表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
52/62

天使という名の悪魔

一人称仄亞に戻ります。短め。

「さてと。」

ヤバい、ヤバいよ。どうしよう。なんでスイッチ入っちゃったの私。暁留が笑ってるよ。怖いよ。むしろ怖いよ。叫び出したいよ。お兄ちゃんのほう見れないよ。

「うぅ……」

さあ、最終宣告の時だ。ああ、さようなら。

「話って何?学園長?」

え?

「あ、ああ、ええとじゃな。」

ちょ、ちょっと待ってよ。なんで?

「えーっと……そう、裏の当主の話なんじゃが……話していいのか?」

そうだよ、あんなに煽ったんだよ?絶対押し倒すくらいのことはやるだろうと思ってたのに。

「え?早く話してよ。」

ええ?これ、本当に暁留?実は別人じゃないの?そう思っていたら、笑われた、にっこりと、天使のように……私は自分の顔が真っ青になっていくのを感じた。そうか、そういうことか。


あとでじっくりいたぶるつもりなんだ…………


「うぅ……減刑を求めます。」

「減刑?何言ってるの?」

僕はそんなことしないよって笑顔で言ってるけれど……私には分かる。僕が減刑なんてすると思ってるの?って言ってるんだ。

「オリンポス十二神と八百万の神と後は……アトン神とかに祈っておけばどうにかなるかな……」

知ってる限りの神様を脳に思い浮かべ祈る。できる限り優しい罰ですみますように。ああ、でもなんでだろう。神様がみんな困り顔だよ、諦めなさいって言う目で微笑んでるよ。なんで?

「で?話は?」

「ああ、裏当主がずっと空いていることは皆知っておるな?」

「あーそうだねえ。今は先代の補佐が代理でやってるんだろ?」

「そう、で、そろそろ後任を決めようと思う。」

へえ、そうなんですか。裏当主決めるんですか。ははは。そんなことより誰か私を救って下さい。

「でまあ、本家の方々と話しあった。」

「で?誰がやんの。」

「暁留。」

時が数秒止まった気がした。私からしたらへえ、そうなんですか。それより罰はどうなってるんですかって感じだけど。あ、後雪さんも平然としてる。叶多さんと碧露さん、雪白も。後よく分かってない人々(葉月さんが連れてきた人と実希、お兄ちゃん)も平然としてる。


現在の仄亞の脳内は減刑の二文字しかありません。だから平然としています。

で、白雪や叶多は予想が付いていたので平然、碧露・雪白は知っていた組。他の方々は意味が分かっていないので平然としております。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ