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第2話 二人っきりで買い物へ....あれ?これってデートじゃ....

一話一話は短いですが、なるべく頻繁に投稿していきます。


シリエスと共に街に出た時雨だったが、

その街はまるでRPGに出てくるような街並みだった。


「ここはフレイン王国の首都カランドよ。

 とりあえず街を散策しながら説明するね」


「ありがとうございます」


「...シグレ、歳は同じくらいなんだから敬語は無しよ」


「は....うん、わかった」


「それでよし!じゃあ、改めて行くよ」


「うん!」


最初にシリエスが入ったのは服屋だった。

時雨は自分がぼろぼろの服を着ていたことにやっと気づいた。

シリエスが似合いそうな服を買ってくれた。

時雨は正直、オシャレだのファッションにこだわるタイプじゃない。

その為(この世界のファッションがわからないのもあるが)シリエスが見立ててくれてありがたかった。


さすがにぼろぼろの服で街を歩くわけにはいかない。

ので、早速着替える。


シリエスが見立ててくれた服はやはりRPG風であった。

やはりここはRPG風の世界のようだ。

魔王とかいるらしいし....。

時雨はそんなことを考えていた。


「おーい、置いてくよー」

シリエスのその声でハッとした。

(とりあえず、今はいいか....)


次に立ち寄ったのは雑貨屋。

ここでは食器や日用品を買うらしい。

それにしても、どうしてシリエスはこんなにも親切なのだろう...。


「シリエス、聞きたいことがあるんだけど...」

時雨は思いきって聞いてみることにした。

「ん?何?」


「どうして、シリエスはこんなに親切にしてくれるの?」


「....う~ん、よくわからないけど何か放って置けなくて....」


「つまり、シリエスも分からないの?」


「まあ、そう言うことだね。それより次の店行くよ」

シリエスはいつの間にか買い物を終わらせていた。


その後いろんな店を回り、ある程度必要な物は揃った。


「あ、そうだ。寄っておかなきゃ行けない所があったんだ」

シリエスはそう言うと時雨を連れてとある店にむかった。

そこは薬屋だった。


「ごめんくださーい」

シリエスは店員を呼ぶ。

「少々お待ちを~」

そんな声と共に青い髪の小さな少女が現れた。

「あ、シリエスさん、こんにちは。今日はどうしました?」

おそらく歳は13歳ぐらいだろう。

「シズク、ちょうどよかった」

シズクと呼ばれた少女は時雨に気づく。

「シリエスさん、その方はもしかして彼氏さんですか?」


「へ!?ち、違うわよ。訳あってうちで居候してるのよ」


「そうなんですか?」


「実は記憶喪失らしくて....。とりあえず街を案内してたの」


「....記憶喪失....ですか....」


「...シリエス、彼女は?」

時雨にそう言われ勝手に話を進めていたことに気付いた。

「彼女はシズク・ティレナ。この薬屋の一人娘でよく店の手伝いをしてるの。

 シズク、彼はシグレ。さっきいった通り記憶喪失でうちで居候してるの」


「よろしく、シズク」


「よ、よろしくお願いします。シグレさん」

挨拶を交わす二人。

「そう言うわけだから度々お世話になるかもだけどヨロシクね」


「はい!いつでも頼ってください」


「じゃあ、私たちはもう行くね」


「またいらしてください」

時雨とシリエスは薬屋をでて、家へ帰るのだった。


一方でシズクは考え事をしていた。

(シグレさん....か....。不思議な人だったな。

 でも悪い人じゃ無さそうだし....。心配ないよね)

シグレのこともだがそれ以上にシリエスのことが気になっていた。

それと、何故か二人の関係がとても気になっていた。



アイデア等ありましたらお寄せください。

ではまた次回

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