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✴︎近未来2
「おい!そこにずっといたら危ないぞ?」
「あ!ごめんなさい」
慌ててそこから動いた。
声を掛けてきた男性は ちっ!と舌打ちをしてその場から過ぎ去った。
そういえば、さっき私を起こしてくれた男性が病院に行くように言ってくれてたけど、病院ってどこにあるのかしら?
とりあえず、ずっとそこにいるわけにも行かないので、手当たり次第歩いている人に声をかけて聞いてみた。
「あの、すみません、、、」
声をかけても私のことなんて見えていないかのように
誰も振り返ってもくれない。
そもそもが聞こえていないかのように、、、。
どういうこと?
向こうから声を掛けてきた人はいたのに?
よくわからないまま綺麗に舗装された道の上を歩いていく
試しにどこかの扉に入ってみようと試みるものの中に入ることは出来ずにスタート地点に戻ってきてしまう。