第1話
処女作です
お手柔らかに
ある日の事…
その日は夏祭りで会場には人があふれていた。そこに居る人々は皆笑顔だった。
一人を除いて…
それは祭りの最後に起こった。
『轟』
言葉に表すならこの言葉があてはまるだろう
文字通り轟音が響き渡った…
どよめく夏祭りの参加者。そして静まり返った会場で一つの声が上がった
「皆さん、『死』って素晴らしいですよね」
そしてその場所から…
笑顔が消えた
残ったのは、絶望と気持ちの悪い笑みだけだった
side主人公
「いいなぁ。皆さん『死』を体験できて…
羨ましい限りだね。皆どう思う?」
…反応なし、か
おかしいな。いっぱい人がいたはずなんだけどな…?
そんなことを考えつつ辺りを見渡すと
「あれ?誰もいないじゃん。私って嫌われてる?ショックだなぁ…
って、そうじゃん」
私はそこで言葉を切る
そしてもういちど辺りを見渡す。次は下を見ながら
そして言う
「私が殺したんだった。てへぺろw」
地面いっぱいの
死体
私は笑う、嗤う、哂う
「あはははははははははははhっはっはははははははっははっはははははあは
ははははははははははははははははははあはははははははあははははははは
ははははhッげほぉえ」
…むせた
「それにしてもみんないい顔してるなぁ。
私も死んだらいい顔なるのかな?」
あ
いいこと思いついた
みんなに『死』のすばらしさを教えるのに必死で
思いつかなかったよ
これこそ灯台下暗しだね
そうだよ
「私も死ねばいいんだ」
私は首を手で千切った
そしてそこに残ったのは静寂だった
ニュースです
○○市で行っていた夏祭りで大量殺人事件が起きました
死者は300人を……
side out
ぜんぜんうまくかけない…