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従兄弟という名のほぼ兄弟

残酷表現はないんですけど白雪さんが暴走してとんでもないことに。男同士でじゃれてます。あくまでじゃれてるだけなのでまあ特にこれといった問題はないとは思いますが一応警告。感覚でいえば仲のいい兄弟のじゃれあい?っていうか兄の一方的な押し売りを弟がいやがりつつも受け取ってます。

「っていうのはまあ冗談で、実際はあれくらい見れたら他はもうなんでも来いだろうと思って。それにあれ見たら多少のことは許してくれるかなって。」

「白雪さんって雪白のことが好きなんですよね?」

確認。

「うん。世界で一番愛してるよ。」

「じゃあ暁留まで巻き込む必要性はなかったんじゃ。」

「ああ、僕、暁留のことも普通に好きだから。好きなものはとことん愛するのが僕の信念。」

ちょっと待て。これは私はどう反応すればいいんだ。

「気に入ったものに男も女もないでしょ?」

こんな生徒の目の前でよく言えるな。私は特に何も思わないけどさ。

「あ、安心して。暁留に悪戯はよくしたけど、そこまですごいことはしてないから。」

されてたら困ります。

「で、本家の子にもそういうことをしたんですか。」

「まっさか。気に入ったわけじゃないし。ウチにしては珍しく純粋無垢で驚いたけどさ。」

気に入ってたらしてたんですか。

「じゃあ何したのさ?うわ!?」

白雪さんが暁留に背後から抱きついて耳元に顔を寄せて、甘く囁く。

「こーいうこと。」

「っ!」

「これを免疫のない子にやったんですか?」

「うん。ただ囁いただけ。問題ないでしょ。」

いやいや、さっきの声はなんか腰にクル感じの声でしたけど?

「早く解放してよ。もういいでしょ?」

「えー……つれないこと言うなよ。僕と暁留の仲でしょ?」

耳元に口を寄せて、舐め上げる。ここは怒るべきところなのかな?

「雪兄!」

さすがに焦ったのか暁留が声を上げる。それを見て笑いながら冗談だよと囁く白雪さんは悪魔に見える。

「もうヤダ。っていうか仄亞もなんでなんか言ってくれないの。」

「え、ああ……なんか嫉妬するタイミングを見失った。ごめん。」

白雪さんがからかってるの分かったし。

「白雪さんの場合からかい続けるから問題なんですよ。」

ああ、そういう感じするなぁ。


お気に入り登録ありがとうございます!猛暑を潜り抜け、クーラーのきいた部屋に入った瞬間の感じを味わっております。どれくらい幸せか分かっていただけますか?

さて、白雪ですが、男女関係なく愛する人です。恋愛的に愛しているのは雪白オンリー。で、暁留は兄弟的な愛。友人には友情に近い愛。だから、同性も異性も両方いけるというのとはちょっと違います。まあ雨欺の人間ですから、片翼の性別が何であれ愛したんでしょうけどね。

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