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第八話 人生色々

いつもコメントありがとうございます!

今日中にもう一話上げます。

「なあ、今日は別のコースにして欲しいんだが」


ハジメが走り出す直前にそう言い出した。

昨日の新田にったさんとの件もありますのでいいでしょう。

僕はいつもの町内一周コースから駅前まで出るコースに変更します。


「ハッハッハッ」


駅前に近くに連れ、出勤や登校の為駅へ向かう人が多くなっていく。

それでも、まだ走る程度には人はまばらだったのは時間が早いからでしょう。


「時間、大丈夫、か?」


問題ありません。

むしろ、いつもより飛ばし過ぎです。

ペースを整えてください。


「了解」


そして、駅前の公園まで着くと、そこから今度は学校に向けてナビゲーションします。

そして、公園をでる直前でした。


一樹かずき?」


智香ともか


ハジメが足を一瞬止まる。

足を止めない!


「え?」


走ってください!


「えっと、じゃあ」


「ちょっと、かず」


ハジメは再度走り出します。

まさか、こんな時間に会ってしまうとは。


「…助かったよ」


いえ、こうなる事態を考慮していなかった僕のせいでもあります。

どうですか?


「まだ、会いたく、なかった、から」


そうですね。

今日は少し軽くしておきましょう。

それと、最悪朝練も今日は欠席しましょう。


「いや、大丈夫。体、動かしてた、方が、楽」


分かりました。

無理をしないでください。

ハジメは無心で走っていた為、いつもより早めに学校に着きました。

そのまま、基礎練と追加筋トレをします。


「フッフッフッ」


ハジメ、交代しましょう。


〜〜


俺はイツキの提案で意識世界に戻っていた。

気分は最悪だった。

智香にあった瞬間俺はあの日の事を思い出して、イツキに言われなかったら動けずにいた。

その後の事も考えると、イツキの指示は的確だったのだろう。


「ハジメ、あまり気にしないでください。今回は僕の失敗です」


わるいな。

放課後までにはどうにかする。


「分かりました」


まだ、時間はあるがいつもの筋トレも終わったので、更衣室に戻る。

いつもより負荷をかけすぎたのかイツキの動きはぎこちなかった。


「お、柏山かしやま、おはよう」


大西おおにしが基礎練を終わらせて少し遅れて更衣室に入ってきた。


「おはようございます」


「……なんで、勉強モードにはいってるんだ?」


「その勉強モードとはなんですか?」


「授業中と部活中の柏山って、驚くくらい態度が違うって誰かが言ってて勝手に俺がそう呼んでるだけだ。部活中でもなるんだな」


「そうですか」


大西は無言で着替える。

イツキも我関せずと、黙々と準備をしている。


「なあ、機嫌が悪いのか?」


大西は心配してくるが、イツキは「いえ」と一言返し、静寂に包まれる。

そして、先に準備が終わったイツキは更衣室を出た時だった。

洗濯が終わったユニフォームをもった良子ちゃんが、歩いてきた。


「おはようございます」


そう言ってイツキは通り過ぎていく。


「ねえ、柏山くん」


呼び止められて、イツキは視線だけ向けた。


「あなた、なんで今日はいなかったの?」


「いつもと、違うコースを走ったので。なにか?」


「いえ、特には」


「では」


元々興味などかけらも無いイツキは教室へ向かったのだった。





俺こと大西 更衣室から出られずにいた。

理由は外にいる二人のせいだった。

一人は最近女子から人気上昇中の柏山かしやま 一樹かずきだ。

同じ野球部で、最初はバスケの先輩に、喧嘩売って相手の土俵で勝っちまった、ちょっと変なやつという印象だった。

でも、その理由もモテない男のひがみだと分かれば親しみも持てた。

実際に話してやればいいやつだった。

そんな柏山は最近大分絞って体は筋肉質になり、入学の頃より野性味の溢れる男になっていた。

着替え中の身体を見たが、腹筋が六つに割れ、全身の筋肉が隆起している。

ただ、ボディビルダーとは違い、スポーツで使うことを前提にした無駄のない身体だった。

正直、憧れる。


でも、なぜこんな事を話しているかというと、誰が流したか分からないが柏山の身体が凄いと噂になっている。

しかも、顔も悪くない。

更には頭もいいと来たら、モテないわけがないのだ。

本人が気付いてるか分からないが。


さて、話が長くなったが柏山と向かい合ってるのは、新田にった 良子りょうこだ。

新田は一つ上の新田先輩の妹だ。

新田先輩は一年で甲子園に行っただけでなく、春の選抜でもかなりいい成績を残した。

しかも、イケメンだ。

そんな、先輩の妹なのだ。

色々大変だろう。


更にはバスケの件や、二人一緒に登校しているらしいことから、柏山と新田妹が付き合ってると噂もあった。

俺も少し前まで信じていて、二人っきりになれるよう動いていたが、どうやら違うようだった。

そのせいで新田妹はかなりイライラしている。


「では」


柏山が新田妹の手伝いもせずに立ち去った。

まるで、距離を置くように。


まさか、嫌ってる友達って!?


「新田! 実は!」

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― 新着の感想 ―
[一言] 久々の赤の他人さんの登場でしたね、一瞬だったけど。 しかし、あの別れの後、メールなり電話何もしなかったんですかね彼女。
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