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ドラゴンと不思議な図鑑  作者: 龍果実
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第74話 「聖なる泉が、身を癒す」

白金(しろかね)の色をした炎の流星が

泉に落ちていく。すると数秒経過した後

泉が輝き始めたのである。


大技を無力化され疲れていたジヨウジュウ

だったが警戒しながらも水をペロリと舐める。

口の中からシュウ…と音がことにびっくりしたのか恐る恐る湯に浸かる。


…聖なる力が身を癒す。瘴気が抜ける感じと

心地良い温度にリラックスしたようだ。


そしてヘレスがふってきた。


どっぼおおおん!!!

ヘレス

「ぶくぶくぶく…ぷはぁ!

 あ〜!なんかいい気分だあ!服は脱いで…」

駆け寄ったソライトに装備品は預けて

自分はくつろいだ。側にいたジヨウジュウは

驚いたたが、瘴気が抜けたことで緊張が解けたのかすぐに落ち着きを取り戻した。


ソライト

「えーと…あ、これいいな。

"ハノツテ・ニウボ・イガナ・クタカ"」

(鉄槍)が出てきた。

当然、使用用途は洗濯竿である。

ビギニメールをうまく活用して物干し場が

完成した。


ヘレス

「ん…あ、さっきの小動物だ。

オラ達が怖くないんだかね?」

ソライト

「さあね…あ、俺は入らず待ってるからな。

今日は護衛に回るからゆっくりしてな」

ヘレス

「お言葉に甘えるだよ〜」

ソライト

「…てかさ。このままレオファングも

 温泉にドボンさせれば…」

ヘレス

「いや溺れちゃうだよ!」

暫く湯に浸かってからすぐに作業に取り掛かる。

薬は案外簡単にできそうだったがあと一つ何かが

足りないようだ。


ヘレス

「…うーん…おかしいだ…」

ソライト

「どしたー?まだなんかいるのか?」

ヘレス

「いや…成分の方ではこれがベストなんだけど

 どうしても要になる安楽線の効果だけすぐに

 無くなっちゃうだよ…」


思い詰めていた時、温泉からジヨウジュウが

上がってきてこちらに歩いてきた。

ソライト

「うわ!?まだなんかする気かよ!?」

ヘレス

「いや、この様子だともう戦意は無いみたいだよ

それよりも尻尾を突き出して…もしや!」


ジヨウジュウの尻尾は木の葉先みたいに

なっていてその成分に解毒作用がある。

そしてその作用は他の薬草と使うことでとても

強力になるのだ。


ヘレス

「いいだべさ…?こっちは攻撃してたのに。」

ジヨウジュウ

「ちゅいっ、きゅう!」

ソライト

「良さそうだな、てか懐かれてやんの!」

きゅい〜…と鳴いて頬を赤らめるも

そのまま採取させてもらった。


泉の水に(クチクミン)と(カナリヤケソウ)を

馴染ませて、最後に尻尾から取れた(ジヨウヤク)

を漬けて完成だ。


ヘレス

「出来上がっただよ!これで治せるだ!」

レオファングに飲ませると険しい表情は

次第に穏やかになっていった。


レオファング

「…んん、よく寝た…あ、声が出る!」

ソライト

「起きたか!よっしゃ、なんとかなったな!」

ヘレスは休眠中だ。ソライトはすでに朝支度に

取り掛かっていた。


そんな時だった。

焦る冒険者

「…え?おい、キャンプがある!おーい!

誰かいないかー!?」

ソライト

「いるよ!仲間が休んでるから

あんまデケー声出すなっての。」

焦る冒険者

「す、すまない、ところで君たち

ここいらの地理には詳しいか?」

ソライト

「まあ…あらかた…」

焦る冒険者

「そうか!なら頼みがある!

こちらの仲間が泉の水を飲んだら口の皮膚を

大火傷してしまったんだ。どうか薬草を

一端恵んでくれないか?」

ソライト

「それなら丁度いいのが今あるから待ってな」


ソライトは先程作った薬を一つ与えた。

焦る冒険者は仲間に薬を与えると黒く澱んだ

部分に塗りつけるように伸ばして様子を見た。

すると次第に治っていき、最後には元々の姿に

戻っていったようだ。


焦る冒険者

「よかった…治ったか。いやあ、本当に助かった!

ありがとな!」

ソライト

「良いってことよ!そんなことより…

おっさんも七秘宝目当てだったりするか?」

焦る冒険者

「そうだな、秘宝の力で成り上がる!」

ソライト

「そうなのか!(おいおい…欲望丸出しだな)」

焦る冒険者

「そうだ…最近こんな噂が流れてたな

俺は最近この場所に来たから聞いていたが

ソライト…だっけな、どうやらそいつ、

今じゃお尋ね者らしいぜ。」

ソライト

「へぇ〜…ん?え!?」


突然の衝撃的な事実に驚愕した。

洞窟の中にいたソライトからすると

意味不明である。

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