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ココロ  作者: シンヤン
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ココロ

荷物を片付けて 帰ろうとした矢先に例の同僚


が慌ててやって来た


「大変だ! 阿部さんが大変だ!」


その慌てぶりに驚き 鼓動がドクンと高鳴った


「どうしたんだ 阿部さんに 何があった?」





すると同僚は深呼吸を何度かして 落ち着きを


取り戻して 言った


「あ〜 でもお前には関係なかったな」


そして背を向けて 出て行こうとした


俺は咄嗟に 同僚の腕を摑み 言った


「関係無くないだろ!」


同僚は 振り向き 俺を一瞥して言った


「それは どういう意味なんだよ?」




「そ それは 俺が阿部さんを・・・」


俺は そこで言葉が詰まり 俯いた


「じゃあ そう言う事で」


同僚は 再び背を向けて 歩き出した


「ちょ ちょっと 待てよ!」俺は叫んだ


「一体 何だよ?」


「俺は阿部さんが 好きなんだよ!」





「そうか好きか なら仕方ないな 阿部さんが


貧血で倒れたんだよ」


「マヂか!で今は?病院か?」


「会社の医務室で横になっ・・・」


最後迄聞かず 俺は部署を飛び出した




走りながら 何故病院に連れて行かないんだ?


打ち所悪かったら どうするんだよ! 無事で


居てくれよ!等と考えながら医務室に急いだ


胸が苦しく ココロが締め付けられる様だった




そして医務室に着き 一呼吸して ドアをノッ


クすると同時に ドアを開けた


俺の目に 椅子に座った阿部さんが 映った


医務室に入ると 思わず抱きしめていた


阿部さんは驚き 何が起こっているのか


分らず オロオロしていた




「無事で良かった ホントに良かった」


安心した途端 俺の目からは 涙が零れ落ちた


その涙に阿部さんは もう一つ驚いた


そして俺の両腕を力無く摑み 言った





「私はどんな事があっても 貴方が好きです」




「有難う」俺のココロからの言葉だった





「こんな俺でも 愛してくれますか?」




すると涙を流しながら ただ ただ 頷きながら




「ココロから貴方を愛します」




そう言ったのでした





















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