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元中二病患者が異世界の救世主に選ばれました  作者: 終夜 闇
第2章〜最高の未来へ〜
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第9話〜タイムリープの果てで〜

この感覚も3度目となると慣れてきた。

このループは何回続くのだろうか、もうこの感覚を味わうのは嫌だ。


意識が覚醒する…………



「………………うッ!…………」

吐き気がする。

もうやめたい、けど助ける。俺はそのためにこのスキルを手に入れたと思っている

そしてまた…………


戻ってきた



4月11日8時36分

ーーーーーーーーーーー





俺はベットの上で起きた、と言うかこれからどうすればいいか分からない。

分かってる事を整理しないと


9時30頃にエレボスの襲撃がある事

イシスが俺にスキルポイントをくれた事

麗と蒼華が外にいる事

だけだ

これだけだと何も出来ない。

情報が少なすぎる、分からない何故攻めてくる?何故殺す?イシスはなんなんだ?何故俺に与えた?というかどうやって?

分からなすぎる分からなすぎる!

俺は何をすればいい!戻ってきて結局死ぬのを見届けてまた戻るのを繰り返すのか?

だめだ何も思いつかない。

とりあえずイシスに会うのがいいか………





ーーーーーーーーーーーーー


とりあえずイシスに全て話した


「キョウマ大丈夫?」

「いやダメだ」


ダメに決まってるだろ。大事な仲間が殺されてるのを何度か見てるのに


「キョウマ、あんまり無理しないほうが良いと思うよ」

「え……?」


まさかイシスからこんな言葉が聞けるとは思わなかった、と言うかこいつってこんなキャラだったか?まぁいいや


「正直俺はもうやめたいくらいだ……ははは」

「じゃあやめたら?」

「なんで苦しむの?なんで私たちを助けようとするの?それを見てたりしてる人の気持ちわかる?もうやだ、私の仲間たちがどんどん苦しみ足掻いて消えて行くのはもうたくさん!だから……やめたいならやめて……」


イシスは過去に何かあったのか?そこが気になったがまさかこんなに言われるとは思わなかった。イシスがこんなに俺の事を考えてくれていたなんて

俺は決心がついた。こんないい奴助けない訳がない


「よし!決めたぞ!」

「……え?何が」

「イシス!スキルポイントくれ!できるなら」

「え?なんで……まぁ…………スキルポイントあげるぐらいなら……できるけど……」

「できるのか!」

「まぁね」


そう言って嫌な顔をしてた、何故だか知らないけど、スキルポイントを貰えるなら!出来ることが一つある!


「でもなんで欲しいの?」

「お前から貰ったポイントでまた1時間前に遡れば!」

「……なるほど…………分かった、それで何度も戻る気でしょ。しょうがないあげるよ、ただし昔に行ったらまた同じことしなさい、できるだけ時間を多くする事、昔の私には過去から来たってだけで信じると思う。じゃ、あげるね」


【スキルポイント5を手に入れた】


「あまり無理しないでね」

「ありがとう!イシス!必ず救って見せる!」

「うん、頑張ってね」

「じゃ、じゃあな」

「うん」


そういって俺はタイムリープを使った

最後に何か聞こえた気がした


「キョウマ!私、あなたーーーー」


それから俺は過去のイシスからスキルポイントを貰っては戻ってを繰り返してなんとか4月10日まで戻った。




4月11日8時53分→4月10日22時53分

ーーーーーーーーーーーーーーーーー



もう13回目のこの感覚だった。

もう慣れたと言うかこれが当たり前になってきた気がする。

遂に俺は麗もまだこの宿にいるところから6時間前に来れた。

これで皆んなを助けられる希望が見えてきた。


意識が覚醒する……………



「………うッ!」


また戻ってきた、ここからが本番だ

俺はすぐにベットから抜け出した



ーーーーーーーーーーーーーーー



『食堂』





「………というわけだ…」

「なるほどね」

「うーん……信じられないですが」

「………なるほど……それは興味深い……デス」


みんなには全てを話した。これまで何度も同じ事を話してきたのでさすがに疲れた。もう休みたい気分だか休めない理由があるからダメだと自分に言い聞かせる


「そこで俺はどうすればいいかとみんなに意見を貰いたい」

「まぁ、できることと言えば何だろうね?」

「とりあえず、エレボスさん?とか言う人を倒すのが最終目標ですよね」

「…………世界の終わりか……クックック」


もう麗が何いってるか良く分からないです!

というわけで最終的に纏まった事があった


エレボスを本気で倒すと。


まず蒼華は連続切りがあるので大丈夫

麗は中二病スキルで相手は魔法を使えない空間にするのと回復をする

麗を守るのを俺が行う

そしてイシスは

まずステータスがわからなくて見せて貰った





ーーーーーーーーーーーーーーー





イシス 超魔法使い Lv34 転生3回

HP.103 MP.280

攻撃力183 防御力215 魔法攻撃力 281 素早さ 128

魔法防御力 301 魔法適正値 500 運.12

【通常スキル】

氷魔法.100 爆裂魔法.28

【裏スキル】

神の心得.100 超魔法.38

余りスキルポイント.5


「「「……………」」」


何故今までこいつは死んだいたんだ?こいつ裏スキルもすげーしと言うか神の心得とかなんだよ!知らねーよ!魔法関係もほぼトップクラスだし、転生3回目だと?ふざけてるだろ

というか転生がこの世にあった件について


「………今まで言わなくてごめん!けど隠してた訳じゃ……」

「いや良いですよ、強いのにそんなに謝らなくても……」

「…………怖いがすごいぞマスター……」

「マスターとか恥ずかしいからやめてw」

「お前なんで今まで死んだんだ?」

「私焦りやすいからね…」

「「「あっ!なるほど」」」

「はもるな!!」


なんとこいつは単なる脳筋だった、だかこんなに強いのなら全然良い



ーーーーーーーーーーーー


と言うわけでイシスは魔法で無双をする。という役割になった。

これでパーティーメンバーの役割が決まった訳だ!明日こそエレボスをぶっ潰す!


「良し!明日の朝6時!宿の前に集合!みんな朝ごはんを食べてくるように!」

「「オッケー!」」

「………デス……」


こうして俺らは解散した。やっと攻略できそうな気がする。

こんな風に俺ができたのもあのイシスの言葉のおかげかな?これがきっかけであの3人とも仲良くなれるかな?とふと後ろから


「俺が忘れられている気がするさ〜」

「え?」


そこにいたのはアナスタシアだった

読んでいただきありがとうございます!

感想などよろしくお願いします!

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