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第二話 野球部2

いつもコメントありがとうございます!

後一本、頑張ります!

「あれで、一年か」


ハジメの守備練習を見守る先輩の一人が呟きました。

そんなことに気にせずハジメは黙々と飛んできたボールを拾っては、ファースト、セカンドと次々に順序よく投げていきます。


「球速百二十キロ出てたぞ」


「それってボールを取った時の?」


「そう、だから投げた時はもっと早かったぞ」


「今からピッチャー狙わせてもいいんじゃないか?」


さて、最後の一球は全力でホームに返してください。


「了解!」


大きく打ち上げられた球をハジメは難無くキャッチします。

そして、大きく振りかぶって投げたボールはまっすぐに、ホームのキャッチャーミットに吸い込まれていきました。


「百四十七キロ!」


「「おおお!」」


先輩達が歓声を上げます。

ですが、僕の予想では百五十はいくはずです。

強く投すぎて暴投にしてしまうよりはましですが、今後百パーセントのパフォーマンスをするには投球練習もしないとですね。


「なら、これからだな」


いえ、今日は運動量が超過しています。

軽いストレッチ後、プロテインバーと水分を補給してください。


「もうちょい」


ダメです。

あなたの基礎となる守備能力確認のため、守備練習は全力でやってもらいました。

今が一番完成形に近いのです。

それをやり過ぎで壊したらどうするのですか?

最悪、肩を壊したりして大会に出れなくなっていいのですか?


「分かった」


守備練習が終わり更衣室に向かいます。


「あ」


「お、師匠。お疲れ様です」


新田にったさんが大量のボールを持って歩いてきました。

更にカメラまで持って。


柏山かしやまくん! これから投球練習をするわよ!」


「えっと」


容認できません。

休めることも練習です。

断ってください。


「師匠、すまない。今日はこれで上がるんだ」


「何言ってるの。あなたは甲子園を目指すメンバーなのよ。一分一秒が大切なのに!」


「どうしたの?」


いつのまにか他のマネージャーをしてくれてる女子達が戻ってきました。


「もしかして、今から練習? もう、夕方の七時になるんだよ」


「新田さん、熱くなりすぎ〜」


彼女達は新田さんを諌めようと言葉を投げかけます。

それと同時に新田さんの表情が曇っていきます。

…ハジメ、練習しましょう。


「ああ、心配してもらってすまない。でも、俺から練習を頼んだんだ。さあ、師匠行こう」


「ちょっ、柏山くん!」


ハジメは新田さんの手を引いてグランドへ戻るのだった。


「そうよね。練習は裏切らないもの!」


新田さんの中で変なスイッチを入れてしまったようです。

その後、八時近くまで練習してるのを顧問の先生に見つかるまで続くのだった。


「あれ? 大西おおにし? まだいたんだ」


「あ、柏山。おつかれさま」


「おつかれ」


大西くんも今の時間まで練習していたようです。

元々練習は真面目に参加していた彼ですが、こんな時間まで練習するのは珍しいです。


「やっぱ、すごい奴はそれだけ努力してんだな」


「? まあ、楽しいし」


「すげえよ、お前。バッティングもピッチングも」


今日のハジメの練習を見て自信を無くしたのでしょう。

ハジメはライト、大西くんはピッチャーだから気にしなくてもいいのですが。


「そういうことか、大西!」


「なんだ?」


「お前、もっと上手くなれ」


「は!?」


大西くんがキレ気味に返します。


「俺はこれからもライトだ。だから、来年以降大西がスタメンになるなら上手い方が俺は楽できるからな」


「それで励ましてるつもりか?」


大西くんがため息を溢しました。

ハジメ、未来の守護神と四番バッターで写真でも取ったらどうですか?


「お、いいな。大西こっちこい」


「なんだよ」


バシャッ


「将来、俺らが有名になった時、こういうのがあるといいだろ」


「そうなるよう頑張らせてもらうよ」


そして、二人で笑い合うのだった。

私と彼女はすごく仲が良かった。

でも、彼女はすごく欲深く、私から大好きだった人を奪った。

しかも、他にも男を作った挙句、全て捨てたのだ。


「…許さない」


それだけで無く、私を追い出して新しい彼氏まで作って。


「許さない」


幸せそうに笑う彼女が。


「許せない!」

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― 新着の感想 ―
[一言] ん、ロシア娘視点? それとも・・・。
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