ログハウスって雪山にあるイメージがするけど絶対そのなかでお茶飲んだら美味しいですよね。
「うーん・・・うん?」
酷く体がだるい。目も開けたくない。
あぁ、なんというか。
連休明け初日の仕事帰りの中の電車の様な疲れ。
とりあえず寝返りだ。寝返りって体を起こそう。
せーの、ゴロッ・・・ドスン!
「ぐえっ」
どうやらここのベットは狭いようだ。
ん?ベット?
まだだるい感じの残る体をゆっくり起こし、辺りを見渡す。
んー、これはこれは。
典型的なログハウス。
温かみのある素晴らしい家だ。
私、好きです。こんな家。
ガチャッっと音がして近くのドアが開く。
「お、起きたかー。おはよう!」
「んぉ?おじゃましてまふ」
いかん。ろれつが回らない。
「あらあら。とりあえずお茶でも飲んでゆっくりしなよー。」
見た感じ人間の女の子、人間で言うと18位か?
だが人間じゃない。角が生えている。
服は・・・よくわからないがチャイナ服っぽい?
・・・コスプレ?
「キミ、どこから来たのかなー?」
んな事言われても知らんがな。
「えーっと・・・私はー、えー、」
困ってる時って良く【えー】が出るよね、
今がそう。
「あー、ごめんねー。 とりあえずどうぞー。」
差し出された茶色く透き通る飲み物。
うーろんてぃー、烏龍茶。
「いただいまふ」
ろれつが回らん。
しかしまぁ、色々な事があるもんだ。
目の前には角が生えた女の子。
今飲んでいるのはお茶。恐らくうーろんてぃー。
あたりを見渡せば私の荷物は・・・あぁ、途中で捨てたんだっけ。
これからどうしようかなぁ。
なんて考えてるうちにお茶を飲み干してしまった。
「喉乾いてたみたいだねー。おかわりいるー?」
「あ、大丈夫です!」
よし、かちゅぜちy・・・滑舌はマシになった。
さて、本当にどうしようかなぁ・・・
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うーろんてぃー。美味しいですよね。