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食テロられ2

食テロられる話の2です。

「なにかちょっと甘いものを摂取したい。」

 そんな時に私は缶コーヒーをしばしば選ぶ。なんというか気軽に手をだせる。手頃な量だし、自販機はそこらにあるし、お菓子とかより糖分控えめにおもえるし(成分表示を見なければ)。

 缶のデザインも面白い。色味も凝っているが、形状にも様々な種類があり手にとった時の感触や、それらがどんな工夫がこめられているかの想像も楽しめる。


 初めてコーヒーの類を飲んだのは雪印のコーヒー牛乳だったと思う。甘い味わいの中に香るコーヒーの匂いが好みにあったのか、当時は大きめな紙パックに入っていたものもペロリと呑み込んでいた。

 年齢を重ねるにつれ、缶の微糖→インスタントのブラック→ミルク入り砂糖無し→缶コーヒー全般。と好みは変わってきたが缶コーヒーに親しんできたとは言える。


 長年嗜んでいると様々な種類を試してみるのだが、どの品も凄く口に合わないという事はなかった。みんな違ってみんな良いという言葉が思い浮かぶ。現在の私にとって、オンリーワンな味わいの缶コーヒーはいまだ現れてはいない。


 しかし、よく手にとる品はある。テレビCMなどでよく見かけるあれである。ふだんCMは聴き流すタイプだが、短い時間の中で繰り広げられる、商品を使った物語につい目が惹きつけられる。

 そして私はよくよくその品に手がのびている。

 流されやすいだけかもしれない。目につくことが多いだけかも?無意識的な味覚や視覚を惹きつけるものがある?いろんな理由は浮かぶ。が、私にとって一番しっくりくるのは、「好きな物語の登場人物が飲んでいた」であった。


 企業努力という名の食テロに私は好みを一つ学んだ。 


 

好きなものは好きなんだ。理由はわからんってよくあります。

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