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ドラゴンと不思議な図鑑  作者: 龍果実
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第76話 「余興」

鋭い一矢に撃ち抜かれ、神剣の一振りに太刀打ち

できず、降り注がれた剣の雨に撃ち抜かれて

覇気のある賊の集団は見るも無惨な敗北者となった。

もう2度と、元の世界の陽の光を浴びることはない。

逃げ出した者を除いて。


ソライト

「話にならねえ。」

ヘレス

「というかオラ達が強くなりすぎ感じだべさ

 秘宝と心を通わせるのは楽しいけど、

 いつしかいっしょに持ち主まで強くなって

 いたとは!」

ビギニメールと心が通うようになって笑みが溢れるヘレス。

その表情にソライトもレオファングも表情が柔いだ。


賊のリーダーのリュックの中には使えそうな物や

効果な鉱石が入っていた。特に(リクロン鉱石)は

かなり貴重な魔鉱石だが、そんな物まで入っていた。


そして旅支度だ。

レオファング

「あの…本当にごめん。」

ソライト

「いーって!しょうがねえよ!」

ヘレス

「愛機も進化して、結果オーライだよ!」

トラブルはあったものの切り抜けた。


ジヨウジュウ

「ちちゅいっ、ちちゅい!」

ソライト

「こいつともお別れだな、世話になったぜ!」

レオファング

「え、何この可愛い生き物。」

ヘレス

「この子の尻尾の薬草が最後の材料になっただよ」

レオファング

「へぇ〜…命の恩獣だったのか」


熱帯のジャングルは抜け終わるとどこか

鬱蒼としていた。まるで一日中夜のような

暗さで何より異様な進化を遂げた植物が

こちらを睨むように立ち並ぶ。


ソライト

「うおっ!?でっけーシズメワラビ…

いや、コレ(ケダモノワラビ)か!」

レオファング

「食べられるの?」

ソライト

「野生のものはともかく、優しい味がするぞ」


ヘレス

「(シニガミササ)に(コロシヤナギ)…

 なんだか物騒な植物だらけだよ〜…」

シニガミササは葉や竹が黒く変貌した植物で

一見すると少しかっこいいがその実態は毒草だ。


コロシヤナギは長く爛れた枝先がとても鋭い

ダンビラのような形状になっている恐ろしい

樹木だ。掴もうものなら出血する。


巨大化した雑草、花弁が変形した花、

夢の中にでも迷い込んだ気分になる。

当然、道中に潜む魔物も奇妙なものが現れる。


ガサガサガサと雑草の向こう側から騒がしい音がすると体長およそ2mはある大きなクワガタと

羽を広げた姿が6mはあるだろうトンボが

姿を現したのだった。


ヴヴヴヴヴゥゥゥンンンン!!!!!


羽を高速で動かす音は異様に大きく

近くてヘリコプターが羽ばたいていると考えると

わかりやすいだろう。どうやら二匹は喧嘩中で

体をぶつけ合わせると虫らしからぬ音が鳴る。


バササッ、ガギン!ガキン!

ミツルギヤンマ

「ギュッギュリュウウウウアアア!!!」

ユピテルオオクワガタ

「バリュッシュウウウッ!!!」

ソライト

「うお…何がおこってんだか…」

レオファング

「離れた方がいいよね…」

しかしそんな想いも虚しくミツルギヤンマが

こちらの存在に気づいてしまった。


ソライト

「トンボは俺がやる!

"ストオリキ・ラスシム・

 ノクソンシ・ウヨシウモノソ"!」

(蜻蛉切)が出てきた。

レオファング

「来たれ、"タウレス"!」

タウレスは牡牛の化身だ。全長5mの筋肉の

塊が闘争心剥き出しで主人を守る。


タウレス

「ウッシュウウウ………オッシャア!

アバレタルゾオオオ!!!」

レオファング

「命令は絶対だぞ!変に動かないで!」

タウレス

「ア…ハイ…//」

ヘレス

「あ…やっぱり女の子に見えるだよね…」

少し厳しい言葉にタジタジのタウレスだった。


ヘレスもビギニメールを展開する

臨戦体制は整った。

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