表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
猛毒無双 ~転生したら海の中~  作者: 回復師


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

13/23

第13話 AIのナビー

 只の『勘』だが、チュートリアルはあった方がいいような気がする。


『具体的にどのくらいの経験値の量が減らされるのかな?』

『10%です』


 10%は痛い……取らなかった奴が10匹で1レベル上がるとしたら、俺は11匹狩らないといけなくなる。生涯で考えると凄い数の差が出る……一般が1000匹だと俺は1100匹、数が増えるほど大きな差になってくる。


『サポートとはどんなことをサポートしてくれるの?』

『基本は今のように、質問されたことを答えられる範囲内で答えるだけです』


『基本はって事は、他にも何かできるんだね?』

『契約主様のイメージ次第で如何様にも進化いたします。初期設定時のイメージ次第でしょうか』


『今一良く分からないのだけど、そもそも君はなんなの? 神様なの?』

『私はこの世界を監視、管理しているシステムの一部です。一部署とかの方が解りやすいかもしれません。あなた様なら、AI的なものと思って下さった方が理解できるのではないでしょうか。ユグドラシルシステムの一部署のアシストAIですね』


 管理システム内の人工知能ね……転生前にチュチュチェ母さんの居たという中世レベルの漁村とかでは、全く理解できない話だろうね。


『初期設定とはどういうものなの?』

『AIの私を、どうカスタマイズするかをイメージしてもらうのです。そのイメージどおりの仕事をするようになります。イメージ力のない者は、基本的なサポートしか受けられません』


『それでも基本的なサポートは受けられるんだね?』

『そうですね。初心者用のイージーモードですので』


 これは現代知識のある俺の方が、この世界の人たちよりかなり有利なんじゃないだろうか?


 母さんのような中世レベルの時代の漁村の娘に、高度なAI的なイメージをしろといっても無理な話だ。精々ギルドの受付嬢みたいに、質問に対して答えを返してくれる人的なことしか思いつかないだろうと思う。


『じゃあ、初期設定を始めてもらおうかな』

『了解しました。経験値10%減量のペナルティーを了承され、以降サポートを受けることを受諾しました。これよりあなたのイメージによる初期設定に入ります。サポートシステムをどうカスタマイズするかイメージしてください』



 俺は30分ほどかけて、可愛い思念体を伴う高性能なAIをイメージした。

 ラノベやMMOなど、ゲームやアニメなどに出てくるような妖精のような可愛い女の子タイプのやつだ。


『よし! こんな感じだけど問題ないかな?』

『少しお待ちください。今からあなたのイメージをアップロードし、システムを可能な限りイメージどおりに更新いたします』


 可能な限りか……できない事もあるのか。


『♪(チロリ~ン)マスター、お待たせしました。アップロードが終了しました……よくもまぁ、これだけのイメージができますね! ナビーのような存在はこの世界初だそうです。でも嬉しいです♪ 思念体と五感まで備わっています! 感情も人間のそれと大差ないほどです!』


 チロリ~ンという軽い鐘の音の後に、可愛い感じの声が直接頭に聞こえてきた。


 あれ? なんかミスったかな?


『え~と、マスターって? それにずいぶん可愛いアニメ声になっちゃったね?』 

『♪ マスターのイメージどおりですよね?』


 あらら、俺のイメージどおりなんだね……しかも、俺の網膜上というか目視上を虹色の羽を生やした可愛い女の子が飛んでいる。


 薄いライトブルーのストレートな銀髪を腰の辺りまで伸ばし、髪をなびかせ目視上を飛んでいるのだ。

 見た目的に3cmほどしかないが、大きくなったりもできるようで、いろいろ試しているようだ。


 18歳ぐらいだろうか? 顔は日本では見たこともない美少女だが、俺のイメージなんだと思うと、なにか悲しくなってくる。システムに何を求めているんだって話だ……そう思うと凄く空しい。


『♪ マスター、そう悲観しないで、こう考えてはどうですか? 朝起きて、野太い声のおじさんに「おはよう」と真っ先に声をかけられるのと、ナビーのような可憐な美少女に毎朝「おはよう」と声をかけられるのではどっちがいいですか? しかもそれが毎日続くとしたら?』


『是非毎朝ナビーにお願いします! てか、お前心が読めるの? それにナビーってなに? お前の名前?』

『♪ マスターがイメージを送ってくれている途中でお考え下さった、素敵な名前です! お忘れですか?』


 覚えてない……カーナビ的に音声ナビがほしいとは強くイメージしたが、その時何か思ったのかな?


『♪ サポートシステムもナビゲイターも同じようなものです。マスターの人生をナビするナビー、とても良い名前です!』


 本人が気に入ってるならそれが一番良い。でも俺の考えている事は筒抜けなのか。まぁ、仕方ないか、聞いても俺がイメージしたって答えが却ってきそうだしね。


 じゃあ、さっそくナビーにはお仕事をしてもらいますかね。

 俺のレベル1のステータスはどんなのかな? 個人スキルは持っているのかとかが凄く気になる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ