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ドラゴンと不思議な図鑑  作者: 龍果実
17/97

第16話 「15階層と剣刺さる結界」

翌日__

片付けを終えた一向は再び洞窟内部に戻っていく。

これまでの事や冒険の理由を話しつつ探索を進めていた。


以前から続く輝く鉱石の道には最初の階層よりも

価値のある物が埋まっている…のは前回同様だが、

当然断層や環境の問題もある。

それに、魔鉱石ならまた話が別だ。


例えば(ダイヤモンド)と言う鉱石は、

炭素分子に極熱と高圧力を加える事で完成するが、

魔鉱石というのはそれらに魔力が宿る。

その魔力がどこから来ているのかは、

まだ判明されていない。


なので海が近いなら海の加護により

水のエレメントが宿ると考えられている。

諸説によればの話だが。


ソライト

「あ、すげえ!(メガラバル)じゃん!

 今相場はどんくらいなのかな。

 採掘しとこ!えーと、図鑑を開いて…

 "クダクヲキセンガ・デウドンシ・トンテイカ"」

(電動ハンマードリル)が出できた。

無論バッテリーパックで動く。

早速使い方を熟知しては、採掘を開始した。


ヘレス

「すんごいなあ〜その図鑑。絵が飛び出すなんて、

 まるで空想物だ。」

ソライト

「だろ!?でも一体誰が書いたのだろう…」

ヘレス

「……本当だ、これ著者の名前が無いだべさ。」


七秘宝と疑わしき図鑑だが、誰が書いたのだろう。

そんなこんなしている内に手のひらサイズにまで削りきり、

作業が終わった。


レオファング

「グラム単価で金貨8.5ぐらいだろう。」


現在ブリタニア王都では金、銀、銅、石貨銭が使われている。

ちなみに金貨1枚は現在の日本円でいうところの1000円だ。

つまり金貨8.5なら8500円である。


ソライト

「しゃあ!儲けっ!帰ったら換金して、

 美味しい物買いに行こっと!」

レオファング

「国が赤字じゃなきゃいいけどね。」

しなるソライト。そうですよね〜の一言。


一向が進むと神秘的なオーラを放つ、

幾つもの剣が刺されている祭壇らしき場所に辿り着く。


無造作に刺された剣。

錆びれた物から真新しい物まで様々だ。

そして祭壇の中央に立つ台座にはパズルが置かれていた。


ソライト

「なんだこれ?パズル?」

レオファング

「絵あわせパズルだね。まあ、解いてみようか」


石で作られているパズルで、

正方形の24枚の板を操作して解く物になっている。

かなり面倒だが、レオファングは試行錯誤を繰り返して

スラスラと完成に持っていった。


レオファング

「…待って、コレおかしいよ。

 この絵…24枚じゃできないよね?」

ソライト

「んな事言ったってその枚数しかないのによ。」

レオファング

「いや…本来なら24枚だ。そして25枚目は…」

言い終わろうとした瞬間だった。

そばで何か他にも無いかと探索していたヘレスが

壁に刺さった剣を抜くと「ガチャッ」という音が響き渡り、扉が現れた。


レオファング

「この先に何かいる…って事だよね。

 そして番人が最後のピースを持っている!」

ソライト

「おっしゃあ!やったるか!」

ヘレス

「その前になんだけど。

 火炎瓶か火薬草とか持ってないだか?」


ソライトがハナビダの残りを渡すと、

ヘレスは道具箱を取り出しては作業を始めた。


一方で、10階層__


アダモス

「……!こんな…事が…!」

ボロボロのグランプレスを見つけた第6騎士団。

伝承の存在を前に驚愕するも、その事実を目にした瞬間

騎士団は戦慄する。自分よりもずっと大きな龍が

倒されていること。そして何より七秘宝の伝説が

本当だった事に。


騎士団はすぐに調査を開始する。

その時、呻き声を上げながらグランプレスが

目を覚ましたのだった。

閲覧いただきありがとうございます♪

ピザを揚げる料理が存在するらしい…よし!調査だ!


設定集のコーナー

「この世界の通貨」


さて、今回のお話ではソライトが(メガラバル)という

鉱石を掘り当てています。火の魔力が込められた

魔鉱石ですね。これらの紹介はまた別のお話でしましょう。


そして今回はお金の詳細が呟かれましたね。

金貨1枚で1000円。8.5の場合は8500円と言いましたが

ちょっと間違えちゃいました。


正しくは「金貨8枚分と銀貨5枚」ですね。

銀貨は1枚で100円。銅貨は1枚10円です。

石銭は1枚1円と言うことになります。


また、これらの貨幣の形状は丸いのですが

角ばった銀貨…要するに四角形の銀貨は

500円になります。大きさも違うので

偽物はあまり出回っていませんね。では!

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