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理性崩壊!?魅惑のお姉さんマキナ

いつも読んでいただき、ありがとうございます。

投稿が遅れてしまい申し訳ありません。

今回は少しお色気寄りです。よろしくお願いいたします。

俺は、大人の階段を登った…。かもしれない。

なぜか隣で一緒に寝ている美女。

色々見えてしまいそうなシーツに絡まる白い肌。


だが、正体はわかっている。

…どうして一緒に寝ているんだ。マキナ!


「…あら?もう起きちゃったの?」


声に反応して顔を向けるが至近距離で目が合ってしまい反射的に目を逸らす。

ダメだ、いろいろ持っていかれる…。

俺の顔はきっとこれまでにないほどに真赤になっていただろう


「どうしたの?こっちを見て」


マキナは俺の顔を無理やり自分の方へ向けさせ、じっと見つめる。

今にも唇が交わりそうな距離で直視されては…


「…きっ、気を失ってからの記憶がなくて…。どうなったんだ?」


「忘れてしまったの?…私は忘れられない一夜だったのに」


頬を赤らめて恥ずかしそうにする表情に俺の思考回路は停止した。

…なぜ覚えていないんだ!


「いっ一体、昨夜は何があったんだ?」


「あら、女の子の口から言わせるつもり?」


だめだ!このままでは自我を保つことができない。

俺は逃げるようにベッドから飛び上がり部屋を出て行った。


バタンッ!


「…あらあら。ウフフッ」


勢いで外に出てしまったが、どうやら民宿の一部屋にいたらしい。

右には下りの階段。左には突き当りに風通しの良い窓。

周りには同じ扉の部屋が4つあった。


とりあえず、下に降りることにして階段に向かう。

下の階に近づくにつれ食欲をそそる良い香りが立ち込めてきた。


「あら、おはよう。よく眠れたかい?」


宿主のおばさんが気さくにあいさつをしてくれた。俺は軽い会釈で返す。

このおばさんは見覚えがある。お世話になっている農夫と二人で民宿を経営していると聞いていた。ここがそうだったのか。

おばさんはニコニコと料理の下ごしらえをしている。


「…えっと、洗面所はどこですか?」


おばさんは静かに指をさす。その先に目を向けると階段の横に通路があった。

俺は言われた方へ向かい洗面所を探す。

とりあえず、最初に目についた扉を開ける。


そこは、惜しくも風呂場の脱衣所だった。


「…まぁ、せっかくだし入ろうかな。…あっ」


焦りすぎて気付かなかったが、パンツ一丁で歩き回っていたようだ。

急に恥ずかしくなってきて逃げ込むように風呂場に入る。

中は思ったよりも広く、大きな浴槽に小さな滝のように湯が蓄えられていた。


俺は久々の風呂に感動しながら湯に浸かった。

そして、朝の光景とパンツ一丁で歩いていたことを思い出していた。


すると、物音が聞こえてきた。

誰か入ってくるのか。…いや待てよ。この展開はきっと


「…まさか、先客がいるとはな」


湯煙の中に現れたのは予想とは違い、シフェルだった。

いや、本当に女子が入ってきても困ってたけどね?


「君には失望した。魔王としての自覚もなくフラフラと…。しかも、あの程度の兵士にやられるなんてな」


俺は言い返す言葉も見つからず、黙って聞いていた。


「…しかし、村人たちは君の事を信頼しているようだ。みんな心配していたよ」


「え?村のみんなが?」


「あぁ。王には人望も大切だ。それだけは君の能力として認めよう」


俺は村人たちの笑顔を思い出して無性に会いたくなった。

風呂を出たら挨拶に行こう。


「だが、調子に乗るなよ。それだけでは魔王として認めない」


シフェルは相変わらず硬い奴だ。褒めたのなんて初めてだ。

まだであって日が浅いが、意外と悪い奴ではないようだ。


「そういえば、聞きたいことがあるんだが」


「いいだろう」


シフェルは腕を組み得意げに答えた。


「あの騎士たちは何者なんだ?」


「そんなことか。ライバースの領主が送り込んだのは聞いているだろう。しかし、同じ鎧の騎士は別の国でも確認している。正体はわからないが、共通しているのは何かの術にかかったように人格が失われていることだ」


「そういえば、戦った騎士の中に前回戦った盗賊がいたが様子が変だった…」


「そうだ。他の地域でも騎士の中が知っている人だったという証言は出ている。鍛えられた兵士ではなく国の民を術で操り戦わせていると僕は考えている。…おかげで数は増える一方で困ったものだ」


溜め息をつくシフェルの言葉には説得力があり実際に現場を見ているのだと確信した。

そして、気になっていた盗賊も操られていたならおかしいはずだ。

他にもいろいろ聞いたが「いい加減にしろ」と怒って風呂を出て行った。


「…本当に良いやつなのか?」


俺も少し遅れて風呂場を後にした。

外にはもうシフェルの姿はなく静かな脱衣所で服を見つけて拝借した。


来た道を戻り宿主のおばさんにあいさつをした。

テーブルには朝食が並べられていて、モナ、シフェル、そしてマキナも食べ始めていた。

マキナに手招きされ渋々と隣に座る。


マキナは楽しそうに座った俺を見つめる。

朝の事を思い出してしまい恥ずかしいのを必死に抑えて朝飯を食べ始める。

だが、マキナは食べ終わったようで手を止めじっと俺を見ている。


「…顔になんか付いてます?」


俺は耐えきれずマキナの方を見るが、不敵な笑みを浮かべるだけで答えなかった。

落ち着かない中、ぎこちない動作で食事を進める。

食べ終わった頃にはモナもシフェルも席を立ち、二人きりにされた。


「…やっと、二人になれたわね」


マキナは、ゆっくりと距離を詰めてくる。

俺は必死に体を遠ざけるが椅子に座っている態勢では限界がある。

ついにマウントを取られ主導権を握られた。もうどうにでもなれ!


「…なんでしょう?」


マキナは俺の口に人差し指を当てる。

そして、ゆっくりと下に進んでいき、首の付け根から縦になぞるようにゆっくりと進む。

胸筋を超え、みぞおちを超え腹筋に差し掛かる。


「…たくましいカラダ。私の好みよ」


そう呟いて顔を耳元へ近づける。


「おねぇさんが手取り足取り教えてあげる。今からどう?」


耳元で甘い声で囁きかける。俺の理性は爆発寸前だ。

さらに追い打ちをかけるように首の後ろに手を回して囁く。


「…私じゃ、いや?」


悪魔か天使か。恐ろしい威力を放つ甘え顔は俺の理性にとどめを刺した。

もう本能の赴くまま女性を襲う野獣と化した瞬間、凍てつく殺気と底知れぬ恐怖が襲った。


「…残念。さっきから隙だらけよ」


そう言ったマキナは気付くと俺の後ろにいて首元にナイフを突きつけていた。

何が起きた?俺は何でマキナにナイフを突きつけられてるんだ?


「なっなんで!」


「フフフッ。私の色仕掛けはどうだった?楽しんでくれたかしら」


はめられた?朝の展開からずっと機会をうかがっていた。

俺は何をしていたんだ。

すると、耳元で小さい声でマキナは囁く


「…強くなりたいんでしょ?」


「・・・ッ!!」


それは思いがけない一言だった。

気付くと突きつけたナイフは降ろされ、また向かい合う形になった。


「私が戦い方を教えてあげる。気に入ってるのは本当なのよ?」


状況について行けず、ボーッとする俺を置いてその場を去ってしまった。

少しずつ意識がハッキリしてきて現状を理解する


「…いったい何なんだよ!」


俺は訳も分からぬまま立ち上がりマキナが出て行った宿屋の出口へ向かった。

ここからの過酷な修行など考えもせずに…


最後まで読んでいただきありがとうございます。

キャラ紹介が欲しいという意見がありましたので次回はキャラ紹介にします。

マキナの修行までは少々お待ちください。

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