし(・・・・)生きれなかったよ」


 いつもと違う自分に戸惑う

 心が冷めている心が覚めている


「やっぱりあなたもなっちゃったわね

 ごめんなさいね、あなたには苦労をかけるわ」


 なんのこと?


「心が冷めてないか?俺たちは暗部といわれる

 裏のなんでも屋だ。俺の家系は死にかけると

 心が死ぬんだ。無情で非情な殺人人形の出来上がりってね」


 でも父さんは笑っていたじゃないか


「コントロールが可能なのだよ

 しかもこれが発動するのは殺気を感じた時だ

 常時発動もできるがね」


 ふーん…私もそうなったんだ


「ごめんなさいね、変なことに巻き込んじゃって」


 いや、いいよ。(・・)は気にしてないよ


「そうか…」


 父さんは心配性だなぁ

 それにしてもここはどこ?


「生と死の狭間と言われている場所だ

 ここで死を感じる事で能力が発現する

 殺人人形もその一つだ」


 そうなんだ

 なんかここは心地いいね


「心地いい?」


 うん。なんか安心するんだ

 色々な感情が渦巻いてよくわからないけど

 なんだか気持ちいいんだ


「あらあら。まさかこれが発動するなんて」


 ?これも能力なの?


「ああ。こいつは全てがが殺せるんだ

 直死の魔眼みたいなものさ。

 点も線も見えないけど殺したいと思えば殺せる

 存在しようと存在しなくとも文字通り全てがだ」


 なにその能力


「でも制約もあるのよ

 念じるだけでは能力は発動はしない 

 対象に触れたりすれば発動するわ

 武器を使って攻撃しても発動するわ

 とにかく何かを挟んででもいいから対象に触れる事が大事なの」


 それでも強いよね…


「ええ、まさにチートね」


 でも私死んだんでしょ?意味ないじゃん


「ん?お前まだ死んでないぞ」


 へ?


「だから言ったでしょ

 ここは生と死の狭間だって」


 つまり私は生きてるってこと?


「まぁ9割は死んでるけどね

 まさに九死に一生を得たってとこだね」


 まじか…

 あれで生き残るとか無理でしょ

 飛行機墜落ですよ…


「まぁあなたは色々と特殊だし

 私たちも本気出したしね」


 じゃあ早くここから出ようよ


「出れるのはお前だけだぞ?」


 なんで?生きてるんじゃないの?


「俺たちは死んでいるぞ」


 まさかのカミングアウト

 まあなんとなくわかっていたけど























「へ~そうなんだ」


 なぜか悲しくなかった

 死んでいることに羨む私がいた



「まあお前がいる方が生側で俺たちがいる方が死側だな」


「楽しんで生きなさい

 人生は劇的じゃなくちゃ

 女の子なんだから恋もしなさいよ」


 恋はともかくがんばるよ母さん


「多分あれは俺たちを狙った故意な事故だな」


 そうなの?


「ええ。結構恨まれてるのよねぇ。私たち」


 ふ~ん


「暇だったら敵とってくれなぁ」


 適当だね


「どうでもいいしね

 自分のために生きなさい

 他人に迷惑かけても恨まれても妬まれても

 自分を貫きなさい

 この世にやってはいけないことなんてないのよ

 そんなもの他人が勝手に作ったルールよ

 でもね自分で作ったルールは破ってはいけないわ」


 わかったよ。母さん



「そろそろ限界かな

 またなわが娘よ」


「そうねまた会いましょう」




 うん。またね





















 あれから10年か

 両親を殺した組織やらなんやらは強大だったし

 両親の知り合いに頼んで修行をつけて貰ったり

 その組織を少しずつ崩壊させたり

 大変だったな、でも楽しかったな

 飛び散ってく血や臓物

 絶望した顔とか色々なことを楽しんだ

 10年かけて組織潰した後に祭りの会場で自殺したんだっけ





 そんなことを考えていたら周りの星?が光りはじめ私の中に取り込まれていった


 すると声が聞こえた


「魂が…吸収を始めている?」



 魂って私の事?

 つまりこの周りのも魂ってわけね


「思い立ったが吉日です

 神様ぁ!助けて下さいぃぃぃぃl」


 忙しい人だな

 まぁその神様とやらがくるまで待たせてもらうか





 お、体出来てきたw




 side out


まだ異世界にいかないw

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