第三話 怒りの二面性
コメントありがとうございます!
すみません。
遅くなりました!
ゴールデンウィーク前の最終日、ハジメはいつものようにベットで起きれずにいました。
さて、どうやって起こしましょうか。
「柏山くん!」
ん?
気のせいでしょうか、外から新田さんの声が。
「おーい」
「!?」
ハジメは跳ね起きて窓を見るとそこにはロードサイクルに跨った新田さんがいた。
すぐに用意し、朝食をプロテインバーで済ませると家を出る。
「柏山くん! おはよう!」
「お、おはよう、師匠。 …なんで?」
「今日から練習量が増えるから! 後ろからペースメイクしてあげる!」
まあ、いつもよりハジメが早く起きれたのでよしとしますか。
ですが、多分彼女は無理ですよ。
そして、四十分後。
ギリギリ学校に着いた時、新田さんは息切れていた。
「な、何キロ走ってるの」
「今は七、八キロくらい。ほら、せめてこっちのベンチで休め」
ですが全く動けないようですね。
「仕方ない、なっと」
「ちょ、ちょっと!」
新田さんを抱き上げます。
「な、何するのよ!」
「いや、このままってわけにもいかないだろ?」
抱き上げられた新田さんが顔を顔を赤くしながらも、親の仇を見るように睨んできます。
「この借りは後で」
怖いですね。
とりあえず、この後新田さんは部活は無理でしょう。
「…よければ、一個どうぞ」
「これ、は?」
「プロテインバー」
まあ、体力つけるにはもってこいの食べ物ですね。
そして、部活へ向かい……少し、止まってください。
校門前の掲示板に貼られた紙には。
「生徒会の錦織は尻軽?」
〜〜
「は!?」
あ、あれ?
いつの間にかイツキと交代されて俺は意識世界にいた。
交代したイツキは張り紙を引き剥がす。
「舐めたマネしやがって」
い、イツキ?
「ふー、大丈夫です」
何が!?
「ツケは払わせます」
よく分からないが、分かった。
「すみません、今交代します」
〜〜
「それで、どうする?」
野球部の基礎練が終わると、追加でトレーニングせずに更衣室へ向かいました。
既に手は打ってありましたが、思ったより行動が早いですね。
最悪、あの人に手伝ってもらうかもしれません。
「全然話が見えない」
最後の手段です。
「柏山くん!」
新田さんが回復して戻ってきました。
その手にカメラがあります。
多分、練習のお誘いだと思いますが、断ってください。
「ごめん、用があって」
「ちょっと、まっ」
ハジメは逃げました。
さて、これから生徒会室に行きますよ。
アタシ、遠藤 蜜柑は数日前から困っています。
「また、貼られてる」
それは、姉様を誹謗中傷する内容でした。
始業式から今までなかったことですが、姉様があいつと付き合い始めた頃から生徒会室前に貼られるようになりました。
「大丈夫ですか?」
「え、な、何もないわ!」
いつのまにか柏山がいました。
急いでその張り紙を回収します。
そして、生徒会室に逃げ込みました。
私はこいつが嫌いな以上に苦手です。
感情が読めない上に、何もかも見透かされてるようで。
姉様がいる時はよくからかってきますが、二人で仕事をしていると全く話しかけてきません。
多分、気を遣ってか、興味がないのかわかりませんが。
そんな彼は完璧だと思います。
頭も良く、運動もできて、何より姉様を本気で好きでいるからです。
「だから、苦手です」
そんな彼からコミュニケーションアプリのルインで呼ばれました。
なんで、私のIDを知ってたんだろう?
しかも、朝から。
私は生徒会室を開けるとそこには柏山と知らない女子がいました。
「さて、遠藤さん。時間がありません。情報の擦り合わせが必要です」
感情が分からない奴だと思ってましたが、彼が怖いほどに怒っていることが分かりました。
「お願いです。姉様を助けてください」




