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愛情表現という名の迷惑行為

短め?

「じゃあこのペンダントも問題ないよね?」

「それは問題だらけなの。こんなの学園全体に公表してるようなものじゃない。」

だってこれ、暁留とお揃いなんだよ?

「いいじゃん。虫よけ虫よけ。」

そう言って唇にキスを落としやがった。

「んぅ。」

しかも長い。何分経ったのだろう。こっちも疲れてきたころようやく解放される。

「はぁ……ヤバいな、久々すぎて自制がきくかな……」

「頼むからきかせて。ここどこだと思ってるの?」

「学校だねぇ。」

「分かってるのなら少しは自制してよ。明日からどうしろっての。」

「あぁ……そうだね。昔みたいなのもいいけどでももう手に入ったしね。よし。えーと……ここにいる人たち、仄亞を苛めたら僕が精神的に殺されるか、肉体的に殺されるか、社会的に殺されるかどれか選ばせてあげるね?仄亞の敵は雨欺の敵だから。覚えておくように。」

冷酷にそれでいてどこまでも美しく甘く微笑みながら言葉を紡ぐ暁留。ああ、雨欺だ。どこまでも雨欺の微笑みだ。そうそれは絶対の微笑み。異論は認めない微笑み。

「溶けちゃいそう……」

それは私にとっては身も心も溶かされてしまいそうになる、究極の微笑み。腰が抜けそうになる。

「おっと。危ないな。」

倒れそうになったのを助けてもらう。危ない危ない。このままだと普通に床とご対面するところだった。

「ん、ありがとう。」

「何がそんなに良かったのか気になるねぇ。」

「……別に。」

言いたくない。というか恥ずかしくて言えない。

「ま、それはおいおい聞くとして。立てる?」

「うん。なんとか。」

「そう。」

ゆっくり私を支えていた手が離される。妙なところで優しいんだよなぁ。


仄亞さんは人前ではドライです。基本的には。二人きりになったら……甘くなります。暁留は嫉妬深いです。独占欲半端ないです。ていうか雨欺の男はみんなそんな感じです。ちなみに雨欺の女は尽くして尽くして尽くします。尽くし切ります。もうあんたどこのメイドさんですか?ってくらい尽くします。そのお話も小話で書こうかな。

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