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伝説×始まり
暖かな風が吹く
-1羽の鳥は蒼く澄んだ大空の如しー
ー何事も受け入れ広がり続ける蒼天の煌めきー
ー1羽の鳥は紅く辺りを照らす太陽の如しー
ー痛み苦しみを背負い燃え盛る炎の煌めきー
ー2羽の鳥が混じり合う時ー
ー世界に訪れるわ混沌と希望ー
ー西暦xx年 賽は投げられるー
曇天の空に彼らの声が
響いたかのように一筋の木漏れ日が射す
降り続いていた雨は収まり辺りは静寂とかしていた
彼は背負った剣を抜く
悲しげな瞳は全てを悟ったかのように
それでも信念を貫く事を決めていた
彼は拳を握る
真っ直ぐに見据えるその目の先には
背負ってきた痛みと約束の結末があるから
「ここは行き止まりだ」
「おかしいな、ここは一方通行のはずだぜ」
もう誰も彼らを止められはしなかった
痛みと悲しみと絶望
彼等は共に背負っているのだ
自分が守らなければいけないと
暖かな街を、豊かな暮らしを、明るい未来を
彼は戦う、大切な国と1人の少女を守る為
彼は戦う、亡くなった国と1人の少女の夢の為
これは例えばの話しだけど
僕が語るのはそんな御伽噺