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あなたは、だあれ?  作者: ぬまちゃん
最初の異変
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平凡な、でも安心な日常

昨日の夜はびっくりしたぜ。


あの後はとりあえずビクビクしながら風呂に入って、歯を磨いたんだ。

こりゃあ、怖くて全然熟睡できないな、と思ったけど。

いやぁ、若いってすごいなあ、実際は布団に入って5分も経たずに意識が無かったぜ。


今朝だって、起きるのが辛いぐらいに眠気がやって来るんだもん。

まあ、疲れていないと言えば嘘になるからな。


さて、今日のテストの準備をして、朝飯を食って、それから、、、


ガラガラ!!!


「おばさん! おはようございます。モモです。ケンジ君もう起きてますか?」


「えー、モモちゃんどうしたのコンナニ朝早く。ケンジはまだ朝ご飯食べてるよ」


「おばさん、良いのイイの。私は気にしないから!ここでケンジ君が朝ご飯食べるの待ってるわ」


「そんなこと言わないで、上がっていきなよ。ケンジが朝ご飯食べてる間、こちらで麦茶でも飲んでてちょうだい。昨日の夜もケンジがお世話になったみたいで、アタシもお父さんも耳が遠くてねえ、

ありがとうね、モモちゃん。うちのケンジったら、本当に小さい頃からモモちゃんに助けてもらって、、、、」


「おふくろ!、五月蝿いぞ、あんまり言うとモモも迷惑じゃん。モモ、待たせてごめんな、もうすぐ食べ終わるからな。もぐもぐ。ごっくん」


結局昨日は、あの後モモにお礼を言って帰ってもらった。

モモも興奮して、アタシはこのまま一緒にケンジと寝るとか言い出して大変だったんだぜ。

(本当は、少し嬉しかったんだけどね。)


朝ご飯を食べて、カバンを持って、モモと一緒に家を出た。


通っている高校には、電車を乗り継いで30分ぐらいかかる。

当然例の質量測定装置『はかる君』を腕にはめて、中継装置のネコミミをカバンに忍ばせてる。


『はかる君』は、ちょっと見ミサンガみたいなお洒落な腕輪にしか見えないから回りの乗客は誰も気が付かない。


昨日の雰囲気だと、もしも例の現象が起きても肉体的な危険はなさそうに思われるから、通学途中もあまり気にはならないのだけれど、唯一怖いのは横断中とか何かの作業中にいきなり体の自由が利かなくなるのは、結構ヤバイ気がする。


幸い、通学中は幼馴染のモモが一緒にいてくれるので、緊急時の対応は可能だが、モモだって四六時中一緒って訳にはいかないしなあ。


とにかく、何事も無く一日無事に過ごしていられるだけで、俺的には安心だ。

なんせ、今の処、何が原因で発生するのか?サッパリ分からないし、どうしたら元に戻るのかも分からないしなあ。


唯一分かっているのは、「モモに触られると、元に戻る」ぐらいしか分かってないんだよなア。


まあ、学校で授業を受けるぐらいでは、何も無いと思うし。

なんか、平凡な日常ってすごく大事なんだなアとか、じいさんの気持ちになった高校生だぜ。




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