前髪の話
恥ずかしがり屋の『ゆき』とゆきが大好きな『たか』のお話です。
エロくは無いので、期待しないでください!
ガヤ ガヤ ガヤ
ガヤ
ガヤ ガヤ
ガラガラ___
たか「あ、おはよー!ゆき!」
ゆき「おはよ...」
たか「どしたのー?なんか機嫌悪そうだね、」
ゆき「いや...ちょっと昨日さ、」
たか「うん?」
ゆき「えーっと、髪の毛切り行ったんだけどさ、いつも行くとこが休みだったから、別のとこ行こうと思ってね。」
たか「うんうん」
ゆき「で、なんか考えるの面倒だし、近所の安い所にしたの。」
たか「それで?」
ゆき「そしたらさ、俺の髪やってくれた人が結構気さくな人で、切ってる最中話しかけてくれたの。」
たか「よかったじゃん?」
ゆき「まぁ、話しかけてくれたのは嬉しいんだけど、その人話に夢中になって、俺の前髪、ハサミでざくっと切ってさ、パッツンなったんだよね...」
たか「あぁ~、だからその前髪なんだね、オシャレかと思ってた(笑)」
ゆき「ちげぇよ!俺、デコ広いからパッツンやなんだよねぇ...ちょっとの間このままだし、これ以上切るとデコ出すぎるから、どうしようかと思ってて...」
たか「どうしようもなくない?諦めた方がいいって(笑)」
ゆき「真面目に聞けよな、結構真剣に悩んでるのに...」
たか「前髪ぐらいで悩みすぎだわ(笑)」
ゆき「うっせ、でもマジでどうしよー!このままだと恥ずかしーし!」
たか「ドンマイドンマーイ!」
キーンコーンカーンコーン...
たか「あ、チャイムだ。そろそろせんせー来るぞー」
ゆき「うーん...」
たか(結構可愛いし、似合ってると思うんだけどなぁ...)
~ 放 課 後 ~
ゆき「たかー、帰ろー」
たか「おー、ちょっと待ってー」
ゆき「はやくー」
たか「はいはーい、よっし!お待たせー」
ゆき「おう、帰るぞ」
たか「うん!で、それ今日いじられた?(笑)」
ゆき「ん?前髪のこと?」
たか「そうそう、みんなになんか言われなかった?」
ゆき「言われたー、どうしたのー?とか、ダッサーとか、めっちゃ笑われたし...」
たか「だろうねー、今見ても面白いもん(笑)」
ゆき「ウザー、お前もなってみろよ、かなり恥ずかしいぞ?」
たか「えー、やだー(笑)」
ゆき「はぁ...学校行きたくねぇー、この前髪やだわー」
たか「はいはい、あ!俺、今日寄るとこあったわ!先いくね!」
ゆき「おう、また明日なー」
たか「バイバーイ!」
~ 次 の 日 ~
ガヤ ガヤ ガヤ
ガヤ
ガヤ
ガラガラ___
ゆき「あ、たか、おはよ...って、どうしたのそれ...?」
たか「んー?おそろいー(笑)」
ゆき「はぁ?お前馬鹿だろ...」
たか「そう?意外と似合ってない?」
ゆき「似合ってねぇーよ、このパッツン、」
たか「ハハ、ゆきもでしょ(笑)」
ゆき「そうだけど...お前までしてくることないだろ、」
たか「だって、ゆきが嫌だーって言ってたから、俺と一緒なら少しは楽かなーとおもって?」
ゆき「なんだよそれ、」
たか「俺とおそろいとか、いやだった?」
ゆき「別に...ありがと//」
たか「フフッ、どういたしまして~」
~ 完 ~
お読みいただきありがとうございます!
BLと言うか、ただの友情にも見えなくはないですよねw
これは、前髪のパッツンの同級生が居たので、そこから妄想を膨らませました!
こんな感じのゆる~いBLを書いていきたいと思います!
ありがとうございました!!