ウダウダ
翌日 会社に着いて思った
会いたくないとか 会い辛いとか 思ってると
会うよねって・・・ そう 思った・・・
会社に着いて 通路を通り 部署に入る前の
踊り場で バッタリと 阿部さんに会った
「お おはよう」そう言うと 顔を背けながら
「お おはようございます」
そう呟いて 小走りに 去って行った
胸がズキンと痛んだ でもこれでいいんだ
これでいい そう自分に言い聞かせた
さあ仕事するか 部署に入ると 例の同僚が
やって来て 言った
「昨日は悪かったな やっぱ 誤解は解いた方
がいいんじゃね?」
「いや いいよ 俺は一人でいいから」
「違うよ お前はそれでいいかも しれないが
阿部さんの気持ちは どうするんだよ?」
そう言われて ハッとした 阿部さんの 俺への
想いか 確かに考えてなかったな
「だけどそんな事を 俺に言われてもな」
すると 同僚は肩を竦めて 呆れた顔で言った
「最低だよ お前なんかを好きになった 阿部
さんが 可哀想だよ」「そうやって一生一人で
居るつもりなのかよ」
俺は返す言葉もなく 黙っていた
「まぁいいや それにしても お前がそんな奴
だとは 思わなかったよ じゃあな」
そう言い残して 仕事に戻った
そんな事言われても 俺にどうしろって
言うんだよ どうしろって・・・
ウダウダ考えながら 仕事を始めた
そんな状態で 仕事がはかどる筈もなく
早く終わる筈の仕事も終わらず 昼食を食べる
間も無く 仕事を続けた
残業も覚悟していたが どうにか 規定の時間
内に 仕事を終わらせ帰る事が出来たのだった




