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食テロられ3

いざゆかん。

 3日前からこの瞬間は決まっていた。


 ふくいくたるつゆの香りが私の思考を加速させる。鮮やかな黄色と茶色と緑は目を楽しませ、その下の純白と調和しようものならば、時を忘れ熱中してしまうだろう。

 一匙くちに含めば、タンパク質と脂肪と炭水化物ほか諸々の織りなす抜群の連携に、私は喝采(例※美味い)をあげたい気分だ。しかし落ち着け。こやつらの本領はまだこれからだ。私は噛む、噛む、噛みしめる。にじみだす汁と消化液が混ざり合い新たな味わいが産みだされるではないか!?そして飲み込み、お腹から広がる口福をじんわりと楽しむ。


 そう私は今日こそお昼ごはんにカツ丼を食べにいこうと、この話を書いて気持ちを確かにしている。



 遡ること3日程前、私は小説家になろうのトップページを開いていた。いろんな楽しみ方があるサイトだが、私はその日は新着のタイトルを流し見、惹かれるものがないかと楽しんでいた。そしてカツ丼を題材にした話を見つけた。

 私見ではあるがカツ丼は人情味のある話に登場する印象がある。

○刑事の取り調べの際の「カツ丼でも食うか?」。

○落ち込んだ雰囲気の客に大将が無言でカツ丼を出し、客が泣きながらかきこむ。

○思い出のカツ丼の味を懐かしむ。

曖昧な記憶を探ってみても、悲惨な展開とは縁遠い気がする。

 その作品は若い学生のすれ違いながら想い合う姿を、食堂を舞台にカツ丼を間にはさんで描かれていた。ニヤニヤしちゃう話だった。こういうカップルを傍目から眺めたいと思った。

 そんな幸福のお裾分けを得た私は思った。カツ丼を食べにいこうと。幸福をもたらしてくるカップルは思い浮かばないが、口福をくれるカツ丼ならすぐ近くにあるじゃないかと。


 至福のひとときはすぐそこに迫っている。

 

味の説明って書くの難しい……

食レポの人って凄いな……

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