第一話 ゴールデンウィークまで後二日
いつもコメントありがとうございます!
更新が遅くなりました。
すみません。
お風呂でスマホポチャって、遅れました。
明日は二話投稿できるように、頑張ります!
「なあ、ゴールデンウィークには恋人を作っておいた方が、いいと思うんだよ」
「そうか」
朝練の後、髪がそこそこ伸びてきた大西くんは、その髪同様に遊びたいようです。
ですが、ハジメは今までとは違い、大西くんの誘惑には乗らずにひたすらバッティングの練習をしていました。
監督に認められて、今日の放課後から守備練習に参加します。
ですが、それは今までやっていた練習をどこかで補填しないといけないという事です。
その為に朝練を早めに済ませ、その後の時間を当てていました。
「大西くん、邪魔するなら出てって」
新田さんはカメラを見ながらノートを取っていました。
彼女は僕らが来た時には既にいつもの洗濯物を終わらせて、ハジメの練習準備をしていました。
「目指すは甲子園優勝よ。七月頭には地区予選、八月で甲子園。たった二ヶ月しか時間はないの。大西くんはそんなだと、来年もスタメン無理よ」
新田さんは今日も熱血タイプのようです。
勝負事には熱くなりやすく、妥協はしない。
そして、努力を惜しまない。
「目指すはプロ野球です、師匠!」
「また、上にズレた!」
その言葉と同時に新田さんがハジメを睨みます。
ハジメは集中が途切れると細かい動きができなくなります。
「そんなんで、夢を語らないで! それに、目指すなら大リーグでしょ!」
「はい、師匠!」
その後、ホームルーム前のチャイムがなるまで、大西に球を投げさせては打ち続けるのだった。
〜〜
午前中の授業が終わって、イツキはいつものように生徒会へ向かっていた。
ただ、今日は生徒会室前で遠藤が呆然と立っていた。
「大丈夫ですか?」
「え、な、何もないわ!」
生徒会室のドアに貼られていた何かを引っ剥がすと、くしゃくしゃに丸めてしまった。
生徒会は〜 と、書かれていたがその先は見えなかった。
「僕は遠すぎて何も見えなかったですよ。でも、何かあるかもしれませんね」
どうする?
「生徒会の問題ですから、基本は手出しはしません」
了解。
「でも」
?
「調査だけはしておきましょう」
どうやって?
「使えるものは使うものですよ」
よくわからないが、こう言った事はイツキに任せるのが一番だ。
「イツキ!」
いつのまにか錦織先輩も来ていたようだ。
今日もお弁当の重箱を手に持っている。
「遅れてしまったか?」
「いえ、僕も遠藤さんも今来たところですよ」
「そうか」
錦織先輩の重箱をイツキは代わりに持とうとした時、二人の手が重なった。
イツキはいつもの笑顔のままだが、錦織先輩は下を向き「て、手が」と呟いた。
先輩の耳が赤くなっているのを見て、イツキは広角を少し上げる。
「恋さん」
イツキが呼ぶと錦織先輩は顔を上げる。
そして、目が合う瞬間にイツキは手を更に強く握る。
「かわいい」
「……バカ」
悔しさや恥ずかしさ、嬉しさが入り混じった顔をした先輩は消え入る声で、無駄な反撃をするのだった。
「そうだ、恋さん。これ」
イツキは先輩からお弁当を、受け取りようやく生徒会室に入ろうとした時だった。
「これは?」
いまだ、顔を赤くした錦織先輩がイツキから一枚の紙を受け取る。
「バイオリンのコンサートチケットです」
「?」
「僕とデートしてください」
錦織先輩はゆっくりとイツキの胸に寄り添う。
そして、彼女は「はい」と口にするのだった。
「懐かしい」
お姉ちゃんは言葉を溢しました。
ねえ、ここら辺で出会ったの?
「うん、もう少し行ったところに」
更に数分歩いたところに小さな公園がありました。
そして、何もない所でお姉ちゃんは立ち止まります。
「ここ、ブランコがあったのに」
悲しそうなお姉ちゃんの声にアタシも悲しくなりました。
この先にあるんだよね。
「うん」
公園裏の林に行きます。
そこには、あったはずの秘密基地は無く、代わりにお花が供えられてました。
「やっばり、もう私の居場所はないのかな」
お姉ちゃんは肩を落として公園を出て行こうとした時でした。
「あ!」
お姉ちゃんの視線の先には日本の女の子がいました。
だれ?
「昔、日本語を教えてもらってたの」
お姉ちゃんは手を振りながら近づいていきます。
向こうも気づいたようです。
「ともかちゃん!」




