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ヒルゴハン
そして仕事が一段落した時 丁度昼時になった
さて昼飯どうしようかな?等と考えている時
「昼飯どうするんだ?」と 同僚が言った
「とりあえず外行くか 社員食堂も飽きたし」
まぁ 昼飯なんて何処で食べても 同じだけど
そして俺達が表に出ようと 隣の部署の前を
通りがかった時だった
開いている扉付近での 会話が聞こえてきた
「見て 今日もお昼 食べないみたいよ」
「食べない じゃなくて 食べられない よ」
ん? 何だ?その会話が気になり足が止まった
「それにしても 今時お昼が食べられない程の
貧乏って信じられないよね」
「ホントよね まぢ ありえないわよね」
こういう話は 聞いているだけで ムカつく
「おい 何してんだ」「早く行こうぜ」
同僚に急き立てられ 足を踏み出した時
「ねぇ 阿部さんの車見た事ある?」
「ある ある」「あのボロ車でしょ〜」
「私だったら 恥ずかしくて 乗れないわ」
「私も〜」
「貧乏は 嫌だよね〜」
通り過ぎようと 踏み出した俺の足は止まった
「先に行ってくれ 用事思い出した」
「やれ やれ」同僚は肩を竦めていた
「失礼します」俺は開いている扉を ノック
して 隣の部署に足を踏み入れた




