第四話...休息時間・昼
完全感覚Dreamerを二曲目で歌っては行けない。喉死ぬ
「まだ続いてるのか」
「それはそうですよ。四百名の軍人が一人を除いて殺され、遺体一つも残らなかったのです。当たり前ですよ」
「生き残った一人も、四肢は切断、両目を無理矢理抉られた感じだからな」
昨日の夜。大隊が山で訓練中、何者かに襲われ一人を除いて皆が行方不明になった。
生き残りが言うには、背の低い大鎌を持った化け物が突如として現れ、娯楽かの様に仲間を切り刻み、殺し回ったそうだ。
遺体は見つけられず、家のクラスにいる影璽達が住む山である事から疑われたらしいが、話に聴いていた結界術も貼られてはおらず、ボロ屋敷もそのままだそうで直ぐに疑いは晴れた。
「災難だったな」
「春羅は何か聴いてないのですか?」
「雄叫びみたいのは、聴こえたかな?」
「!?多分、俺が熊鍋を用意しようと、罠を貼ってたからじゃね?」
「捕まえられた?」
「ダメだった〜」
「ん〜」
圷堵は感覚が鋭い為、誰かの視線等には凄く敏感であり、他者が何処を見ていて、どんな気持ちで見ているのかを多少は読み取る事が出来てしまう。
そんな彼だからこそ、エクレシアからライアに対する視線にが、気になる。
──何だろう?エクレシアって、ライアが嫌いなのかな?ヤケにピリつくとようか何と言うか......。
昨日授業で歴史を聴いた圷堵だったが、余り記憶に無いのは残らない、外でも常識的な話だったので、腕を枕にして寝ていたのだ。
寝ている時、気っと彼女達の根幹を成す歴史が合ったのだ。
「エクレシアはいるか?」
黒髪の男が教室にボディーガードを複数人を連れ、大声で吠えた。クラスの視線は男に収集し、ザワザワと騒ぎ出すクラスメイトを気にもとめず、名を呼ばれたエクレシアも振り向き返事を返した。
「いますが」
「エクレシア、あれほど俺のところに来いといったのに、まさか、そんな奴らと組んだのか?足手まといを増やすと、何れ足を掬われる」
「貴方には関係ありませんよ」
「お前ら、エクレシアは俺の許嫁だからな。手を出してないだろうな?」
「えっ?あっ!何か言った?ごめん!本当にごめん!聴いてなかったわ」
「貴様──!もう一度、貴様の為に発してるやる。俺が、エクレシアを護るからお前たちから、エクレシアを抜けさせる。テメェらじゃ、全く戦力にはならん」
「!言っておきますけどね、彼らは貴方方は彼等には勝てませんよ」
圷堵は思った。────何か知らない人が、無駄に大声で騒いでいるっと。
海時は頭を抱えた。────めんどくせぇな。コイツっと。
男の護衛がライアに気付くと、即座に目付きを変えて跳ね除けようと手を伸ばすと右腕は宙でクルクルと回転、男の絶叫が教室を支配した。
見事な早業は魔力感知機が反応する寄りも速く、指を竜の鉤爪を作り、長い袖に隠れ、暗闇に覆われる様に制服の袖を長くした利点の活用。
何事かと教官達が教室に入り、事情を男に聞くが、返答を返したのは男ではなく、常闇影璽が護衛の頭を踏み付け、落ちる右腕を掴み「決闘の宣言に乗っただけです」と高らかに言い放った。
「どうしてこうなったの?」
「聴いてなかったんですか?」
「昨日の晩御飯の事を考えてた」
「エクレシア、そんな《《悪魔の末裔》》と関わる様になったのか?」
「私は関わりたい人に、関わるだけの事です」
「おい、三下。その口を閉じねぇと、次はボディガードじゃなく、テメェの首が跳ぶ事になるぜ」
開始は明日の昼になり、学園中は昨夜の事件ではなく、一年生同士の決闘の話で持ち切りとなり、学園の歴史上に入学二日目で決闘を行うバカはいない。
学園の決闘は生死を問わず、勝者が全て正しと結論付けられるため、負け犬がどれほど吠えようが、上位貴族であろうが、敗北者は例外問わず、負け犬なのだ。
戦闘人数は四人、ライア、圷堵、海時、影璽。
エクレシアを抜く為の戦いなので、参加は出来ず、相手の希望でこのメンバーが選抜され、相手はボディガード二人とグループの仲間一人。
「聴きたいんだけど?」
「まぁ、貴方達を巻き込んでしまったので、何なりと話しますよ」
「なんで、関係ないライアを彼奴らは巻き込むんだ?」
「ん?」
「ん???」
「なぁ、圷堵。昨日の授業内容を聴いてなかったのか?」
「うん!全く興味なかったし、知ってる話しだし」
「多分それ開始三分間の話しだろそれ!?」
悪魔族、他種族に限らず現存する伝説的種族は現代には少ない。エルフやドワーフ等は存在するが、悪魔や天使、龍族等はとうの昔に絶滅している。
悪魔族は一時期、天使が姿を消した夜から勢力あげ、侵略の一歩を踏み出したが、神聖力を持つ者達が扱える術に寄って好戦的な悪魔族は全滅した。
ライアの様に戦闘を好まない悪魔族も狩られ、数を減らした。
が、過去の脅威だけあって偏見は無くならず、一応は上位貴族であった夜姫家は異能都市の外に追放された。
コレには異能都市から悪魔族を減らそうとする民衆と、力が衰えてきた夜姫家が関係しており、ライアの祖父は一般人寄りも魔力が高いだけだった。
ライアの父に関しては戦闘狂だったのもあり、武術で異能都市に入る事が許され、夫婦共に任務中に戦死している。
「......」
「ほほう。ライアはこの際、巻き込まれただけだと」
「まぁ、私とライアの関係性もあるのかも知れませんけどね」
「そういや、お前、天使族だった」
「あれ?消えたんじゃなかったっけ?」
「そこからでした」
ヴェールメール家は昔、天使と交わった一族であり、神聖力と魔力が高いのもあり、貴族の中で権力が高い。
夜姫家はその逆であり、悪魔と交わった一族。
その二人が学園に入学したのは一族の当主としての顔もあるが、ライアとエクレシアは実の所、学園からの推薦なのだ。
普段ならエクレシアのみなのだが、特殊な事が起きている。
それが許嫁であるガーディア家の目的に繋がる。
エクレシアは覚醒遺伝に寄って天使族となり、ライアも同様に悪魔族に始祖帰りとしていて、エクレシアの事を知った学園は共鳴しているのではないかと二人を推薦した。
「なるほど、彼奴はお前と交尾して子供が欲しいと」
「ガリアの目的は恐らくそれで、親は血を取り込みたいのでしょう。あと、あの人は人間なので、その......まぁ、言い方を」
「獣なのは間違いじゃないと思うけど」
「まっまぁ、ある意味、獣ですけど......」
「猿が人間には追い付けない事を、見せてやんねぇとな」
「そっちかよ。ひでぇ言いようだな。まぁ、花畑の鳥をみて、虫でも探してるのか発言する奴だから仕方ないかぁ」
彼等ほ邪魔が入る事を機熊しながら授業を終え、昼食の時刻なり、圷堵チームと影璽チームと授業を合同でこなしていたのもあり、二チームで昼食をとることになった。
食堂は広く、ドーム状の天井は全てガラス張りで、差し込む日差しが照明の役割を果たし、程よく眩しくない明るになっている。
立昇黒鬼灯学園の食堂はバイキング形式であり、季節で献立が変わったり、味が変わったりするのだが、食費は入学出来れば無料なのだ。
肉、魚、野菜にデザートと多くの料理が並び、好きに量を調節できるので便利だったりするが────
大盛りに積まれたカレーを一つ、チャーハン、豚骨ラーメン、天津飯をお盆二つに乗せ、頭にオムライスを乗せて上機嫌にバランス良くスキップ混じりに食卓に着く圷堵と同じ量をよそぎ、ライアの隣に座る影璽。
海時とエクレシアは昨晩、大鍋に溢れんばかりあった大量のカレーが一晩で空になったのをまじかで肉眼に収めていることから、驚きはないが、ライアは当然驚いている。
「影璽組ん、以外に食べる方なんだね」
「圷堵くんも食べさがりなんだね!私もいっぱい食べないと!」
「春羅ちゃん、それはやめた方が......」
「私もそう思います」
「二人がそう言うならやめとく」
「その方が良いです。アレは人間技ではありません」
「あと、お前らが頭に料理を乗せていることに俺はツッコもうか?」
「もう一回運ぶ途中に食べる時の繋ぎだ」
「そうだそうだ」
ライアが影璽の食べる量に驚く理由はごく当然であり、昨晩はハンバーガーとポテトを食べた後、彼等は何も口にせずにどこに着いたからだ。
朝ごはんは影璽が朝早く、二人の朝ごはんを用意していて、影璽は先に済ませていた。のは建前であり、調査前に死体を捕食したのだ。
血腥い姿では二人にバレるので、朝からシャワーを浴びて虚数魔術に寄って空間を作り、そのに建て直す前の屋敷を再現度完璧で仕上げて軍人達に見せると言うハードスケジュールであった。
二人の要望で職員が料理を運び、大量に盛られた料理は満足感を与える。
一般人の五倍では済まない量を食べるスピードは凄まじく、近くで共に食べる二人は圧巻の一言。
エクレシアは内心で呟いた。
──何方が化け物か、もう分かりませんね。
そんなこんなで二人が料理を口に運んでいると、ガリアが朝見せていた澄まし顔ではなく、険しい顔をしながら向かってくる。
ライアとエクレシアには検討が着いていた。
「きっ、君たち、料理を独占とは、上位貴族でも有るまじき行為だよ?」
「なんだぁ?キリギス。俺たちの飯が喰いたいとでも言わないよな?」
「君たちは蟻さんのように貯蓄してる訳でもないし、君たちの者でもない!」
「遅いお前が悪い。お前の頭は当然回転が遅い、それがこの状況を作りだした。環境要因は当人の能力不足って事で、原因は全てお前にある。人間は一週間を水だけで生きれると聴し、泥水で我慢しとけよ」
「そうだそうだ〜影璽の言う通りだぞ〜」
「仕立てに出ていればま、コケにしやがって......!」
「悪ぃ。人間にはキリギス何て小さくてな──見えなかった」
当回しに眼中に無いと言われ、次いでに言い負かされてガリアはとぼとぼと昼食抜きで帰る事となった。
きっと彼だけでなく、複数名の朝食が奪われる事になっただろうが、圷堵のアンチ有り得る事はない。何故なら、エクレシアの権力が恐ろしいからである。
「いや〜食った食った!」
「まさかここまで無制限に食えるとはな、驚いた」
「何故アレだけ食べて、腹が出てないんだ。コイツらの胃袋は、何処に繋がっているのか、不思議なもんだな」
「本当に凄かったね」
「配信なら、合成と疑いますよ。私なら」
「俺もだよ」
この後の授業全て終わらせると影璽は必要な道具一式を運ぶ為に一時期帰宅した。
昨晩の夜に山で疾走事件が起こった危険から、エクレシアが三人の身を案じてお泊まり会を提案したのだ。
大きな袋に食糧や荷物を入れ込み、大きな物音を立てて竜が着陸する。
風圧で窓ガラスが、バンバンと揺れて屋敷も揺れている気がする。竜の姿は全身が鱗に包まれ、腹の部分が紫色に怪しく輝き、周囲に白い魂魄らしき物が浮遊している。
竜は蒸気を放つと一瞬、紫色の光が瞬いて姿は常闇影璽の姿へと元に戻る。
「ここがお前らの屋敷か。ご立派だな」
「だろだろ?」
「お父様の計らいですね。こんな大きな敷地に屋敷、何人住む予定何ですかね」
「小学校の校舎寄り大きいね!メイドさんとか、住んでるの?」
「住んでませんよ」
皆が荷物を置いて、皆が制服から私服に着替えて皆が腰を下ろす。
リビングは影璽の屋敷とは違い、ソファーではなく、四角いテーブル席。暖炉はなく、炬燵が一つある。
冷蔵庫は三つあり、夜になると摘み食いを試みるバカが一匹いるので鍵がなければ開けられず、食事の時間にはエクレシアを含むシェフが料理を作る。
まだ寒いので圷堵達は炬燵に入り、既に作ってあったシチューを口に付ける。
味に好印象な影璽は微笑むと、堅苦しい表情を常にしているエクレシアの表情が緩んだ様に感じた。
「美味いな、この味は好みだ」
「だろだろ」
「貴方は味見役でしたけどね」
「此奴が手伝うとろくなことにならない」
暗闇には似つかわしくない、何も無い空間が神々しい白く輝やいた瞬間、罅が入り、バリバリと音を立てて最後はガッシャーン!と大気が割れると銀髪の髪を揺らした少年らしか存在がドーナツを袋から取り出し、現れた。
加えたドーナツを咀嚼し、飲み込むと小さく言葉を発した。
「久しぶり新世界」
魔機末未来...まきまみらいみらい
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年齢error歳
種族error...身長167cm...体重43kg
誕生日?月?日
趣味...???
得意事...料理、教育、???
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好きな物...error、カレー、errorerror、映画
苦手な物...errorerror
利き手...両利き(左利き)
血液型...error
座右の銘...映画は一人の人生の体験談と語る
旅行に行くなら...errorかな?
最近ハマっている事...ドーナツ
日課...映画は一日に四回観る
悩み...死後が分からない
癖...映画を観た後は瞬きする回数が増える
作者的に...飽きたらゴミになる、性格はマンマ元の魂のゴミのまま